❇️141にすがる【オーストリアの緊急医療サービス】
こんばんは〜
オーストリア🇦🇹リンツ在住のciaciaです。
前回、アルゲリッチのコンサートの話を書き始めましたが、
その後、興奮しすぎて(?)膀胱炎になった話もちらっと書きました😅
そして意外にも需要があるなと思ったのが、
オーストリアの緊急医療サービスのこと。
なので今日はこの話題を先に書こうと思います!
膀胱炎になった?
と思ったのが先週金曜の午後のことでした。
まっさきに思ったのが
「なんで週末に限って体調悪くなるの・・・😭」
オーストリアの医療は、基本、ホームドクター制。
つまり、かかりつけ医が決まっていて、
それ以外の先生に診てもらうことが難しい。
これは、薬依存の患者さんが
複数の医者を渡り歩いて処方箋をもらい、
オーバードーズを防ぐためとも言われています。
でも、かかりつけ医が休みなときだってある!
私の先生なんて、基本、朝7時から10時までで診療おしまい!(爆)
いや、閉まるの早すぎやろ!
とつっこみたいけれど、
今はそれどころじゃない。。。
そんなときに便利なのが、
141に電話すること。
これはお医者さんが必要と判断した場合、
お家に来てくれる回診サービス。
表向きは【緊急医療サービス】と銘打って、
安易に利用されないようにしていますが、
今回の私の場合のように
膀胱炎の痛みで家から離れられない場合や、
子どもを診てもらいたいけれど、車がなくて病院に行けない場合…
など、病院に行けない事情をわかってもらえると
夜中でもお医者さんが来てくれます。
もちろん回診なので、できることは限られていますし、
お医者さんが回診不要と判断すると、来てくれません。
でも今まで来てもらえなかったことがないので、
ここに電話するほど辛いときは、
来てもらえるのでしょう。
⚠️生命の危険があるときは、このサービスでなく救急車を呼んで下さいね。
141は、オーストリア全国共通電話番号ですが、
かけると、その州の担当サービスに繋がるようになっています。
それぞれの州で141の対応が違うかもしれませんが
リンツのある上オーストリア週の流れとしては、
①141に電話をかける
②担当者(医者ではない)が出るので、症状を伝える。名前や住所、生年月日、健康保険ナンバーなどを聞かれる。
③折り返し医者から電話がかかってくるので、症状を伝える
④回診必要と判断されると、回診に来てくれる(30分〜1時間以内)
という感じ。
私の今までの利用例としては
・夜中ワンオペのとき、下の子が中耳炎になったので来てもらった(上の子を起こして連れてタクシーで病院にいくのが無理)✖️2回ほど
・夜中下の子が突発的に全身蕁麻疹が出て、来てもらった
・夜中私が腹痛で動けないときに来てもらった(お腹に痛み止め注射刺された)
・持っている痛み止めが効かなくてどうしたらいいか相談した(手持ちの他のでもOKと教えてもらった)→これは相談のみ
という感じ。
症状を分かった上で回診に来てくれるので、
応急処置分の医療用道具や薬は持ってきてくれます。
また処方箋を書いてくれるので、
その足ですぐに当番薬局に行って薬を処方してもらいます。
(自分で行かなければいけないときは辛いけど)
「heute」「Apotheke」「地域名」で検索すると
当番薬局が出てきます。
今回の私の場合は、抗生物質を出してもらえるかが鍵でした。
こちらのお医者さんは簡単には出さないので。。。
回診で抗生物質が必要かの尿検査までやってくれるのか?
病院に行きなさいと言われるのか?
ドキドキで症状を伝えたところ、
それを聞いたお医者さんが
「抗生物質の処方箋を持ってあなたのお家に行くわ」
とおっしゃってくれたので
ホッとしました。
家にある痛み止めも切れていたので、
それも追加でお願いして。
夫がまだアルゲリッチのコンサートでウィーンにいたので
自分でなんとかするしかなかったのですが、
なんとかなって良かった〜(涙)
「俺がいないときに限っていつもなんかあるな」
って言うんだけど、ホントそう!😂
処方箋をもらったら、今度は娘が
「私が買いに行ってくるから、ママはお家にいて!」
と言ってくれて😭
夜中に娘を外に出すのも気が引けましたが、、、
たまたま当番薬局が我が家から一番近いところだったのと、
そこまでの道のりがそこまで危険ではないと判断し、
今回ばかりは娘の行為に甘えました。
その日の当番病院に行く方法もあるのですが、
病院だと運が悪いと数時間待ち。。。
しかもしんどいときに待合室で待つのは地獄のよう。。
もちろん病院ならではの良さもありますが、
(症状によっては精密検査まで回してもらえるなど)
そこまで大袈裟じゃないことは、
ホームドクターの範疇で終わらせたいところ。
電話しなければならないハードルはありますが、
少しでも参考になればと思って書きました。
それでは今日はこのへんで。
おやすみなさ〜い!
❇️念願のウィーンフィルでアルゲリッチを聴く【楽友協会】
こんばんは!
