生活の変化
気になる、ぽぽちゃんの幼稚園初日。
見学と手続きでそれまで2度訪れているせいか、ぽぽちゃん、教室に入っても緊張するなど別に変わった様子もなし。
私達は(旦那さまも仕事が休みで付いて来ました(笑))様子を見ていたけれど、「これなら、置いて行っても大丈夫かな?」と思い、ぽぽちゃんに聞いてみることに。
「あのね、ママ、ちょっとお買い物に出かけてもいいかな?」
「うん、へーきだよ!ぽぽちゃん、なかないよ!」
この言葉で安心し、家へ一旦戻り、今度は私一人でお昼にぽぽちゃんを向かえに行った。
帰り道、「幼稚園どうだった?」と聞くと、
「ぽぽちゃん、なかなかったよ。もう、おねえちゃんだもん!」
とキッパリ一言。なんだかいろんな意味でじーんときました。
実は、ウィーンの「日本語を話すこどもの会」でも、最初は私の姿を探していたぽぽちゃんですが、今はもう、授業も合間の休憩も、全く私のことを気にしなくなった彼女(私は別室で待機してます)。授業が終わったら私が向かえに来るもんだと安心しきってる様子。きっとこの経験も幼稚園に通うためのいいステップになったのかもしれません。
一夜明けて二日目の今日も、起きて「今日も行く?」と聞くと「うん、いく」と即答☆
こんなにも幼稚園通いがスムーズに運ぶなんて・・・。
ぽぽちゃんを送り届けての帰り道、なんだか心がザワザワするというか、落ち着かなく、目頭が熱くなってることに気づいた。
こっちは、ぽぽちゃんがついこの間までおっぱいを飲んでいた感覚なのに。ヨチヨチ歩き始めて、喋れるようになって・・・いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう。子供の成長が喜びで今までやってきたのに、この切ない気持ちは一体なんだろう。
バスの中でも涙が溢れて溢れて止まらなかった。
帰って来て涙目のまま旦那さまにこの気持ちを打ち明けると、
「実は・・・僕も3日前からお腹を下してるんだ」
「ええっ!?どうしたの?」
「多分、ぽぽちゃんが幼稚園に行くようになったから・・・」
・・・私も私だけれど、もっと繊細な旦那さまでした(爆)(そういえば私の妊娠中も、私からもらいづわりやもらい陣痛受けてた彼(^^;)
ぽぽちゃんのいない午前中、こんなに静かだっけ?と思う部屋。何だか物足りない私達夫婦。
どうやら生活の変化を受け入れなければいけないのは、ぽぽちゃんでなく私達みたいです(^^;
日本のママ友達から「幼稚園の入園式や卒園式は、子供の成長を思うと涙なしでは過ごせない」と聞いていたけれど、こちらでこういうセレモニーがなかった分、きっといきなり涙腺にきたのかな~なんて思ってます。
でも、ぽぽちゃんが喜んで通っているのが本当に何より♪先生も気にかけて下さって、やっぱりこの園にしてよかったと改めて思ってる次第です(#^^#)
ぽぽちゃんの幼稚園 後編
下に前編があります。もしよかったらそこからどうぞ☆
…………………………………………
実は、今年の9月から幼稚園に入りたい場合は、3月末までに申し込まなければならないのである。申し込みが遅くて希望の幼稚園に入れなかったというのはよく聞く話。これはすぐにでも幼稚園選びを開始しなければならないのでは、と焦ってきた。
去年に一度、旦那さまに「幼稚園選び始めないの?」とそれとなく聞いてみたが、
「来年の9月からでもまだ早いくらいだよ。1年保育でもいいよ」
と驚きの発言があったのまま、私も、一年後のことを考える余裕がなかったのでそのままにしていたのだ。
しかしやっぱりこれではいけない!
あまり前向きでない旦那さまを「申し込みだけしておけば、いつでもキャンセルはできるのだから」と説得し、家から通える範囲の幼稚園を3つほど自分で探し出し、見学の予約をとりつけた。
一つ目の幼稚園。
私が「この界隈いいなぁ~」と思っている雰囲気のところにある。
ドキドキしながらドアを開けると、「今日は園長先生がいないの私が代わりに・・・」と笑顔がとってもステキな先生が出て来て下さった。
この時点で私の中でもう
!
大きくないけれど、園内の雰囲気がどこかのお家みたいに温かい。
グループも年齢ごとでなく、すべての年齢を一緒にして作っているのも好印象。
園のテーマは「体を動かすこと」と「健康的な食事」☆ウンウン、これもいい!(笑)
見学の最中に、興味を持った女の子が二人、「名前、ぽぽちゃんって言うの?私達も一緒に園を案内してあげる!」とついてきた。
