ここ3回、ちょっと「野球編」が続きましたが、今のワタクシの専門“お出かけ”編にもどりますニコニコ

で、今回の御紹介は「北総四都市江戸紀行」の一つであります佐原(さわら)。北総四都市江戸紀行とは千葉県北東部に位置する佐倉市、成田市、佐原(香取市)、銚子市の4つの自治体。そしてこれらの街には、今なお江戸時代に栄えた往時の景観が残されており、そこを巡るキャッチコピーなのです☞https://hokuso-4cities.com/

 

 chuが佐原を訪れましたのは、茨城県潮来市の「水郷潮来あやめ祭り」を見た帰りの6月9日。拙宅のあります松戸とは同じ千葉県内ですが、普段は中々訪れる機会がありません。今回は結構、久しぶりなので楽しみです(^^)/ところで佐原は今では広域合併名より周辺の郡名の「香取(かとり)市」と名称を変えましたが、香取地域の中心街であることに違いなく歴史もあります。その昔、江戸時代には利根川の水運を用いて江戸への年貢米等の物資を運んだことで栄えた舟町でして、物資を保存するための蔵が建ち並び大いに栄えていたようで、当時の人口は5000人と、関東有数の規模を誇った町だったようです。またそのことは“お江戸見たけりゃ 佐原にござれ 佐原本町 江戸まさり”と謳われたほど口笛 “江戸まさり”の言葉からも分かる通り、当時の繁栄ぶりは相当だったのでしょうニコニコ 佐原の御紹介Sightはこちらウインクhttp://www.suigo-sawara.ne.jp/?p=we-page-top-1

 

 まずは佐原を代表する代表的な景観から(^^)/

古い蔵造りの商家、町家が建ち並ぶのが街中を流れる小野川沿いでして、佐原の街歩きの中心となります。ここ佐原は1996年に「重要伝統的建物群保存地区」に指定されており、同じく小江戸の呼び名がある埼玉県川越市が同保存地区に指定されるよりも一年前に指定されていたことが市民の自慢筋肉 

佐原に残る江戸時代の街並みは「重要伝統的建造群保存地区」☞https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/machinami/hozonchiku.html

 

この辺りを歩くと本当に江戸時代にタイムスリップびっくりしたかのような感じすらします。そして、この小野川にはさっば舟が行き交う、ここもまた、水の郷だったのです(^^)/

この日chuは車で訪れましたが、こちらがJR成田線「佐原駅」 駅舎からして古い町並み感、たっぷりですニコニコ

佐原駅から歩く場合は10分もかからずに観光の中心であります「中敬橋」に着きます。また、お車の場合は中敬橋付近の駐車場利用が便利。chuが訪れたのは日曜日の午後だったのですが、周辺の駐車場は軒並み満ガーン 街中をぐるぐると回って空いてるところを探しつつ、何周目かで中敬橋のちかくにあります駐車場にIN 一日600円です(^^)/

 

 ところで、「中敬橋」と書きましたがちょっと変わった名前…中敬橋は「ちゅうけいばし」と読みます。して、中敬とは…そーなんです、佐原が生んだ日本を代表する偉人、「伊能忠敬」さんのお宅がすぐこの近くにあるのでしたニコニコ え??伊能忠敬さんを御存知ないびっくりドクロえー 伊能忠敬(いのうただたか)さんは元々は佐原の商家に婿入りされ、お歳を召されるまで商いに勤しんでおられた方。その後、50歳直前に家督を長男に譲り、家業の一線から退き、一念発起して勉学を重ね、その後、全国をくまなく歩きまわ、なんと17年もの歳月をかけてほぼ正確な日本の地図を作った方!!世が世なら、ノーベル賞ものの業績ですグー 地元の方を中心として、伊能忠敬さんをNHKの大河ドラマに取り上げて欲しい、という声もあるようです(^^)v 千葉県民のchuも大賛成ですクラッカー合格

伊能忠敬(敬称略)☞https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%83%BD%E5%BF%A0%E6%95%AC

こちらが👇伊能忠敬さんが作製した地図。尺度に若干の違いこそあれ、現在の首都圏から東北地方南部がしっかりと計測されていたことが分かりますね(^^)/

伊能忠敬さんのお宅や忠敬さんの功績を称える「伊能忠敬記念館」¥は500円

https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/museum/

が、佐原の街並みのほぼ中心にあります。この日chuは立ち寄りませんでしたが、以前に訪れた時には展示物などを拝見させて頂き伊能忠敬さんの、その偉大な功績に大いに感動したことを覚えていますおねがい 

そしてこちらは小野川沿いにあります伊能忠敬さんの旧宅。こちらは入場自由でお金は無料ニコニコ

この旧宅は国指定の史跡にしていされています。

https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/meisho/rekishi/s_kyutaku.html

星の位置を確かめながら少しずつ移動して地形を計測する器具です。移動は少しずつですので日本一周するには気の遠くなるような作業であったことでしょう。正に頭が下がる思いです照れおねがい