オーストリア🇦🇹リンツ在住のciacia(ちあちあ)です。
今回は、前回の記事でちらっと書いた、
アルゲリッチ with ウィーンフィル
のコンサートレポです💕
今回、アルゲリッチがウィーンフィルと演奏した曲は、
ラベルのピアノコンチェルトでした!
このアルゲリッチの演奏するラベルのコンチェルトの2楽章は、
好きな曲✖️好きなピアニスト
ということで、
私が人生で最も回数聞いた曲といっても過言ではないほど。。。
もうかれこれ30年くらいは聴いてるから、
何千回聴いた?って感じ(笑)
それくらい好きなのに、
アルゲリッチデビューは遅くて、
なんと去年、生まれて初めて聞けたのでした!
もうそのときの感動と余韻たるや、すごかった。。
コンサート後に何日も引きずることってあまりないのだけど、
このときは数日間余韻に浸って
「これはまた是非聞かねば!」
と決意するほどでした。
なので、今回の
「アルゲリッチがラベルのコンチェルトを演奏する」
というのを知ったときの驚きたるや、もう!
コンサートがあるとわかった時点で夫に
「3月の中旬は、アルゲリッチ聴きにウィーンに行くからね!」
と宣言していたら、
「俺もその時期ウィーンだな」
と言っていたのだけれど…
まさか彼がそのコンサートにトラで乗るとは
最初わかってなかった私😂
「え、同じ日に同じ楽友協会にいるの?」
って驚きましたわ。
意思疎通が未だに乏しい私たち夫婦です😅
(主に私のドイツ語理解力のせい・・)
そうそう、お友達が
「インスタでciaciaちゃん見つけたよ!」
と教えてくれました。
ウィーンフィルの公式インスタ。
客席側なのに見つけてくれたお友達、すごい!
そして舞台側には夫が写ってると教えてくれて😆
いい冥土の土産になりました(笑)
ほんと「いつ死んでもいい!」と思ったくらい
ステキなコンサートだったのだけど、
考えたら指揮者のメーターは87歳で、
ピアニストのアルゲリッチは82歳。
こんな超のつくご老人が頑張ってるんだから、
私がそんな戯言吐いてはいけないね(笑)
そしてコンサートが凄すぎて、
興奮と余韻と疲れがどっと押し寄せて、
1週間後の今日、膀胱炎になっちゃいました😅
無理はできない歳だな〜
すいません、前置きで記事が長くなっちゃった!
アルゲリッチのコンサートの話はまだまだ続きます!
❇️2年に1回の青少年音楽コンクールのご褒美
こんばんは〜!
オーストリア🇦🇹リンツ在住のciaciaです。
3月半ばに、「プリマラムジカ」という
青少年音楽コンクールがあり、
息子がチェロで参加しました。
リンツのある上オーストリア州の地方大会は、
今回はザンクトフローリアンの修道院が会場。
(修道院中庭)
この修道院、ほんっっっとうに綺麗だから、
行けるところに住んでいる人にはぜひ行ってほしい!
ブルックナーがこの修道院内の教会の
オルガンの真下に眠っていることで有名ですが、
ブルックナー知らなくても行ってほしい!(笑)
修道院って、日本の修行僧の住むような
質素なイメージがありますが、
オーストリアの修道院は、なぜかゴージャス✨
ザンクト・フローリアン然り、
メルク然り。
クロスターノイブルグ然り。
だから見応えたっぷりです✨
(こちらはコンサートがあるときだけ解放されている大理石の間)
この修道院内で行われたコンクールの会場も
雰囲気がステキでした💕
ちょいピアノが年代モノでなかなかな音でしたが😅、
ピアニストはそこにあるピアノで勝負するもの!ですよね💦
チェロを持った息子と。
そうそうこのコンクール、2年に1回あるので、
2年前のも記事にしていました。
もし今回のこの予選を通過すれば、本選は5月下旬。
日にちを見たら、なんと私の参加したかった
ウィーンで開催される「フラウエンラウフ(女性マラソン)」の翌日!
いっぽう、コンクール本選の会場は今年は南チロルなので、
夫に
「ウィーンのマラソンに出て、翌日南チロルにいるのは、
ちょっと難しいんじゃない?」
と言われて、まだ申しこんでいません😅
ちなみにウィーンで開催されるフラウエンラウフ(女性マラソン)
なんとこれってアシックス主催なのね!
私の愛用シューズも、もちろんアシックスです。
日本の誇るシューズメーカーが主催だなんて、
なんだか嬉しい〜〜💕💕💕
さてさて、無事にコンクールも終わり、
来れなかった夫に「やっと終わったよ〜!」とメッセしたら、
こんな返事が!
「君にご褒美だよん」
って!
ウィーンフィルとアルゲリッチのコンサートチケット💕💕😍😍😍
自分でお願いしておいたのでサプライズではないのですが(笑)
「ぎゃーーーーーーー!!!」
とめっちゃテンションあがりました⤴️⤴️⤴️笑
涙なしでは聞けなかったアルゲリッチのコンサートレポは
次の記事で😉
ではではまたね。
おやすみなさい!
