回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ -2ページ目

回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

社員研修用に回路エディタ,回路シミュレータ などの解説をします。

以前のブログの「 部品を検索する show コマンドの便利な使い方」

http://ameblo.jp/circuit-design/entry-11668369224.html


で show コマンドの説明をした。show C12 とタイプしてエンターキーを押す。

show コマンドを1回実行すると,次回からはshow は入力しなくていいが,

別のコマンドを使ったりすると再度 show をタイプしなければならない。


面倒であればShow ボタンを押して C12と入力しても構わない。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

上はDのつく部品探す方法。

Grid でSizeを変更する方法もあるが,


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ


Altキーを押しながら Move すると GridのAltで設定した間隔で移動ができる。


どこかで説明したかもしれないが,改めてまとめて選択した範囲を操作する方法。


過去のブログ,

「範囲の選択 複雑な範囲の場合は」

http://ameblo.jp/circuit-design/entry-11611871273.html

「Changeの利用法 選択範囲全て変更する」

http://ameblo.jp/circuit-design/entry-11611872713.html

も参照してください。


ほとんどのコマンドは部品などクリックで操作できるが,まとめて Copy したい時などは

どうするかだ。


Group を使うのだけど,選択したら Ctrlキーを押しながら選択範囲を右クリックする。

これで範囲すべてコマンドが適応される。Move だって,Rotate だってまとめてできる。


回路のコピー&ペーストの方法。

Copy コマンドはあるが別の回路にペーストできない。


別回路にペーストしたい場合はCut を使う。

ハサミのアイコン Cut がコピー。ハサミなのだが回路が切り取られるわけではない。

Windowsで言うところのCopy,Crtl+Cと同じ。ペーストは 右隣の Paste だ。


同じ回路上でもコピー&ペーストができるが,

元の回路から別の回路にもペーストはできる。


元の回路で Cut したら,File-Open(Newだって構わない)で別の回路を開き Pasete する。

前のブログで説明したとおり,Selectボタンは選択範囲を表示すると説明したが,



回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

選択範囲を記憶させておくことができる。

Selectボタンを右クリックしてNewを選択し,適当な名前を付けると,

右クリックで付けた名前の範囲が表示されるようになる。


ちなみに,Lastは直前にSelectした範囲を表示する。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

図面の一部を拡大したい,ズームアウトしたいときは,次のボタンを使う。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

左から,Fit(全画面表示),In(ズームイン),Out(ズームアウト)

次のRedrawは画面の一部が正しく表示されない場合に再描画,

右端のSelectは選択して,カーソルをドラッグするとその範囲が表示される。


RedrawはF2キー,FitはAlt+F2

InはF3,OutはF4

憶えておくと便利だ。


どんな部品をどのような名前で使っているか知りたい,

基板実装に出すので部品表を作成しなければならない。

そんな場合はFile- Exportから,


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

PartListを選択する。

拡張子はなんでもいいが,形式がスペース区切りのテキストデータなので *.txt がいいかも。


ローカルルールでは拡張子を*.partsとして,関連付けをテキストエディタとしている。

これだと,パーツリストが検索しやすい。


EAGLEはC01とC1は同じものとして認識するようだ。

なので,C01をC1に名前を変更しようとすると,すでに存在するとエラーが出る。

(かといって,C01はshow C1では検索できない。)

この場合,いったん存在しない名前に変えてから戻す。

C01 => C0111 => C1 というようにだ。


数字の桁数をそろえるために01, 02, ~ 10 としたいところだが

EAGLEの場合,1, 2, 3, ~ と番号を振ったほうがいい。


記事の,

EAGLE tips1 ULP(User Language Program)
http://ameblo.jp/circuit-design/entry-11592526773.html
で部品番号を振りなおす run cmd-renumber.ulp を紹介したが01は不都合になる。