
Carducci String Quartet
弦楽四重奏曲 第 4番 ニ長調 作品83
弦楽四重奏曲 第 8番 ハ短調 作品110
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品122
2014年録音
レーベル:Signum
演奏



(評価は5つ星が満点です)HMVの解説に拠ると、カルドゥッチ弦楽四重奏団はイギリスの新鋭クヮルテットとして注目を集めているとの事ですが、とても安定していて落ち着き感のある若さが好ましい演奏だと思います。
ショスタコーヴィチ演奏に私が期待する、触れれば指が切れてしまいそうなほどの緊張感とは一線を画す演奏スタイルですが、深刻ではなくともアンサンブルの妙を遺憾なく楽しめる彼らの表現は素晴らしいと感じます。
特にチェロ、ビオラの存在感が高く、低音好きの私にはかなりの好感触でもありますが、突出しているわけでもなく、全体的なアンサンブルのまとまりに乱れや齟齬はありません。
確かに第8番などでは、強奏時の表現が少し荒削りだったり、弱音時の安定感に物足りなさはあるものの、今後全集を予定しているカルドゥッチ弦楽四重奏団のリリースはとても楽しみです。
録音



(評価は5つ星が満点です)瑞々しさがある木質系の響きが素晴らしい録音です。
定位も良く、個々の楽器の音の輪郭も、豊かさが感じられながらも滲みはなく、弦楽四重奏としての響きの融和も高いと感じられます。
演奏同様に鋭敏さはなく、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲をリラックスして聴ける仕上がりになっていますが、それでも音響的にも高い満足感が得られる録音だと思います。
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