20150419

Edward Gardner指揮
BBC Symphony Orchestra(BBC交響楽団)

ブリテンの即興曲によるインプロヴィゼーション 2013年録音
チェロ協奏曲 2014年録音
Paul Watkins (vc)
交響曲 第 2番 2014年録音

レーベル:Chandos

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

1974年生まれのエドワード・ガードナーは、まだ若手と言われる世代かと思われますが、昨今の若手演奏家の例に漏れずとても素晴らしい指揮者だと思います。
洗練された響きをBBC響からしっかりと引き出しており、特に冒頭のブリテンの即興曲によるインプロヴィゼーションにそれを感じます。
チェロ協奏曲も交響曲第2番も同様の傾向ですが、チェロ協奏曲にはもう少しソリストに存在感が欲しい気がします。
とは言えウォルトン、私にとっては未だ掴めない作曲家の一人ではあります。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

SACDハイブリッド盤です。
自然な奥行き感、適度な潤い感が感じられる音場形成です。
音響的な愉悦感が高いとは言えませんし、チェロのワトキンスにその傾向が無いのか、協奏曲でのフォーカス感も十全とは言えませんが、大きな物足りなさはありません。
左右への広がりや低音の波動など、こちらも少し控えめかとも思えますが、洗練されているオーケストラの響きを十分楽しめる録音だと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)
20150413

Andreas Bach (p)

3つの練習曲 作品18 BB89 Sz.72 2010年録音
トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ BB69 Sz.55 2010年録音
ピアノ・ソナタ BB88 Sz.80 2008年録音
7つのスケッチ 作品9b BB54 Sz.44 2010年録音
舞踏組曲 BB86 Sz.77 2010年録音

レーベル:Hänssler

アンドレアス・バッハによるバルトークのピアノ独奏曲全集のVol.1のDisk2です。
Vol.1は3枚組CDです。
Disk1 戸外にて / 10の易しいピアノ小品 / 3つのブルレスク 他もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

バルトークに私自身が少し慣れてきたのか、或いはアンドレアス・バッハの演奏が良いからか、楽曲の面白さが掴みやすく聞こえます。
激し目の楽曲が多いようにも思えましたが、乱雑な印象を全く受けない丁寧さ、知性が感じられるバッハのピアノ、それは或る意味バルトークの楽曲にはとても似つかわしいのかもしれません。
やはりクールなフリー・ジャズの雰囲気はありますが、アヴァンギャルドな印象ではなく、その背景にはバロック音楽のような様式美が隠れているかのように思えます。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

わずかにマットな印象はありますが、見通し感や音の粒立ちはとても良い録音です。
音場の広がりはピアノ独奏曲としては自然な範囲で、派手な低音弦の波動などを感じる事は無いのですが、その実、実際に生で聴くとこんな雰囲気ではないのかと思える実在感があったりします。
楽曲により録音年に隔たりがありますが、統一された音響結果となっています。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)
20150416

John Eliot Gardiner指揮
English Baroque Soloists(イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
Monteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団)
Robin Tyson (C-T), James Glichrist (T), Stephen Varcoe (Bs)

教会カンタータ 第166番『汝はいずこに行くや』 BWV166
教会カンタータ 第108番『我、去りゆくは汝らの益なり』 BWV108
教会カンタータ 第117番『至高の善に賛美と栄光あれ』 BWV117

ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるバッハ教会カンタータ全集のDisk18です。(全集は56枚組みBox)

Disk1 教会カンタータ 第 63番 / 第191番
Disk2 教会カンタータ 第143番 / 第41番 / 第16番 / 第171番
Disk3 教会カンタータ 第153番 / 第58番 / 第65番 / 第123番
Disk4 教会カンタータ 第154番 / 第124番 / 第32番
Disk5 教会カンタータ 第155番 / 第 3番 / 第 13番
Disk6 教会カンタータ 第72番 / 第73番 / 第111番 / 第156番
Disk7 教会カンタータ 第26番 / 第81番 / 第14番 他
Disk8 教会カンタータ 第83番 / 第82番 / 第125番 / 第200番
Disk9 教会カンタータ 第144番 / 第84番 / 第92番
Disk10 教会カンタータ 第18番 / 第181番 / 第126番
Disk11 教会カンタータ 第22番 / 第23番 / 第127番 / 第159番
Disk12 教会カンタータ 第182番 / 第54番 / 第1番
Disk13 教会カンタータ 第4番 / 第31番 / 第66番
Disk14 教会カンタータ 第6番 / 第134番 / 第145番
Disk15 教会カンタータ 第150番 / 第67番 / 第42番 / 第158番
Disk16 教会カンタータ 第104番 / 第85番 / 第112番
Disk17 教会カンタータ 第12番 / 第103番 / 第146番もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

オーケストラ、合唱の演奏の美しさはいつもながらなのですが、やはり私はカウンター・テナーが苦手に感じるところがあり、ロビン・タイソンの歌唱はその典型とも言えます。
心なしかテノールでさえも少しオペラっぽく歌っているように感じられ、バッハのカンタータには余り似つかわしくないように思えます。
清涼感のある楽曲を丁寧に演奏している印象ですが、やはりソリストの好みが大きく評価を左右しますね。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音の素晴らしさは今まで聴いてきたアルバムと相違がありません。
左右に広がる音場には、少人数ならではの良好な見通し感が備わり、ソリストへのフォーカスもしっかりとしていますが浮いた感じはなく、その表情が見えるかのようです。
器楽の音色にも明瞭な音の輪郭があり、古楽器の響きの美しさを堪能できます。

現在、ボックス・セットはHMVでは取り寄せ不可のようですが、Amazonでは購入出来るようです。
J.S.バッハ : カンタータ全集 ~ 巡礼 (2000) (Bach Cantatas / .../SDG
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Disk18に収められた楽曲を含む2枚組CDは残念ながら廃盤です。