旧宅お庭の真ん中には水路が流れていますが、この水路は農作業用に造られたものだそうです。

そしてお庭にある、伊能忠敬さんの立像と「この一歩から」の石碑

「忠敬 家訓書」の石碑もありましたが…達筆過ぎて、読めない滝汗 謎解きはディナーの後で、なんちって爆笑ニヤニヤ

旧宅を辞して、小野川沿いをぷらり♪ 旧宅前にあります樋橋。「樋橋(とよはし)」という名前ですが、通称の“じゃあじゃあ橋”と呼ばれることが殆ど。忠敬橋から50メートルほど南側に位置しています。

https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/meisho/kanko/toyohashi.html

で、“じゃあじゃあ橋”と呼ばれるのが、こちらの様子です👇照れ 30分に一度、水が小野川に落ちます。じゃあじゃあと(^^)v

この様子はYouTubeにもUpされていました(^^)v☞https://www.youtube.com/watch?v=VD9Qjr_L3WM

 

この小野川沿い散策こそが佐原観光のメインでしょう(^^)/

伊能忠敬さんの旧宅前には「だし」と呼ばれる、舟からの荷上場があります。江戸の時代に水運の街として栄えた佐原・小野川には忠敬さんの旧宅前以外にも幾つか、「だし」があります。それはまるでいまで言うバス停のような感じニコニコそして、旧宅前にあります「だし」は、今はさっぱ舟の乗り場になっています。

小江戸さわら舟めぐり☞http://www.kimera-sawara.co.jp/business/boat.html

実はこの舟めぐり、2年ほど前に船頭さんが橋の下で立ち上がり、さっば舟の屋根と橋に首を挟まれてお亡くなりになるという、大変痛ましい事故がありました。普段は舟には屋根はついていないのですが、降雨時には屋根が付きます。また、降雨により小野川に流れ込む水量が増えれば、川の流れが早くなり水位も上がります。屋根が付いて運航される時には橋と屋根が当たっちゃう恐れもありますので、何時もよりも水位が高かったその日、橋の直前で気になった船頭さんがそれを避けようとして反射的に立ち上がってしまったようです。幸い、観光客にけが人は出ませんでしたが、佐原の舟めぐりでは初の死亡事故。関係者の衝撃は大きく、事故後には原因を究明し安全が見込めるまで運航を停止していました。佐原の舟巡りは佐原観光の定番でもあり、この事故は関係方面に大きな影響を及ぼしましたが後に安全確保に万全を図れたということで復活、その後に事故はありません。

 このように、小雨が降っている時は屋根をつけます。 そうです、この日訪ねた潮来や佐原などの水郷地区は、必ずしも晴天である必要がない、いぇ、曇っていたり弱い雨が降っている時の方がむしろ似合うという、とても不思議な観光地でもあるのです。お亡くなりになりました船頭さんの御冥福をお祈りしつつ、佐原の町は江戸の香をこの先永く、与え続けてくれることでしょう(^^)/

小野川から見上げる感じの町並です。地上部を歩いて散策するのとは少だけし雰囲気が異なりますねウインク

小野川沿いに続く、小江戸の雰囲気を味わえる地区は、JR成田線のこの踏切まで。小野川沿いの右左岸600mほどの距離ですので両岸を歩いても1200m、そして忠敬橋を中心として、その東西に300mほどのエリアが小江戸・佐原なのです。決して広いエリアではないのですが冒頭、お話させて頂きましたとおり、タイムスリップ感はバッチリ、味わうことが出来るのです照れ

踏切に来る手前、途中、小野川沿いにありましたお土産屋さんを覗いてみたところ…

すると見ぃつけたチョキ 達筆過ぎて読めなかった、「忠敬家訓書」ですニコニコ 謎解きはランチの後で、でした爆笑

拡大して見ますね(^^)/

少々、小難しい家訓ですな(-_-;) ぱっと見て、直ぐに理解できるレベルには非ずでしたニヤリ こんな難しい文章を、あれほど崩した文字(草書のような感じの達筆)で書かれちゃ、ねぇニヤリ爆  笑

あ、今日のランチは小野川沿いにありました「呑処・宴処 すずき」さんニコニコ

お腹が空いていたので着丼と同時にバクバク食べ始めちゃったのでカメラ、撮り忘れた叫びのですが、あじフライ定食、鯵の肉が分厚くて、そしてサクサクに揚がっていてめちゃくちゃ旨かったラブ照れリピ決定です!!

 

成田線の踏切のところから忠敬橋に戻りました。こちらは三菱銀行佐原支店の旧本館。千葉県の有形文化財に指定されているレンガ造りの洋館。完成は大正時代ですので江戸の佐原にはなかった建物ですが爆笑今では街並みにとてもマッチしていますねウインク

https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p111-047.html

そして忠敬橋の東西にも続く古い町家が並びます。この付近には千葉県の文化財に指定された家屋が立ち並ぶのですが、その様子は後編に譲ることにいたしましょう(^^)/