20150512

Oslo Philharmonic Orchestra(オスロ・フィルハーモニー管弦楽団)

フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
Alan Buribayev指揮
Per Flemstrøm (fl), Birgitte Volan Håvik (hrp)

オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
Arvid Engegård指揮
Pavel Sokolov (ob), Leif Arne Pedersen (cl),
Per Hannisdal (fg), Inger Besserudhagen (hr)

2012年録音
レーベル:Lawo Classics

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

僅かながらにゆったりしたテンポで進められる演奏には、良い意味でのふくよかさがあるように感じられ、鮮やかさや疾走感はありませんが、ゆったり聴ける雰囲気です。
ソリスト達に関しては良くは分からないのですが、余り存在感を強調しない演奏で、ハープに至っては控えめと言って良いかも知れません。
それはオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンが入れ代わり立ち代わり主役を務める協奏交響曲でも同様で、悪く言えばソリストに華が無いのですが、その分、オーケストラとの融和性は高いように思えます。
ただ、このアルバムに収められているような楽曲は、もう少し溌溂として切れのある演奏の方がキャッチーですし、私は好きなのですが、演奏そのものは丁寧でアンサンブルも整っていると思います。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

北欧のオーケストラらしい凛とした空気感ではなく、木質系の温かみさえ感じる音場を形成している録音だと思います。
定位は良いのですが、ソリスト達へのフォーカス感は高くなく、その分オーケストラとの響きの融合感はあると感じますが、音の輪郭も際立ってはいないので協奏曲としては少し物足りない印象を受けます。
静寂感や左右への響きの広がりに問題はありませんが、奥行き感には少し手狭さを否めないかも知れません。
決して悪い録音に類されるものではありませんが、音響的な楽しさを味わうというよりゆったりと聴くのに相応しい録音と言えると思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)
音楽を楽しむ際に、ただ漫然と流して聴くのではなく、ちゃんとした聴取記録を残したいと思い始めたブログです。
しかしかなり前からですが、毎日更新する事に拘りすぎていたように思えます。

継続する事の大切さはあるとは思いますし、まさにその事を意識して毎日の更新を行っていましたが、誰に課せられた訳でもないのに、気がつけばブログの毎日更新が義務のようになり、かなり無理をして音楽を聴く時間を作り、ブログを更新してきた気がします。

また音楽CD(SACD)をリリースする事はとても大変な作業のように思えます。
演奏者自身や録音エンジニアもそうですが、企画の立案作成、スケジューリングやジャケットの構想や段取りなど、実際に携わった事はないのでが、とても多くの人間がその作成には必要となり多大な時間を費やしているのだと思います。
ブログを毎日更新するためという事もあり、そんな労作を一聴だけしてラックに納めてしまい、再び聴く日は想像もできないほどの先ではないかと思う昨今です。
元々新譜を追いかけて聴くのが好きなので、一聴だけしての消費というスタイルはブログを始める前からそうでしたが、自分自身のためとは言え、記録に残してゆくに際して、一聴だけでの記述というのも何となく失礼な行為のようにも思ったりもします。

勿論、音楽も産業(商売)ですから、どんどん消費される方が作成者としても喜ばしい事かも知れませんが、一聴だけしてラックに納めてしまうとき、いつも思うのは学生時代などは所有CD枚数も少なく、一枚一枚を何度も聴いては演奏を自分なりに掴もうとしていたのに、今は全く違うなと言う事です。
あの頃とは経済環境も異なるのですが、多大な労力の結果としてのCDを大切にしているかという事に対して、少なからぬ罪悪感もなくはありません。

という事で、少しゆっくり音楽を聴く事にします。
毎日更新する事が重要ではなく、直径12cm厚さ1.2mmの小さな媒体に納められた音楽を十分楽しんだ上でブログに記述する事を今後は心掛けたいと思います。
仕事をリタイアしてもブログを続けていれば、それでも毎日更新となるのかも知れませんが、基本的には不定期の更新になると思います。

そうではあっても新譜のCDは何かと気になりますので、未聴のCDの山が高くなってゆくような予感もするのですが、まぁそれも自然に調整されるようになるのかも知れません。

もっと自然体で、そして十二分にゆったりと音楽を楽しみ、そしれそれを記録に残してゆこうと思います。
20150506-3

Thomas Hengelbrock指揮
Deutsche Kammerphilharmonie Bremen(ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)

Voříšek - 交響曲 ニ長調 作品24
Schubert - 交響曲 第 1番 ニ長調 D82

1996年録音
レーベル:Deutsche Harmonia Mundi

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

余りヘンゲルブロクの演奏を聴いたことが無いのですが、アタックが強めなのが特徴なのでしょうか、初めて聴くチェコ作曲家ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(Voříšek, Jan Václav 1791 - 1825)の唯一の交響曲ニ長調の冒頭からそんな印象を受けます。
シューベルトの交響曲も然りで、私には少しアタックがキツすぎるように思えたりもしますが、緩徐部での弦の響きの美しさと謳うかのような音色はとても素晴らしいです。
ヴォジーシェクはシューベルトより6歳年長ですが、まさに彼の生きた時代を感じさせる日のような古典派からロマン派への過渡期の楽曲に思えます。
シューベルトの第1交響曲と合わせて聴くと、その雰囲気の近似性はとても掴み易いです。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

温度感も高く低域の量感もある録音です。
収録されている音圧レベルもやや高めと思われますが、全体的に実際の編成よりもボリューム感のある厚い響きが印象的です。
ただ少し音の輪郭は甘く、量感のある低域にもタイトさが不足しているので、音場の見通し感は今一歩と言えるかも知れません。
左右への響きはワイドに広がっていますが、奥行き感にも少し物足りなさは否めません。
とは言え、決して悪い録音には類されないと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)