
Gordan Nikolić指揮
Netherlands Chamber Orchestra(オランダ室内管弦楽団)
Thomas Oliemans (Br), Gal James (S)
2013年録音
レーベル:Challenge Classics
演奏



(評価は5つ星が満点です)ショスタコーヴィチの第14番交響曲は管楽器を含まない弦楽5部と打楽器、そしてバス(バリトン)とソプラノ独唱者に拠る楽曲で、その弦楽はWikiにはヴァイオリン10、ヴィオラ3、チェロ3、コントラバス2と記述されています。
室内管での演奏が本来合致する楽曲なのですが、とくにこの演奏は編成の小さな弦楽陣の見通しの良さとアンサンブルの緻密さが印象に残ります。
緊張感も高くショスタコーヴィチ後期の作品の難解さも緻密な描き出しで分かる易く聴こえるような気がします。
ソプラノのガル・ジェイムズは、初めは少し声を張り上げすぎとも思えましたが、聴き進めるに連れ違和感はなくなり、バリトンのトーマス・オリーマンスも太さに物足らなさが当初はありましたが、これも次第に心地よく感じられます。
かなり静寂を意識した演奏に思えますが、その分、多彩な打楽器群の響きが浮き彫りになっていると思います。
録音



(評価は5つ星が満点です)SACDハイブリッド盤です。
そのフォーマットらしい自然さが感じられる録音ですが、コントラバスやタムタムの響きには少し音の輪郭の甘さを感じたりはします。
しかし歌唱者へのフォーカスは十全で、弦楽陣の響きにも艷やかでなめらかな光沢感があり、ウッド・ブロックやシロフォンの硬質な木の感触が掴める響きなどはかなり魅力的に聴こえます。
編成の小さなオーケストラであることがとても分かりやすい見通しの良さは、SACDフォーマットならではと言ってよいかと思います。
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