そのおかげで、最初は私の後ろに隠れるようにして恥ずかしがっていたぽぽちゃんも、最後にはお友達と一緒に駆け回って「まだ帰りたくない~!」と言うほどに。
見学が終わった時点で、私も旦那さまも
「ここって私達がこんな風だといいねと、望んでいたところみたいじゃない?」
と大興奮!私も、ぽぽちゃんをここへ送り迎えする姿が具体的にイメージできたのだ。
興奮を押さえて二つ目の幼稚園へ。
実はここ、電話で「来週に予約できます」と言われてまだアポイントが取れていなかったのだが、一つ目の幼稚園の近くだったので、雰囲気だけ見てみようと中に入った。
中の雰囲気・・・ううむ。。。一つ目が良かったからか,全く気に入らない。ガランとしていて冷たそう?というか、これが普通なのか。声をかけた先生もつっけんどんで、却下。改めて予約も取らないことにした(笑)
日を改めて三つ目の幼稚園。ここは唯一、家から徒歩で行けるところであり、かつ評判もいいと聞く。
出迎えてくれたのは園長先生。とてもデキる!という感じの女性である。
午前中10時半まではフリータイム。園内のすべての部屋を解放し、年齢の違う子供達がそれぞれ一緒に遊ぶ。
お絵描きし放題の部屋、積み木の部屋、体を動かす部屋など、どの部屋もキッチリ整頓されていて、しかも備品に一工夫あるものばかり。徹底されている。
おやつタイムは、子供が自由に好きな時間に勝手に食べてよい。
すべてのファイルに子供の名前だけでなく写真も一緒に貼ってあったりなど、隅々まで園の方針や実践がキッチリしているなぁという印象。
「申し込み者は多いですか?」と聞くと、
「多くて受付できないこともありますよ。でも年齢が上なほど優先権があるんです」
「えっ!?ぽぽちゃん、9月には4歳なんですけど・・・」と言ったら、
「4歳だったら必ず受け付けできます!」とのこと。
おぉ!ってことは、実質、どこの幼稚園も選びたい放題ってこと・・・!?(笑)
内容からは3つ目も悪くなかったのだけれど、やはり1つ目の幼稚園の温かい雰囲気がいいなぁ、と決断した私達はそこを第1希望に、ここ(三つ目)を第2希望にすることにして、申し込みに行った。
申し込みは幼稚園ごとでなく市がまとめて受けているので、そこが管轄しているところに行ったのだが、なんと「ついでにタンタンも一緒の幼稚園に申し込みしておきましょ」と、係のおばさん。同意する私達(爆)ぽぽちゃんのときには、あれだけ紆余曲折あった幼稚園行きが、1歳にして決断されてしまう二人目の安易さを実感したのであった。
実はこのとき、私達が決めていたことがあった。
9月から入学ということが前提だが、その前に万が一、誰かが引っ越しなどして欠員したら(ほとんどあり得ないけれど)、その時点でぽぽちゃんが入れるようにしてもらうということだ。それだけ、1つ目の幼稚園と出会って「もし早くに可能であれば、我が子をここに託したい」という思いにさせられたのである。でも去年の9月から入れておけばよかった、という後悔はない。本当に、今のタイミングでよかったと思えたのだ。
それから1週間が経って先日、一通の手紙が来た。
「第一希望の幼稚園に空きがでました。3月から入れますよ♪」
なんでも、3月から入る予定だった子が、手続きをしなかったのだとか。
おおぉ、なんたる幸運!!!でも3月って来週じゃん!
こんな感じで、幼稚園選びからたったの2週間で入学しちゃったぽぽちゃんでした(爆)
ホントに、コトが運ぶときはトントン拍子にいくもんですねぇ・・・。
今日は園長先生と改めて面会&手続きがあったけれど、私の拙いドイツ語もちゃんと受け止めてくれて、ぽぽちゃんもクラスに紹介してくれました♪
心配していたぽぽちゃんの語学能力についても、
「ドイツ語が母国語でないお母さんが子供とドイツ語を喋ったりすると、子供が文法や発音を間違って覚えたときに、こちらで治すのが大変なんです。だから日本語だけで会話していることはいいことだと思いますよ!子供も一つの言語がちゃんと話せる方が習得も早いから全く心配いりません」
と後押ししてくれて、何よりホッ・・・。
ちなみに、幼稚園に行く時間は朝6時半からだったらいつでもOK。だいたい9時くらいまでに来れば良い。前日夜遅くまで起きていた・・・という場合はたまにだったら10時頃来ても良し。
幼稚園の為に特に購入するもの。
・・・ナシ(爆)
ってえぇぇ~~!!?!?
幼稚園って色々用意しなきゃいけないし、すべてのもの(おはじきなんかにも)名前をひとつひとつつけなきゃいけない「お名前地獄」だって聞いたから(日本の話ですが(爆))、「ねいみ~」でも買おうと悩んでいたのに・・・

