シガー・カタログ<トリニダッド・ロミオ&ジュリエッタ・ダビドフ・コイーバなどの一般ブランド>   -4ページ目

RAMOM ALLONES(ラモン・アロネス)

1837年創業のラモン・アロネスは、ハバナのブランドの中では知名度が低いものの、世界有数のフルボディ・シガーとして愛好家の間にファンが多い。中価格帯のキューバ・シガーの中では最上位にランクされるブランドで、コイーバとモンテクリストには劣るが、アップマン、パルタガス、ロメオ・Y・ジュリエッタらと肩を並べる。大部分がハンドメイドだが、いくつか機械製のサイズ(ベルベデーレ、ミル・フレール、デルガドス、トッパーズなど)もある。


ラモン・アロネスは、フルボディ・シガーで有名なパルタガス工場で作られている。これは、1920年代にこの工場が有名なシフエンテス一族に買収されて以来のことだ。またラモン・アロネスは、8‐9‐8というパッケージ方式を最初に始めたブランドでもある。


ボックスに描かれたエンブレムはスペイン王室の紋章だ。ラモン・アロネス自身はスペインのガリシアからキューバに渡った移民で、シガー・ボックスにカラフルなラベルを貼るアイデアを最初に始めた人物として知られている。


ラモン・アロネスのシガーはいずれも比較的フルボディで、強い芳香が特徴(パルタガスに近いが、同じ工場で作られているボリバーほどではない)。良質なダーク・ラッパーを使用し、丁寧な作りで、燃え具合も非常に良好だ。小型のサイズはより色が薄く、味もマイルドだ。フィラーにはリヘロの葉がふんだんに使われているため、初心者には重すぎるかもしれない。8‐9‐8コロナはランチの後にふさわしく、ヒガンテ(プロミネンテ)、8‐9‐8チャーチル、スペシャリー・セレクテッド(ロブスト)などはディナーの後に最適だ。非常に細いラモニタスはあまりおすすめできない。ラモン・アロネスのシガーは、熟成させると非常に味が良くなる。


また、ドミニカ共和国でもラモン・アロネスという名前の非常に良いシガーが作られている。バンドのデザインはキューバ産とほぼ同じだが、形は丸ではなく四角で、やや大きい。マイルド~ミディアムのきわめて質の高いシガーだが、かなり高価だ。キューバ産とは異なり、発売されているサイズの大部分がアルファベットで呼ばれている。ジェネラル・シガー社が生産するドミニカ共和国産ラモン・アロネスは、カメルーン・ラッパーに、メキシコ産バインダーとドミニカ、ジャマイカ、メキシコ産をブレンドしたフィラーを組み合わせている。クリスタルは1本ずつガラスのチューブに入れられている。

THE MACALLAN(マッカラン)③~インディペンデント・ボトリング~

マッカランは、自社のウィスキーがインディペンデント・ボトラーによって瓶詰めされて売られたりすることを止めさせるために、法的な圧力をかけることがあるいくつかの蒸留所の1つである。このような行為は、マッカランが「ザ」という定冠詞を使用する背後にある意図のうちの1つでもある。「ザ・マッカラン」とは、そのボトリングが「オフィシャル」であり、会社が定めた方法に正確に従って製造されたことを意味する。この意味での定冠詞の使用に関しては興味深いひねりがある。実は、マッカラン自身は、長年にわたりハイフンでつないで使用してきた10数件の蒸留所のうちの1つである。
グレンリベット蒸留所がオリジナルのウィスキーを「ザ・グレンリベット」という名前にしたことは、それらのウィスキーと一線を画すためであった。


紛らわしい様々なグレンリベットは徐々に減っていったが、定冠詞付きブランドは雨後の筍のように生まれてきている。あるインディペンデント・ボトラーは、しばらくの間、「マッカラン‐グレンリベット」という名称に固執し、ほかのボトラーは様々に変更を加えて使った。マッカランの「As We Get It」と呼ばれるこくのあるボトリングは、かつて支持者を集めた。ちなみに、ゴードン&マクファイルは「Speymalt from Macallan(スペイモルトフロムマッカラン)」という形で妥協した。

THE MACALLAN(マッカラン)②~FINE&RAREヴィンテージ~

ほとんどのウィスキーのピークは、熟成年数が13年から19年の間に訪れるが、最もヘビーなものは20数年、あるいは30数年経ってもまだよくなる可能性がある。最も重量級であるとして有名なマッカランは熟成年数の長いものを非常に多く出してきた。正札価格が非常に高くなることもあり得る。しかし、ほとんどのウィスキーが、それよりも10年か20年前にピークを迎えることを考えれば、30、40、50年経ったモルトに最高の出来を期待するのは無理なことである。


実際、驚くほどに素晴らしい。しかしそれらの価格は、古さや希少性に引きずられたものだ。以前は作家不明だった絵画が、巨匠の作品と確認されたなら、その画家の最良の作品とは言えないかもしれないが、非常に高い値段がつくであろう。


マッカランは1950年代までは今よりピーティーで、スモーキーであったという見解が広く信じられているが、そのことがマッカランにあてはまるなら、スペイサイドの他のモルトにもあてはまることであろう。