またイギリス?という選択肢はありませんでした。
何故なんだろう・・・
もっと違うスタイルの花、を求めていた。
英語が通じないとダメ。
(今から新しい言語してる時間ないもん)
じゃ、アメリカ??
No,no、花の大国がいい。
花デザインだけでなく
日常的に花が溢れている国がいい。
・・・オランダやん。
オランダ!
英語めちゃくちゃ通じるやん!
イギリス遊学時代、
初めて遊びに行ったオランダは
天気こそイギリスみたいに鬱陶しかったけれど
英語が通じて、
スペインやベルギー、フランス、ドイツに
行ったときの苦労が全くなかった。
何より世界一の花市場がある花大国。
オランダ総領事館に電話をしたのは
そんな理由からでした。
知り合いの方の欧州仕事のついでに
この3校の見学をお願いしたところ
快く了承くださいました。
何が何でも一番の設備に、一番の講師陣は
デンボスにあるStoasという国立のカレッジに間違いない。
しかしさすが費用も高い。
が、どうせお金と時間をかけるなら
ベストのところにするべき。
そんなアドバイスを受けました。
国立なので普段はオランダ人向けの
教育大学みたいな学校です。
そこにフラワーデザイン科というのがあり
その学部(オランダ人、4年間)を卒業すると
花の教育者になれるというもので
卒業生は、中~高校からある
フラワーデザイン科の教師、花関連出版会社、花関連協会、
ライター、フローリスト、花屋経営、
果ては数学の教師(にもなれる)など様々なようでした。
が、そこはオランダ人用の学校。
果たして外国人に
1人のために
英語でレッスンをしてくれるのか。
私が望む内容のものを提供してくれるのか。
交渉の手紙(メール)を懸命に書きました。
イギリスにいた間、
様々な国籍の友人が出来たけれど
なぜかオランダ人は一人もいなかった。
そもそも英語が出来るから
語学学校に来る必要がないだけの
話なんですが
「オランダ人ってどういう感じなんだろう。
冷たくあしらわれちゃうのかな。」 と
思いながら手紙を書きました。
最初は
「貴女の要望は不可能ではないけれど
1人用コースは高額で勿体ないから
10人くらい集めて来年に来られたら如何か。」
という返事。
35歳くらいだった私。
「時は金なり。( ̄□ ̄;)!!
今すぐに。一人でお願いします。」 と返信。
通じたかどうか不明ですが
受け入れてくれることになり
会社を辞めることにしました。
会社を辞める時
どなたか上司に言われた言葉
「今更、そんな処行ってどうするの。」
すごく印象的な言葉で
今も鮮明に覚えています。
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イギリス・オランダに行った経緯を
聞かれることが多く、プロフィールシリーズを書いています。
よろしければ覗いてみてくださいネ。
② イギリス遊学時代
⑬ 情熱の告白
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