回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ -3ページ目

回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

社員研修用に回路エディタ,回路シミュレータ などの解説をします。

PCの検索のように部品を検索したい。

例えばC01という部品をさがしたときは,以下のように show C01と入力して

Enterキーを押すとC01がハイライトされる。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ


show コマンドを1回実行すると,次回からはshowは入力しなくていい。

show C01

C02

R01

というようにだ。


ワイルドカード * が使えるのでコンデンサだけ選択することもできる。

例えば,show C* など。


部品だけではなく,配線なども選択できる。show GNDなど。

Show コマンドボタンで配線をクリックするのと同じ。


基板固定孔の作成方法。


Hole, Padの違いは,

基板製造した場合に単なる孔か,パターン(銅箔)を残すか。

PadはGNDにすることもできる。ケースにねじ留めした場合,

基板のGNDとケースがつながることになり,ノイズの防止に役立つこともある。

キーワード:フレームグランド FG,シグナルグランド SG


Add から「MOUNT-HOLE」,「MOUNT-PAD」で検索してください。


パターン図からも孔は作成できる。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ


Hole を選択して配置すると,矢印のようになる。

図の下の孔(Drillサイズ)は3.2(mm)に変更したもの。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

Info でHoleをクリックすると位置とDrillサイズを設定できる。


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配線したパターンを修正したい場合がある。

自動配線 Auto がうまくゆかなかった。

部品位置を移動したために配線が直線ではなくなった,など。


例えば,下のように配線が直線でない場合,


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Ripup を使って



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修正したい配線をクリックして配線前(黄色細線)の状態に戻す。



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この状態で,Auto を実行すると直線で配線を描いてくれる(かもしれない)


もうひとつはInfo を使う方法。

一番上の図で矢印の部分が直線でない。

この配線を Info を使ってFrom, Toを見ると縦1.85, 1.8なのが判る。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

その上の直線はFrom, Toが1.8になっているので,

斜めの配線のFromを1.85 => 1.8としてOKボタン。この作業を繰り返す。

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「パターンの手動作成」はいつもながらの

井上 誠一さんのホームページを参考にしてください。

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle24.htm#1




基板サイズの求め方。

下の矢印がDimension(のレイヤー)。これが基板外形になる。


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Info でDimensionをクリックすると,


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Lengthに長さが表示される。(単位に注意Grid でmm, inchなど選択する)


From, Toを使えばサイズの変更ができる。

原点は左下十字カーソル。

ちなに,From左はX(横の位置), 右はY(縦の位置)。

既存の部品(lLEDのねじ位置など),すでに出来上がっている盤面に合わせて

部品や,穴を合わせたい場合, Info のPositionを指定して,



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位置あわせをする。


原点は点線の十字なので枠(Dimemsion)の左下隅をここに合わせる。

穴(Hole, Pad)は中心が位置になるので位置決めしやすいが,

部品は枠の左下が原点ではないので(中心が原点だったりする),

Cotrol PanelのメニューからFile-Open-LibraryでPackege を選択して

部品の枠の左下と原点の距離をあらかじめ調べておくことが必要になる。


あるいは力技だが,LibraryでPackege の枠の左下を原点に合わせてしまう手もある。

ベタアースとはパターンの空白をGNDで塗りつぶす手法。

外部からのノイズ防ぐために使用する。


いつもながら,井上 誠一さんの「EAGLEによるプリントパターン自動作成」

を参考にしてください。次の「ポリゴンの設定」です。

http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/eagle32.htm


注意することはポリゴンを NameGNDにすること。そうしないと,

折角のベタパターンがGNDにならない。

レイヤーのTopとBottomの両方ベタアースにする。


コマンド Change の利用法。

配線をTopからBottonに変更したい場合 => Layer

シルクのサイズを変更したし場合 => Size


パターン図全てや選択範囲を変更する場合に便利。

Group を使う。ドラッグして矩形の選択もできるが,

クリックすると,クリックのポイントした位置の選択ができる。

複雑に範囲の選択にはこの方法を使う。

選択範囲の配線の太さを変えるには,Groupで選択して,Change より

Width を選ぶ。


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既定値から選択してもいいが,一番下の「...」を選択して,


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数字を直接入力してもいい。(単位に注意)

あとはいつも通り,Ctrl+右クリック。

Auto で作成した配線を Info を使ってWidthの変更してもいい。


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全ての配線の太さを変えるには,メニュー Edit-Net classesを選択し,


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Widthを変更する。


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単位はmilになっているが,0.5mmでも1.27inchでもかまわない。


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Net classesでGNDのみ太くすることもできる。

キーワード:EAGLE net class