回路の部品がパターン図上に配置されていない,回路図を直してても部品が追加されないなど,
回路図とパターン図が同期されていないことがある。
たいがい,回路図を開いたときにパターン図を開かないで設計したときに起きる。
そんな場合,まだレイアウトしていないのなら,パターン図のファイルを削除して
回路図から再度 Boardでパターン図を開くとよい。
回路の部品がパターン図上に配置されていない,回路図を直してても部品が追加されないなど,
回路図とパターン図が同期されていないことがある。
たいがい,回路図を開いたときにパターン図を開かないで設計したときに起きる。
そんな場合,まだレイアウトしていないのなら,パターン図のファイルを削除して
回路図から再度 Boardでパターン図を開くとよい。
部品番号を振りなおす。C2, C5, C100 => C1, C2, C3
回路図で振りなおす場合,
run renumber-sch.ulp (.ulpは省略可)
ボード図で振りなおす場合,
cmd-renumber.ulp
未配線をズームする。
run zoom-unrouted.ulp
http://www.cadsoftusa.com/download-eagle/?language=en
よりUser Language Programs (ULPs)を選択して,search for ULPにキーワードを
入力しダウンロード。保存先はEAGLE インストールファイルのulpフォルダ
パーツリスト,Valueを表示する
run bom.ulp
Nameを置換する。 LED1, LED2 => LED_3MM1, LED_33MM2
run change-prefix-sch.ulp LED LED_3MM (回路図)
Netの名前を変える。N$1, N$2 => N$101, N$102
run renamnet-suffix.ulp (回路図)
Net suffix にNetの後に続く文字を入力する。
部品番号を開始番号から振りなおす。 C1, C2, C3 => C100, C101, C102
run renumsch-at-starting-num.ulp (回路図)
安く作るには,ポジ感光基板がいい。専用のものが販売されている。
両面基板も作れる。(ただし,スルーホールが大変)
関心があったら調べてみてください。
あとは加工機をつかう。
http://www.originalmind.co.jp/products/kitmill_cip
など。
もうひとつは基板製造会社にデータを送る方法。
たとえば,P板.comとか。ガーバーデータに変換して依頼する。
EAGLEでのガーバーデータ出力方法の説明がH.P.にある。
ダウンロードしたCAMプロセッサーを使ってデータ出力することになる。
画面はシルクデータのタブだ。右側のリストで灰色になっているレイヤーがシルク印刷される。
初期設定だと27 tValueが選択されていないかもしれない。抵抗値などが印刷されないのだ。
クリックして選択しよう。
無料ビューアーCADLUS Viewerがダウンロードできるので利用するといいだろう。
配置が終わったら最終作業,配線だ。
手動でも配線できる。手動の場合,Routeボタンを使う。
配線が背面(16 Bottom)か,前面(1 Top)を選択して,配線の太さを指定する(青矢印。mm. inch注意)
つながっていればどこへでも配線することができる。Showを使ってハイライトされている箇所を
左クリックしながらドラッグして配線してみよう。配線の追加もできる。Wireを使う。
実はEAGLEには自動配線機能が備わっている。Autoボタンだ。設定は
・配線が片面か両面か(Auto)
・線の太さは(メニュー Edit-Net Classes ※1重要)
以上は必須。(default値をつかってもいいけどね)
手順としては,Auto後に,Ripupを使って配線解除して手動配線だろう。
太さ(width),配置面(Layer)はInfoで変更できる。
最後にベタアースの作成。ノイズ対策のためなど。Polygonを使う。
NameでGNDに変更することを忘れない。これもAutoで自動パターン化できる。
配線を全部解除したい場合は緑矢印にripup;と入力してEnterキーを押す。
前回同様,ボタン関係は青字で表記。自身で調べてください。
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※1 太さの単位はmilになっているが0.2mmと手入力してもいい。
まずは作った部品で回路パターンを作る。つなぐ部品はライブラリのcon-harting-mlから,
ML34を選んでみよう。Packageはどれでも構わない。
回路図にML34x1,作った部品x2を配置したら配線する。ML34片側の2pin未配線にする。
井上 誠一さんのホームページを参考にしてください。
プロジェクトの作成
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle03.htm
配置,配線の方法は自分で調べてください。井上 誠一さんのホームページから,
配置
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle04.htm#1-1
配線
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle05.htm#1
注意点を2つ,
・配線の交差。交差していてもつながっていない。つなげる場合はJunctionボタンを使う
・配線の未接続。回路図上でつながっているように見えても実際はつながっていないことがある。※1
配線したらパターン図作成画面に移って部品を配置しよう。
白い枠(Dimension)は基板の外形になるので,配置に合わせて大きさを変えると良い。
外形寸法はInfoボタンを使ってLengthで確認しよう。Gridでの寸法単位(mm, inch)を間違えないこと。
配置の通りに基板は作られることになるが,部品や固定のねじ穴の位置が知りたい。
これもInfoボタンで知ることができるし,また変更もできる。※2
ちなみに,固定のねじ穴はHoleボタンを使う。InfoでDrillにサイズを入力する。
(穴をGNDにしたい場合は回路図に戻ってHolesライブラリのMOUNT-PAD-xxxxを使う)
今回ボタン関連は青字で表記した。詳しい説明ほとんどはしていないので自身で調べてください。
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※1 Wireで配線より,netがいいらしい。
つながっているかどうかはMoveで部品を動かしてみるという方法もあるが,
Show(目玉ボタン)で配線をクリックすると部品のピンや機能がハイライトするかどうかで
確認する方法もある。
※2 Wireの場合From, to,部品の場合Position。いずれも原点は左下(Markの位置)
Deviceを作成する。ライブラリの作成はこれで最後。
前回同様,以下を参考にしてください。
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle12.htm#2-11
これの作業はSymbolとPackageを組み合わせて部品にすることだ。
回路とパターンの関係(つながり方)を指定する。
部品ができたら実際に回路図に落とし込んでみよう。addボタンを使う。
もし,ライブラリが見つからなかったら,Contol Panelからライブラリのフォルダを開いてみて,
矢印のようにアクティブでなければ,クリックしてアクティブにする。
次にPackage作成の説明をする。
Packageボタンを押して,やはりNewの欄に適当な名前を入れ,OKボタンを押す。
Display On,Size 0.2 inchとする。(inchをmmに変更すると5.08になるよ)
OKボタンを押して緑矢印のPadボタンを選択。
Padの形を選択して,直径(Diameter),Drill(ドリルサイズ)を入力する。
※注意 Grid設定でinchを選択するとサイズもにinchになるので気をつけること。
あとはGridの交点に配置するだけ。
配置順にP$1, P$2というような名前がつけられるので順番に配慮する。
もう一度,Symbolに戻りCON-2X16を選択し,「i」印のボタンInfoを押して緑の丸(ピンという名称)を
クリックしてみよう。情報画面が現れる。左上の丸はNameが1,右上が2になっているはず。
PackageのPadもInfoボタンで情報を見ることができるのでSymbolのNameに倣おう。
(べつに倣わなくてもいいのだが,あとで面倒になる)
Pad配置だけだとコネクタの外形や,pin番号がわからない(表示されない)。
以下の「部品輪郭の描画」,「部品文字の追加」,「名称、値指定」を参考にしてください。
http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle15.htm#1
設定するとパターン図に白で表示される。基板製作ではシルク印刷されることになる。