お名前スタンプ「ねいみ~」
良かった,買わなくて(^^;(爆)
ってか、本当に「幼稚園!」という感慨がないですね~。こんなに緩くていいものか。
しかしまぁ、生活リズムか変わるので最初は気が抜けませんが。
それから、私にとっちゃ~もう一つの難関が!
「車でぽぽちゃんの送り迎え」
・・・・・・・・(無言)
最初は慣れるまでバスにしようと思いますが、今度こそ,今度こそ、意を決して、車を運転できるようにしますッッ!!・・・多分(←オイオイ)。
その前に、盗まれたお財布の中に免許証があったんだよね(爆)もう運転しないかと思ってそのままにしてましたが、再発行せんと~・・(^^;。ペーパードライバー2回目脱出なるかな!?
まぁ色々とありますが、でもワクワクの方がずっと多いのが何より♪これからどんな出会いがあるのかな。ぽぽちゃんはどんな風に変化してくんだろう~?車の運転以外は本当に楽しみです!
単なる子供が1人、幼稚園に行くまでの過程を、ここまでおつきあい下さりありがとうございました(笑)
…………………………………………
実は、今年の9月から幼稚園に入りたい場合は、3月末までに申し込まなければならないのである。申し込みが遅くて希望の幼稚園に入れなかったというのはよく聞く話。これはすぐにでも幼稚園選びを開始しなければならないのでは、と焦ってきた。
去年に一度、旦那さまに「幼稚園選び始めないの?」とそれとなく聞いてみたが、
「来年の9月からでもまだ早いくらいだよ。1年保育でもいいよ」
と驚きの発言があったのまま、私も、一年後のことを考える余裕がなかったのでそのままにしていたのだ。
しかしやっぱりこれではいけない!
あまり前向きでない旦那さまを「申し込みだけしておけば、いつでもキャンセルはできるのだから」と説得し、家から通える範囲の幼稚園を3つほど自分で探し出し、見学の予約をとりつけた。
一つ目の幼稚園。
私が「この界隈いいなぁ~」と思っている雰囲気のところにある。
ドキドキしながらドアを開けると、「今日は園長先生がいないの私が代わりに・・・」と笑顔がとってもステキな先生が出て来て下さった。
この時点で私の中でもう
!大きくないけれど、園内の雰囲気がどこかのお家みたいに温かい。
グループも年齢ごとでなく、すべての年齢を一緒にして作っているのも好印象。
園のテーマは「体を動かすこと」と「健康的な食事」☆ウンウン、これもいい!(笑)
見学の最中に、興味を持った女の子が二人、「名前、ぽぽちゃんって言うの?私達も一緒に園を案内してあげる!」とついてきた。
そのおかげで、最初は私の後ろに隠れるようにして恥ずかしがっていたぽぽちゃんも、最後にはお友達と一緒に駆け回って「まだ帰りたくない~!」と言うほどに。
見学が終わった時点で、私も旦那さまも
「ここって私達がこんな風だといいねと、望んでいたところみたいじゃない?」
と大興奮!私も、ぽぽちゃんをここへ送り迎えする姿が具体的にイメージできたのだ。
興奮を押さえて二つ目の幼稚園へ。
実はここ、電話で「来週に予約できます」と言われてまだアポイントが取れていなかったのだが、一つ目の幼稚園の近くだったので、雰囲気だけ見てみようと中に入った。
中の雰囲気・・・ううむ。。。一つ目が良かったからか,全く気に入らない。ガランとしていて冷たそう?というか、これが普通なのか。声をかけた先生もつっけんどんで、却下。改めて予約も取らないことにした(笑)
日を改めて三つ目の幼稚園。ここは唯一、家から徒歩で行けるところであり、かつ評判もいいと聞く。
出迎えてくれたのは園長先生。とてもデキる!という感じの女性である。
午前中10時半まではフリータイム。園内のすべての部屋を解放し、年齢の違う子供達がそれぞれ一緒に遊ぶ。
お絵描きし放題の部屋、積み木の部屋、体を動かす部屋など、どの部屋もキッチリ整頓されていて、しかも備品に一工夫あるものばかり。徹底されている。
おやつタイムは、子供が自由に好きな時間に勝手に食べてよい。
すべてのファイルに子供の名前だけでなく写真も一緒に貼ってあったりなど、隅々まで園の方針や実践がキッチリしているなぁという印象。
「申し込み者は多いですか?」と聞くと、
「多くて受付できないこともありますよ。でも年齢が上なほど優先権があるんです」
「えっ!?ぽぽちゃん、9月には4歳なんですけど・・・」と言ったら、
「4歳だったら必ず受け付けできます!」とのこと。
おぉ!ってことは、実質、どこの幼稚園も選びたい放題ってこと・・・!?(笑)
内容からは3つ目も悪くなかったのだけれど、やはり1つ目の幼稚園の温かい雰囲気がいいなぁ、と決断した私達はそこを第1希望に、ここ(三つ目)を第2希望にすることにして、申し込みに行った。
申し込みは幼稚園ごとでなく市がまとめて受けているので、そこが管轄しているところに行ったのだが、なんと「ついでにタンタンも一緒の幼稚園に申し込みしておきましょ」と、係のおばさん。同意する私達(爆)ぽぽちゃんのときには、あれだけ紆余曲折あった幼稚園行きが、1歳にして決断されてしまう二人目の安易さを実感したのであった。
実はこのとき、私達が決めていたことがあった。
9月から入学ということが前提だが、その前に万が一、誰かが引っ越しなどして欠員したら(ほとんどあり得ないけれど)、その時点でぽぽちゃんが入れるようにしてもらうということだ。それだけ、1つ目の幼稚園と出会って「もし早くに可能であれば、我が子をここに託したい」という思いにさせられたのである。でも去年の9月から入れておけばよかった、という後悔はない。本当に、今のタイミングでよかったと思えたのだ。
それから1週間が経って先日、一通の手紙が来た。
「第一希望の幼稚園に空きがでました。3月から入れますよ♪」
なんでも、3月から入る予定だった子が、手続きをしなかったのだとか。
おおぉ、なんたる幸運!!!でも3月って来週じゃん!
こんな感じで、幼稚園選びからたったの2週間で入学しちゃったぽぽちゃんでした(爆)
ホントに、コトが運ぶときはトントン拍子にいくもんですねぇ・・・。
今日は園長先生と改めて面会&手続きがあったけれど、私の拙いドイツ語もちゃんと受け止めてくれて、ぽぽちゃんもクラスに紹介してくれました♪
心配していたぽぽちゃんの語学能力についても、
「ドイツ語が母国語でないお母さんが子供とドイツ語を喋ったりすると、子供が文法や発音を間違って覚えたときに、こちらで治すのが大変なんです。だから日本語だけで会話していることはいいことだと思いますよ!子供も一つの言語がちゃんと話せる方が習得も早いから全く心配いりません」
と後押ししてくれて、何よりホッ・・・。
ちなみに、幼稚園に行く時間は朝6時半からだったらいつでもOK。だいたい9時くらいまでに来れば良い。前日夜遅くまで起きていた・・・という場合はたまにだったら10時頃来ても良し。
幼稚園の為に特に購入するもの。
・・・ナシ(爆)
ってえぇぇ~~!!?!?
幼稚園って色々用意しなきゃいけないし、すべてのもの(おはじきなんかにも)名前をひとつひとつつけなきゃいけない「お名前地獄」だって聞いたから(日本の話ですが(爆))、「ねいみ~」でも買おうと悩んでいたのに・・・