❇️大人気の黒ゴマスティック
こんばんは〜😊
オーストリア🇦🇹リンツ在住のciaciaです。
はっと気がついたら、もう3月半ば😓
今年も4分の1が終わろうとしてるなんて、信じられない💦
年が明けてから、
例年より暖かかったこともあって、
ベランダのさくらんぼの花も咲いていました🌸
こちらは、職場の桜。
ポートレードモードのピントが合ってないな〜😅
どうでもいいけど、先週末に作ったおやつ。
いつもの黒ゴマスティックに
いつものガトーショコラ、
いつものシフォンケーキ。
黒ゴマスティックは、簡単なのに家族に大人気!
これだけの量が、次の日消えてました…
てか週明けにはすべてなくなってた😳
作ったの、夢だったかな、と思うほど(笑)
この黒ゴマスティック。
このブログでは何度も出ているので
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
なかしましほさんのレシピです。
こちらにレシピがあるので、
気になる人は作ってみて〜!
ちなみに菜種油はRapsölという名前で、
どこのスーパーでも売ってます。
そして黒ゴマスティックのせいで、
我が家の黒ゴマ消費がすごいことに😅
日本から持ってくるのをやめて、
最近はオーストリアで買ってます!
こちらで売っている胡麻は炒ってないので、
使う前にフライパンで5分ほど炒ります。
日本のよりプチッと感が薄く、味も薄いですが、
噛めばちゃんと黒ゴマの味!
違和感はないかな。
今週頑張れば、来週はイースター休み!
それを楽しみに、乗り切るぞ〜💪🏼
ではでは、みなさまも良い週を!
おやすみなさ〜い♪
❇️役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」を見てきた!
こんばんは〜!
オーストリア🇦🇹リンツ在住のちあちあです。
先日ウィーンに行ったときに、
友人が「見たい映画があるのだけど、一緒にどう?」
と誘ってくれて、
役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」という映画を
見てきました!
以前も書いたけど、
日本のエンタメに疎くて、
テレビでドラマもほとんど見たことがない私。
映画なんてますます遠い。
去年の日本に一時帰国したときに、
目黒くん目当てで「月の満ち欠け」見たくらい😂
なので
「日本の映画がオーストリアで見れるの?見る見る〜😍」
くらいの軽いノリでした。
この映画、キャストも舞台もすべて日本人&日本ですが、
監督だけヴィム・ヴェンダースというドイツ人なんです。
夫は彼の作品は観たことないものの、
名前は知っていたから、
そこそこ有名な監督っぽい。
(Filmkino am Spittelbergで見ました)
結論から言うと、私は見て良かった〜!!
役所広司さんの演技も初めて見たけれど、
彼の演技力あってこその映画で、
これで彼がカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したのも
頷けます。
ネタバレしない程度に書きますが、
起承転結がキリっとした読後感のある話ではなく、
フランス映画っぽい(?)邦画な雰囲気。
主人公も寡黙な男性で、映画は始終、
映像で綴っていく印象。
だからこそ、役所さんの演技が光ったんだと思います。
でも日本人だったら、主人公の生活するまわりの空気感とか、
彼の性格とか、、、共感しやすいんじゃないかな。
監督の撮り方も、その世界観を大事にしていて、
海外の人が見た日本の印象の枠組みにはめようとせず、
過度に演出しないところも気に入りました。
私としては、海外に住んでるからこそ、
ザ・日本!みたいな映像にノスタルジーを駆り立てられる部分もあって、
2倍楽しめたのもあるのだと思います。
座席は思ったよりも埋まっていました!
(写真は埋まる前に撮ってます😉)
7割くらいは人が入ってたんじゃないかなあ。
見終わったあとに友人と
あーだこーだ感想を言い合うのも楽しい!
映画ってこんなに楽しめるものなんだと
知りました😆
ウィーンだけでしかやってないと思いきや、
調べたらリンツでも2回だけ放映していたので、
昨日、夫を誘ってリンツでも観てきました!
私、2回目の方が最初っから映画の世界に入ったみたいで、
始まったとたん、最後までずーっと涙が止まらず😂
話を知ってる人からしたら
「どこに泣きのポイントがあるの?」
って不思議に思うかもですが😂
自分でもわからず…更年期かな(笑)
夫は日本に行ったことがあるので、
雰囲気も含めて楽しんでくれたみたいで、
終わったあとは、
彼なりの考察を聞いたりして楽しかった!
もう最近は、
夜もお互いがそれぞれスマホ&タブレットで
それぞれの好きなことやってる(観てる)夫婦だったので、
久しぶりに二人の時間が持てて良かったです(笑)
明日が終われば週末!
ほんと1週間が早いなあ。
ではでは今日はこのへんで🥰
おやすみなさ〜い😘






















