そのチャンスに乗るかそるか？
思いがけなく、私が
「アメリカ・・・引っ越してみる？」と
応えたものだから
それから毎晩オットと膝を突き合わせて
アメリカについて調べました。
夫はそれまでにも、かなり韓国に
仕事の展望を感じていて
韓国に住まないか、と私に尋ねたことが
何度かあったのです。
勿論住みたいよ！
私のルーツの国！
人生の中で一度は絶対に住みたい国！
中途半端な言語を習得して、
人と触れあいたい国！
でも日本もそうですが、
あまりにも受験戦争が酷い。
そして教育費が無駄に高い。
色々な個性を受け止めきれない
こわばった価値観というものがあるのでは？
日本は出る杭は打たれるところ。
私は出る杭大歓迎、と思う人間。
そして意味のないルールが多い。
日本は 「～すべき」 が多過ぎる。
食べ物だって、人だって、
気候風土だって大好きだ。
でも俯瞰して考えて、
子育てをここで・・と思えない理由は、
価値観の違いと何より教育費の高さが
一番現実問題だったように思います。
アメリカに対して
オットも私も幻想はありません。
新しい国で仕事を一からスタートするなら
なんとか形になるまで１０年はとことん
腰を据えないと、という考えは一致。
気候風土は勿論
住む地域の学校の情報を調べたり
原発の位置を確認したり
どんな特徴を持った地域なのか
出来る限りのことを調べました。
ついでにＧｏｏｇｌｅ Ｍａｐで家も見たりして
「アメリカの家は大きいな～」
「うわあ～ この家いいなあ～」
なんて既に住んでいる気分になったり。
１０年経つと、長女は１５歳。
１５歳というと反抗期・・・
その頃、私達が例えば「オランダに帰るよ。」と言ったら
反抗期の娘は 「私は帰らない」 って
飴玉が入ったような英語で答えるんだ。
（アメリカの方々、すみません！）
ローラースケート履いてガム噛んで
おへそ出して、あの英語で喋るんだ。
（このステレオタイプな妄想、すみません。
でも脳内はこの妄想に犯されてた・・）
しかも１５歳で一緒に帰らないって言われたら
後１０年しか一緒に住めないってこと？！！？
自分の止まらない妄想で
アメリカ人化した反抗期の娘の様子に
寂しくて仕方なくて
泣けて、泣けて
オットは呆れ果てていたけれど
涙が止まらず・・・
「娘がアメリカ人になるのは嫌だー」
それを機会に、
仕事と子育てという視点で
幾つか可能性のある国についても
かなり真剣に調べてみました。
毎晩のようにオットと話し合って１ヶ月。
結局、子供達の教育など
全て入れて考えたら
オランダはそんな悪い国じゃない、と
いう結論に達しました。
アメリカ行きを検討する中で
冷静に徹底的に調べたところ
悔しいけれど、
そこは自分も認めざるを得ない
それまで不満に思うことや
言葉のむずかしさ、
いつも曇り空、とか、
雨が多いとか
魚が少ないとか
文句言ってたこともしょっちゅうでしたが
それ以来、私も文句言うのを止めました。
そして
子供達の義務教育が終わるまでは
オランダにいる！と腹を決めたのです。
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イギリス・オランダに行った経緯を
聞かれることが多く、プロフィールシリーズを書いています。
よろしければ覗いてみてくださいネ。
② イギリス遊学時代
⑧ そしてオランダへ
⑬ 情熱の告白
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