お名前スタンプ「ねいみ~」
良かった,買わなくて(^^;(爆)
ってか、本当に「幼稚園!」という感慨がないですね~。こんなに緩くていいものか。
しかしまぁ、生活リズムか変わるので最初は気が抜けませんが。
それから、私にとっちゃ~もう一つの難関が!
「車でぽぽちゃんの送り迎え」
・・・・・・・・(無言)
最初は慣れるまでバスにしようと思いますが、今度こそ,今度こそ、意を決して、車を運転できるようにしますッッ!!・・・多分(←オイオイ)。
その前に、盗まれたお財布の中に免許証があったんだよね(爆)もう運転しないかと思ってそのままにしてましたが、再発行せんと~・・(^^;。ペーパードライバー2回目脱出なるかな!?
まぁ色々とありますが、でもワクワクの方がずっと多いのが何より♪これからどんな出会いがあるのかな。ぽぽちゃんはどんな風に変化してくんだろう~?車の運転以外は本当に楽しみです!
単なる子供が1人、幼稚園に行くまでの過程を、ここまでおつきあい下さりありがとうございました(笑)
ぽぽちゃんの幼稚園 前編
え~今回は長編になっております。お時間のある方、どうぞ(笑)
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オーストリアでは日本と同じく4歳になる歳、つまり3歳に幼稚園に入ることができるのだが、日本と違うところは3歳になった時点で入学許可が得られることである。
基本的には9月が始業の時期であるが、例えば12月に3歳になる子は、幼稚園に空きがあり入りたいと思えば1月からも入学可能である。
逆に日本のような横並びにみんな一緒というものではないので、入園式などもなく(あるところもあるかもしれないが)、寂しいといえば寂しいかもしれない。
そんな中、ぽぽちゃんは去年の6月に3歳になっており、本来ならば9月に幼稚園に入るのだけど、旦那さまは自分が2年保育だったこと(お姉さんは幼稚園に全く行かなかったそうだ)、ぽぽちゃんにはまだ早すぎるということで、当初から2年保育(または1年保育)にすると決めていた。
私はと言うと、ぽぽちゃんはお友達と遊ぶのが大好きだということは知っていたが、逆に超のつくママッ子だということも分かっていた。何せ去年の9月の時点で、私が買い物に行くと分かると、パパがお家にいるのにもかかわらず「パパと一緒じゃなくてママと一緒に行くぅ~~!!」と泣いてついてきたくらいである(^^;。彼女もやっと日本語で自分の意志を表現できるようになってきて、もっとぽぽちゃんとやりとりをしたい、ゆったりと過ごしたいと思っていたので、旦那さまの判断を喜んで受け入れた。
でも実は・・・本心は、
「ぽぽちゃんをまだ手放したくない」
という気持ちもあった。
ぽぽちゃんが幼稚園に行ったところで我が子なことには変わりないし、逆にぽぽちゃんの為になるかも分からない。
そんなことも頭を過ったが、私の意志よりは旦那さまの意志の方がはるかに強かったので、私は自分のと思うよりかは旦那さまの決断に従っただけだと思い込むようにした。
でもその「自分のエゴ」というのが消えずに、今までちょっと苦しかったことも確かである(ちょっと大げさだけど)。
「2年保育」という言葉、聞くことは聞くけれど、実はリンツで周りに実践している人は1人もいないのである(^^;。それよか、今は早め早め(低年齢でも受け入れる保育園などに入園させる)の傾向がある。私達の話をしても「それはいいわね!」という反応はおろか、「え~そうなの?」と驚かれる方が多かったくらいだ。
今までぽぽちゃんの卒乳やトイレトレーニングなど、周りよりどんなに遅かろうとマイペースであろうと迷わなかった私が、初めて「これでいいのだろうか」と思った。
周りに「ぽぽちゃんがまだ幼稚園に行ってないから(社会性がない、協調性がない)」とネガティブに思われるのではないか、と不安になった。
ま~ハッキリ言えば、大人になった今、友人知人を含め周りにも随分「2年保育だった」という人がいるのだけれど、だからといって人生において大それた影響を与える訳でもないのは見て明らかである。でも、子育てってその時点は、自分の判断がとても大きなものに思えるんですよね。
そういう後ろめたい思いもあるからか、実生活は充実させようと決めた。
幼稚園に行かない分、ダラダラと一日を過ごしてしまってはもったいない。何かと小さいことでもその日のテーマを決めるようにした。
一番よくやったのが一緒にお料理。私がキッチンに立つ時間が長いので自然にこうなったのだけれど、マイエプロンを用意したら、ぽぽちゃんの張り切ること張り切ること!最初は簡単なサラダ作りから。そのうちナイフを持たせて野菜切り。初めは「一緒にやる方が時間も手間も倍かかって・・・」と思っていたのだが、3歳を過ぎてから随分器用になって、今では本当に助かるッ!と思うまでに♪調子に乗ってフライパンで炒める作業を任せたら1分で火傷しましたが(爆)←もとい、反省(^^;
この時期はママのマネが好きということもあって、こんなのも購入して一緒に掃除もしたり(笑)

