回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ -5ページ目

回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

社員研修用に回路エディタ,回路シミュレータ などの解説をします。

登録されていない部品はどうするか。

新規作成することができる。新しく部品を作成する方法と,

既にある部品ををコピーして作成する方法がある。

今回は,16x2pin,ピッチ5.08mmのコネクタ用部品を作成する。


まずは新規ライブラリを作成しよう。何回も井上 誠一さんのH.P.を参考にさせてもらうが,

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle12.htm#2-1

を参考にしてください。

作成したら適当な名前をつけ保存。ローカルルールではMy_libフォルダの中。

(社員でない方は適当な場所に保存してください)


最初にシンボルのコピー。ライブラリのcon-molex.lbrを利用する。

以下の手順でライブラリを開くと,


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次の画面が表示されるので矢印のSymbolボタンを押す。


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CON-2X16を選択すると,


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Symbolが表示される。これをコピーしよう。


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コピーの方法は以下の「パッケージデータのコピー」を参考のこと。

Symbolのコピーも同じ方法。

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle12.htm#2-1


コピーしたら,新規作成したライブラリを再度開き,Symbolボタンを押してNewの欄に

適当な名前を入れ,OKボタンを押す。分りやすいようにCON-2X16としようか。

貼り付けはハサミのボタンの右隣(Paste)を使う。


次回はPakageの作成。

回路図,パターン図を作成するのにプロジェクトの新規作成が必要だ。

プロジェクトの新規作成は井上 誠一さんのホームページから

プロジェクトの作成」を参考にしてください。

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle03.htm


順番は前後するが,ライブラリについて説明しよう。

まずは新規プロジェクトを作成する。


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Schematicを選択してすると,


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回路図作成画面が表示されるのでaddボタンを押すと,


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部品追加のウインドウが開く。これがEAGLEに標準で登録されているライブラリの一覧だ。


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ここからは重要な情報

1つめは目的のライブラリを探す方法。

Nameのどこかをクリックしてキーボードを押す。

例えばコネクタ関係はcon-???というライブラリ名なのでCキーを押すと

Cからはじまるライブラリのリストまでジャンプする。

2つめは部品の探し方。膨大なライブラリの中から部品を検索する方法。

Name下のプルダウンメニューに部品名を入力してEnterキーを押す。

例えばPIC16F877を探すとしよう。だが,このまま入力しても検索されない。

部分一致は検索されないのだ。検索にはワイルドカード「*」を使う。※1

*PIC16F877*で検索するといくつかの候補がリストアップされるのだ。


さて,早速con-molexを開いて,22-23-2021をクリックしよう。


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右上の赤い記号が回路,緑の画像がパターンだ。

okボタンを押し回路図作成画面の適当な場所で左クリックして配置する。

配置を中止したい場合はESCキーを押す。


左上のBoardボタンを押すと,パターン図が表示されて先ほどのコネクタ画像が配置

されているのがわかる。

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※1 ワイルドカードとはトランプのそれと同じ意味。PCでエクセルのファイルを検索する場合,

   *.xlsxと入力するのと同じ方法。


以下のホームページが詳しいので参考にしてください。

井上 誠一さんの「EAGLEによるプリントパターン自動作成」

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle.htm


まずは使ってみよう。

EAGLEを起動すると以下のウインドウが開く。


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Projectの左「+」をクリックして,

さらに,examplesの「+」をクリックして,tutorialからdemo2.schをダブルクリックすると,


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回路図の見本が表示された。



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矢印のアイコンをクリックするとパターン図が表示される。


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回路図とバターン図は連動していて,回路図を変更するとパターン図も変更される。

パターン図からガーバーデータを出力すると,基板の注文ができる。

EAGLEの場合,パターン図から基板製造してくれるところもあるそうだ。




社員研修用に 回路エディタEAGLE,回路シミュレータ LTSpice

などの解説をします。

どちらも無料で利用できます。


EAGLEは以下からダウロードします。制限は,

・プリント基板のサイズ

・基板は2層まで

・回路図(sheet)は1枚まで

非商用,評価のみ

http://www.cadsoft.de/download-eagle/?language=de

社内では商用版をつかいますが,社外でちょっとしたEAGLEの

使用法確認にはいいでしょう。


LTSpiceは以下からダウンロードできます。

http://www.linear-tech.co.jp/designtools/software/#LTspice

シミュレータなので,大切なICは破壊しませんし,

なによりも火を噴いたり,煙があがることもありません。

だけど,部品をはんだ付けして,電源につながないと分からないことが

いっぱいあります。

手軽だからと言って絶対に,シミュレータに頼らないこと。


系統だった説明はしません。参照のリンクをたどるか,自分で調べてください。