20150506-2

John Eliot Gardiner指揮
English Baroque Soloists(イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
Monteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団)
Joanne Lunn (S), Daniel Taylor (C-T), Paul Agnew (T), Panajotis Iconomou (Bs)

教会カンタータ 第 44番『かれらは汝を追放せん』 BWV44
教会カンタータ 第150番『主よ、われ汝を仰ぎ望む』 BWV150
教会カンタータ 第183番『彼ら汝らを追放せん』 BWV183
モテット『おそるるなかれ、われ汝とあり』 BWV228

2000年録音
レーベル:SDG

ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるバッハ教会カンタータ全集のDisk21です。(全集は56枚組みBox)

Disk1 教会カンタータ 第 63番 / 第191番
Disk2 教会カンタータ 第143番 / 第41番 / 第16番 / 第171番
Disk3 教会カンタータ 第153番 / 第58番 / 第65番 / 第123番
Disk4 教会カンタータ 第154番 / 第124番 / 第32番
Disk5 教会カンタータ 第155番 / 第 3番 / 第 13番
Disk6 教会カンタータ 第72番 / 第73番 / 第111番 / 第156番
Disk7 教会カンタータ 第26番 / 第81番 / 第14番 他
Disk8 教会カンタータ 第83番 / 第82番 / 第125番 / 第200番
Disk9 教会カンタータ 第144番 / 第84番 / 第92番
Disk10 教会カンタータ 第18番 / 第181番 / 第126番
Disk11 教会カンタータ 第22番 / 第23番 / 第127番 / 第159番
Disk12 教会カンタータ 第182番 / 第54番 / 第1番
Disk13 教会カンタータ 第4番 / 第31番 / 第66番
Disk14 教会カンタータ 第6番 / 第134番 / 第145番
Disk15 教会カンタータ 第150番 / 第67番 / 第42番 / 第158番
Disk16 教会カンタータ 第104番 / 第85番 / 第112番
Disk17 教会カンタータ 第12番 / 第103番 / 第146番
Disk18 教会カンタータ 第166番 / 第108番 / 第117番
Disk19 教会カンタータ 第86番 / 第87番 / 第97番
Disk20 教会カンタータ 第43番 / 第37番 / 第128番 / 第11番もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

彼らの全集には今まで聴いてきた経験から、どうしても高いレベルのものを最初から期待していますので、その意味では少し厳しい目の星3つなのかも知れません。
ややソリストが張り切りすぎの様相で、それは合唱でさえもソプラノパートなどが声を張り上げているようにも聴こえ、折角の穏やかな朗らかさが好ましいスタイルをすこしばかりですが阻害しているかのようです。
オーケストラの演奏にも何となくピリっとした所が少し減じている印象がありますが、今までの高いレベルの演奏と比べた場合であって、一般の演奏としては問題があるような範囲ではないと思います、

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

演奏の印象が少し悪いのは録音に起因するのかも知れません。
録音に関しても決して問題があるとかではないのですが、ほんの少しソリッドな響きに感じられ、ソリストへのフォーカス感が高すぎて、背景の木管群やチェンバロが影薄く感じられます。
その割にヴァイオリンの量感は高く、全体的なバランスが余り良くない印象です。
残響成分が高くはないのに響きの交差感、見通し感に従来の録音と比べると聴き劣りを感じますが、演奏同様、他の一般の録音と比べて殊更劣るようなものではありません。

現在、ボックス・セットはHMVでは取り寄せ不可のようですが、Amazonでは購入出来るようです。
J.S.バッハ : カンタータ全集 ~ 巡礼 (2000) (Bach Cantatas / .../SDG
¥38,435
Amazon.co.jp

Disk21に収められた楽曲を含む2枚組CDはHMVでも取り寄せ可能のように掲載されています。
(下記画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)

20150423

Marc-André Hamelin (p)

ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h)
ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333(315c)
ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K.545
ピアノ・ソナタ 第 4番 変ホ長調 K.282(189g)
ロンド イ短調 K.511
幻想曲 ニ短調 K.397

2013年録音
レーベル:Hyperion

マルカンドレ・アムランによるモーツァルトのピアノ・ソナタ集2枚組CDのDisk2です。
Disk1 ピアノ・ソナタ 第18番 / 第 5番 / 第12番 / 第17番 他もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

清潔感がありながらも、天衣無縫なモーツァルトを感じさせてくれる演奏です。
モーツァルトのピアノ・ソナタの芸術性の高さを再認識させてくれるかのようなアムランの演奏には、抑制が効いてはいるものの、窮屈さや鼻に付く学究肌の匂いはありません。
最後に演奏される幻想曲は、ソナタとは異なり、積極的で叙情的なアプローチで、指さばきの華麗さも魅せますが、それはそれでこのアルバムを締めくくるに効果的だと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

乳白色のピアノの白鍵が見えるかのような雰囲気がある録音です。
低音などの響きは穏やかだと思って聴いていましたが、最後の幻想曲などはアムランの情感豊かな演奏スタイルもあって、ピアノの太い巻線の震えが感じられるような場面もあります。
左右への響きの広がりもタッチの強弱に合わせて自然に展開します。
やや硬質感はありますが、それが却って清潔感のあるアムランの音色を引き立てている好録音だと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)
20150505

Paul Dombrecht (ob), Marcel Ponseele (ob), Danny Bond (fg),
Chiara Banchini (vn), Richte Van der Meer (vc), Robert Kohnen (cemb)

トリオ・ソナタ 第 1番 ヘ長調ZWV181-1
トリオ・ソナタ 第 2番 ト短調 ZWV181-2
トリオ・ソナタ 第 3番 変ロ長調 ZWV181-3

1988年録音
レーベル:Glossa Cabinet

ゼレンカのトリオ・ソナタ全集のDisk1です。(全集は2枚組CD)

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ボヘミアのバッハと称され、J. S. バッハ自身も高く評価していたゼレンカ、その楽曲はバロックの保守本流的な様相ですが、朗らかな華やかさと美しい構成感は、未だメジャーな作曲家として広くは認知されていないことが疑問に思える程です。
演奏は緻密ですが楽しげなアンサンブルで、楽曲妙を浮き彫りに披露しています。
明朗で美しい各楽器の響きは特筆できる演奏だと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

音圧レベルはやや高めの録音ですが、その音圧が演奏に生気を与え、時々聴こえてくるキーの音やブレス音が音場全体に高い実在感をも与えています。
左右への広がりも程よく、定位も決まっていますが、響きも巧くブレンドされている印象です。
穏やかな音の立ち上がりではありますが、それはゼレンカの楽曲に似つかわしく、綺羅びやかさにも刺々しさのないマイルドな心地よさがあります。
決して音の輪郭が滲んでいるわけではなく、音響的にも優れた録音だと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)