↑子供用、なんちゃってダイソン掃除機(一応、軽いゴミなら吸えます)
(酷似してますがダイソン製ではありません(爆))
私達が掃除機をかけている後ろをタンタンがハイハイで追いかけたりして、本当に自分で言うのもナンだけど微笑ましい光景でした(笑)
10月に入り、週1回「日本語を話すこどもの会」の為にウィーンに行くようになり、新たな出会いもあり、またリンツのお友達にも随分と遊んでもらって・・・とても楽しい日々でした。多分、今までの人生の中で一番忙しかったけれど一番充実していたことは確かだと思う。そして心から「幸せだなァ~♪」と感謝し寝付く毎日でした(笑)
子育てが終わった人がよく「幼稚園に行くまでが一番楽しかった!」と言っていたのが分かったような気がする。いや、もうこれから楽しくない、というワケじゃないけれど(^^;、これからは精神的にもどんどん成長して親から離れる一方で、それはそれで別な楽しみが待っているだろうが、こんな我が子と蜜な時間を過ごせるのは最初で最後。本当に悔いなく過ごせた!という感じ。
「過ごせた」と書いたのは、年が明けて、思ったよりも早く私の心の声がこうささやいたからである。
『そろそろぽぽちゃんの幼稚園のこと考えてもいいんじゃないかな?』
・・・そうかも!
そしてそのときに気づいたこと。
自分はやっぱり不器用な人間なのだ。二つのことが同時にできないし(例えば働きながら母親業など)、だからといって一つのことに集中してもとても時間がかかる。その上、納得しないと次に進めない。
ぽぽちゃんを手放したくないと思ったことも自分のエゴからだと認めるが、裏を返せば「手放したいと思えるまで子供と信頼関係を築きなさい」ということだったのかもしれない。そして私は人よりそれに時間がかかった。だからタイミングというか、自分が十分だと思えるまで待っていて良かったのかもしれない。すべて仮定だが、実はこの後それを裏付けるかのように、コトがどんどん運んでいくのであ~る(笑)
(続く)
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オーストリアでは日本と同じく4歳になる歳、つまり3歳に幼稚園に入ることができるのだが、日本と違うところは3歳になった時点で入学許可が得られることである。
基本的には9月が始業の時期であるが、例えば12月に3歳になる子は、幼稚園に空きがあり入りたいと思えば1月からも入学可能である。
逆に日本のような横並びにみんな一緒というものではないので、入園式などもなく(あるところもあるかもしれないが)、寂しいといえば寂しいかもしれない。
そんな中、ぽぽちゃんは去年の6月に3歳になっており、本来ならば9月に幼稚園に入るのだけど、旦那さまは自分が2年保育だったこと(お姉さんは幼稚園に全く行かなかったそうだ)、ぽぽちゃんにはまだ早すぎるということで、当初から2年保育(または1年保育)にすると決めていた。
私はと言うと、ぽぽちゃんはお友達と遊ぶのが大好きだということは知っていたが、逆に超のつくママッ子だということも分かっていた。何せ去年の9月の時点で、私が買い物に行くと分かると、パパがお家にいるのにもかかわらず「パパと一緒じゃなくてママと一緒に行くぅ~~!!」と泣いてついてきたくらいである(^^;。彼女もやっと日本語で自分の意志を表現できるようになってきて、もっとぽぽちゃんとやりとりをしたい、ゆったりと過ごしたいと思っていたので、旦那さまの判断を喜んで受け入れた。
でも実は・・・本心は、
「ぽぽちゃんをまだ手放したくない」
という気持ちもあった。
ぽぽちゃんが幼稚園に行ったところで我が子なことには変わりないし、逆にぽぽちゃんの為になるかも分からない。
そんなことも頭を過ったが、私の意志よりは旦那さまの意志の方がはるかに強かったので、私は自分のと思うよりかは旦那さまの決断に従っただけだと思い込むようにした。
でもその「自分のエゴ」というのが消えずに、今までちょっと苦しかったことも確かである(ちょっと大げさだけど)。
「2年保育」という言葉、聞くことは聞くけれど、実はリンツで周りに実践している人は1人もいないのである(^^;。それよか、今は早め早め(低年齢でも受け入れる保育園などに入園させる)の傾向がある。私達の話をしても「それはいいわね!」という反応はおろか、「え~そうなの?」と驚かれる方が多かったくらいだ。
今までぽぽちゃんの卒乳やトイレトレーニングなど、周りよりどんなに遅かろうとマイペースであろうと迷わなかった私が、初めて「これでいいのだろうか」と思った。
周りに「ぽぽちゃんがまだ幼稚園に行ってないから(社会性がない、協調性がない)」とネガティブに思われるのではないか、と不安になった。
ま~ハッキリ言えば、大人になった今、友人知人を含め周りにも随分「2年保育だった」という人がいるのだけれど、だからといって人生において大それた影響を与える訳でもないのは見て明らかである。でも、子育てってその時点は、自分の判断がとても大きなものに思えるんですよね。
そういう後ろめたい思いもあるからか、実生活は充実させようと決めた。
幼稚園に行かない分、ダラダラと一日を過ごしてしまってはもったいない。何かと小さいことでもその日のテーマを決めるようにした。
一番よくやったのが一緒にお料理。私がキッチンに立つ時間が長いので自然にこうなったのだけれど、マイエプロンを用意したら、ぽぽちゃんの張り切ること張り切ること!最初は簡単なサラダ作りから。そのうちナイフを持たせて野菜切り。初めは「一緒にやる方が時間も手間も倍かかって・・・」と思っていたのだが、3歳を過ぎてから随分器用になって、今では本当に助かるッ!と思うまでに♪調子に乗ってフライパンで炒める作業を任せたら1分で火傷しましたが(爆)←もとい、反省(^^;
この時期はママのマネが好きということもあって、こんなのも購入して一緒に掃除もしたり(笑)

