20150413


John Eliot Gardiner指揮
English Baroque Soloists(イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
Monteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団)
Brigitte Geller (S), William Towers (C-T), Mark Padmore (T), Julian Clarkson (Bs)

教会カンタータ 第 12番『泣き、嘆き、憂い、慄き』 BWV12
教会カンタータ 第103番『汝ら泣き叫ばん』 BWV103
教会カンタータ 第146番『われらあまたの苦難をへて』 BWV145

ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるバッハ教会カンタータ全集のDisk17です。(全集は56枚組みBox)

Disk1 教会カンタータ 第 63番 / 第191番
Disk2 教会カンタータ 第143番 / 第41番 / 第16番 / 第171番
Disk3 教会カンタータ 第153番 / 第58番 / 第65番 / 第123番
Disk4 教会カンタータ 第154番 / 第124番 / 第32番
Disk5 教会カンタータ 第155番 / 第 3番 / 第 13番
Disk6 教会カンタータ 第72番 / 第73番 / 第111番 / 第156番
Disk7 教会カンタータ 第26番 / 第81番 / 第14番 他
Disk8 教会カンタータ 第83番 / 第82番 / 第125番 / 第200番
Disk9 教会カンタータ 第144番 / 第84番 / 第92番
Disk10 教会カンタータ 第18番 / 第181番 / 第126番
Disk11 教会カンタータ 第22番 / 第23番 / 第127番 / 第159番
Disk12 教会カンタータ 第182番 / 第54番 / 第1番
Disk13 教会カンタータ 第4番 / 第31番 / 第66番
Disk14 教会カンタータ 第6番 / 第134番 / 第145番
Disk15 教会カンタータ 第150番 / 第67番 / 第42番 / 第158番
Disk16 教会カンタータ 第104番 / 第85番 / 第112番もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

このDisk17は比較的厳かな雰囲気の楽曲が集められているように感じます。
とても清澄な合唱が美しく感じられるモンテヴェルディ合唱団、今更ですがバッハの教会カンタータ全集を選ぶに際して、ガーディナーのものを選んだ事に間違いはなかったと満足できます。
このアルバムもアルトはカウンター・テナーですがウィリアム・タワーズの歌唱に違和感は全くなく、男声ならではの賜物か、テノールとのデュエットでも心なしか融和性が高いようにも思ったりします。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ややマットな印象はあるものの、いつもながらの素晴らしい録音だと思います。
ソリストへのフォーカス感は良好ながらも浮いた感じではありません。
何よりも左右に美しい広がりを見せる合唱が、個々人の表情が見えるかのような精緻さで再現されている事に録音品位の高さを感じます。
器楽の音色にも良好な音の輪郭が感じられ、演奏同様に高いレベルをどのDiskでも実現していると思います。

現在、ボックス・セットはHMVでは取り寄せ不可のようですが、Amazonでは購入出来るようです。
J.S.バッハ : カンタータ全集 ~ 巡礼 (2000) (Bach Cantatas / .../SDG
¥38,435
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残念ながら単独のアルバムは既に廃盤で入手できないようです。