↑子供用、なんちゃってダイソン掃除機(一応、軽いゴミなら吸えます)
(酷似してますがダイソン製ではありません(爆))
私達が掃除機をかけている後ろをタンタンがハイハイで追いかけたりして、本当に自分で言うのもナンだけど微笑ましい光景でした(笑)
10月に入り、週1回「日本語を話すこどもの会」の為にウィーンに行くようになり、新たな出会いもあり、またリンツのお友達にも随分と遊んでもらって・・・とても楽しい日々でした。多分、今までの人生の中で一番忙しかったけれど一番充実していたことは確かだと思う。そして心から「幸せだなァ~♪」と感謝し寝付く毎日でした(笑)
子育てが終わった人がよく「幼稚園に行くまでが一番楽しかった!」と言っていたのが分かったような気がする。いや、もうこれから楽しくない、というワケじゃないけれど(^^;、これからは精神的にもどんどん成長して親から離れる一方で、それはそれで別な楽しみが待っているだろうが、こんな我が子と蜜な時間を過ごせるのは最初で最後。本当に悔いなく過ごせた!という感じ。
「過ごせた」と書いたのは、年が明けて、思ったよりも早く私の心の声がこうささやいたからである。
『そろそろぽぽちゃんの幼稚園のこと考えてもいいんじゃないかな?』
・・・そうかも!
そしてそのときに気づいたこと。
自分はやっぱり不器用な人間なのだ。二つのことが同時にできないし(例えば働きながら母親業など)、だからといって一つのことに集中してもとても時間がかかる。その上、納得しないと次に進めない。
ぽぽちゃんを手放したくないと思ったことも自分のエゴからだと認めるが、裏を返せば「手放したいと思えるまで子供と信頼関係を築きなさい」ということだったのかもしれない。そして私は人よりそれに時間がかかった。だからタイミングというか、自分が十分だと思えるまで待っていて良かったのかもしれない。すべて仮定だが、実はこの後それを裏付けるかのように、コトがどんどん運んでいくのであ~る(笑)
(続く)
ひな祭り
もうすぐひな祭りですね~。一年あっという間です。今年もミニチュアのお雛様を飾りました。

こうやって写真で見ると、今年の飾り付けはちょっとセンスないかも(爆)
去年はこんなことしたり、

(本人は空想劇をしていて、私の存在に気づいていない)、

なぜか一列に並んでいたり、

本人曰く、みんなびっくりしてひっくり返ったり・・・
なんて和ませてもらいましたが、今年はまーーたく手をつけません!
逆に「『ごにんばやし』ってなにをするの?」などと聞くのを見て「成長したな」と思うけれど、嬉しい反面、逆にさみしかったり(笑)親って勝手ですね。
ところで、今年はひな祭りの歌を教えよう!と歌ってあげてはいるのですが・・・
私の子供の頃の記憶を辿っても、どうしても本来の歌より替え歌を歌った回数の方が圧倒的に多い(爆)
あかりをつけたら 消えちゃった~
お花をあげたら 枯れちゃった~
ごーにんばやしの 首取れた~
ってヤツです。
歌っていても、同時にこの歌詞が頭の中を流れており、こちらを歌いたい葛藤と常に戦っております。(何回かボソッと歌ったけど(爆))こんな母ですみません(^^;
なんでしょ~ね、海外に住んでるからこそ、ちゃんとした日本語を伝えたい、日本文化を伝えたいという思いもあることはあるんですが、自分の育ち以上の言葉遣いはできないし、しつけとか云々よりも、親の毎日の生活を見て子供は育ってるんですよね。
いや~何が言いたいかって言うと、子供達とは将来日本語で会話できたら・・・という想いもあるんですが、それ以上にど~でもいいことを日本語で喋ってワハハ!とお互い笑ってつっこんで・・・というのができたらな~という想いもあるんです。
ということに、最近気がつきました(笑)
ってか、単に日本語に飢えてるのかな!?(^^;
以前知人が「小さい頃、魚のことを「ギョ」って言うんだって親から教わっていた」というのを聞いて、もう最近はウズウズしている私。(←お~いっ!)
ぽぽちゃんにも「『おいしい』っていうのは『おいピー』って言うんだよ」と冗談で言っていたら、ある日
「まま!これ、おいピそう!」
と勝手に活用されて、ヤバいヤバい・・と訂正した昨今です(爆)こんな母ですみません(^^;

こうやって写真で見ると、今年の飾り付けはちょっとセンスないかも(爆)
去年はこんなことしたり、

(本人は空想劇をしていて、私の存在に気づいていない)、

なぜか一列に並んでいたり、

本人曰く、みんなびっくりしてひっくり返ったり・・・
なんて和ませてもらいましたが、今年はまーーたく手をつけません!
逆に「『ごにんばやし』ってなにをするの?」などと聞くのを見て「成長したな」と思うけれど、嬉しい反面、逆にさみしかったり(笑)親って勝手ですね。
ところで、今年はひな祭りの歌を教えよう!と歌ってあげてはいるのですが・・・
私の子供の頃の記憶を辿っても、どうしても本来の歌より替え歌を歌った回数の方が圧倒的に多い(爆)
あかりをつけたら 消えちゃった~
お花をあげたら 枯れちゃった~
ごーにんばやしの 首取れた~
ってヤツです。
歌っていても、同時にこの歌詞が頭の中を流れており、こちらを歌いたい葛藤と常に戦っております。(何回かボソッと歌ったけど(爆))こんな母ですみません(^^;
なんでしょ~ね、海外に住んでるからこそ、ちゃんとした日本語を伝えたい、日本文化を伝えたいという思いもあることはあるんですが、自分の育ち以上の言葉遣いはできないし、しつけとか云々よりも、親の毎日の生活を見て子供は育ってるんですよね。
いや~何が言いたいかって言うと、子供達とは将来日本語で会話できたら・・・という想いもあるんですが、それ以上にど~でもいいことを日本語で喋ってワハハ!とお互い笑ってつっこんで・・・というのができたらな~という想いもあるんです。
ということに、最近気がつきました(笑)
ってか、単に日本語に飢えてるのかな!?(^^;
以前知人が「小さい頃、魚のことを「ギョ」って言うんだって親から教わっていた」というのを聞いて、もう最近はウズウズしている私。(←お~いっ!)
ぽぽちゃんにも「『おいしい』っていうのは『おいピー』って言うんだよ」と冗談で言っていたら、ある日
「まま!これ、おいピそう!」
と勝手に活用されて、ヤバいヤバい・・と訂正した昨今です(爆)こんな母ですみません(^^;
リンツのHauptplatz(中央広場)に子供の遊び場出現☆
2週間ほど前に、リンツの中央広場に子供用の室内遊び場ができました。Linz09のプロジェクトの一貫なんだそう。

青色がテーマみたいです。
写真、天井の左にあるキラキラしたものは、なんとペットボトルなんです。

リンツの名所・名物をモチーフにした鏡が至るところに。
この遊び場、行ったときには子供というよりは乳幼児がとても多く、確かに1歳を過ぎヨチヨチあんよを始めたタンタンも思いっきり遊べるつくり。特別危ないと思われる場所や遊具もないし、子供が1歳代の親は、家以外の場所で遊ばせる時、常に危険回避のために見張ってないといけないので、少しでもゆったり遊ばせるられるのはとっても嬉しい♪
初めて行ったときには、とにかくベビーカーがズラッと並んでいるほど大盛況でした。

このスペースはちょっと不人気(爆)
この長細いクッション、ふるとシャカシャカ鳴ったり、細かい仕掛けがあることはあるんですが、小さい子供にはちょっと扱いにくいのかしら・・・。

飲食スペース。
ジュースはなんとタダ!
カプセル(ネスプレッソ)のコーヒー、お茶は受付で買うこともできます。
食べ物も持ち込み可。
ソファーの後ろには、2台のオムツ替え台が。もちろん大人のトイレも有り。

電子レンジや哺乳瓶を温める機械などもあります。

お絵描きコーナー。
机が何気に動物の形になっていて可愛い♪
しいていえば、タンタンがここの色鉛筆を持ちながら歩きたがるのが難点であろうか(笑)
他にも、缶バッチを無料で作ってくれるサービス、Linz09に関して子供が参加できるイベントを教えてくれたり(意外にも年齢制限のないイベントも多いんです)、既に私のお気に入りスポットになりつつあります☆
リンツにお住まいでない方も、小さなお子さん連れでいらっしゃる場合、こんな街中で子供を遊ばせるスペースがあると便利なんじゃないかと思います。私は旦那さまにここで子供の相手をしてもらって、自分はササッと買い物、なんてこともしてます(笑)
【Kinderpunkt09】
Altes Rathaus, Hauptplatz, Linz
〈Öffnungszeiten〉
Februar bis November 09
Di – Fr 14.00 – 18.00 Uhr
Sa/So/Feiertag 10.00 – 17.00 Uhr
Mo geschlossen
Zusätzliche Öffnungszeiten in der Ferienzeit
Semesterferien (16. – 21. Februar 09),
Osterferien (4. – 14. April 09), Pfingstferien(30. Mai – 2. Juni 09),
Sommerferien (11. Juli – 13. September 09)
Di – So 10.00 – 17.00 Uhr