「戦争はもう一度あります」 二代様の予言 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “中国在勤時代からの畏友、黒川實君のすすめもあって、初夏の一日、京都郊外亀岡の天恩郷に愛善苑本部を訪れた。

 そして、ここの人々が「二代さま」といって、信仰の象徴としている故出口王仁三郎氏の未亡人すみ子苑主と一時間ばかり話し合った。

 大本愛善苑の信仰上のことでは、全く縁なき衆生であった私ではあったが、苑主との会見の印象を率直に言えば、何か、理屈で解釈できぬ直感力というか、霊感というか、ふしぎな力をもった女性という感じである。

 恐らくは、新聞もラジオもほとんど、目にしたり、耳にしたりしないであろうこの老婦人が、ごく自然に何のてらいもなく、淡々と語り出すヒナびた表現のなかに、現在の世界情勢への適格な分析と判断がおりこまれていたのには、少なからず驚かされたのは事実である。

 苑主はこう言うのである。

 「神さまが、前々からおっしゃっているが、世界には悪神がおって、自分のところばかりで満足していないで、このごろは、よそへまで手をのばして、世界中を自分の勝手にし、わがものとしようとしている。だから、世界中がさわがしくなって、戦争さわぎになるのだ。この悪神をとっちめてやらなければ、ほんとうの平和な世の中は来ない」

――と言うのである。

 素朴な、神話めいた言いまわしであるが、それは、いまや世界が、第三次世界大戦への不安におののいている現状を指しているのであろう。

 勿論、この老婦人は、こうした、むずかしい世界情勢の見通しなどは考えても見ないだろうが、ふしぎにも、一つの直感力によって神さまのお告げとして、戦争の危機を訴えているのである。

 また苑主は、こうも言っている。

 「戦争はもう一度あります。世の中の人が、自分のことばかり考えて他人のことを考えないような今日このごろの人間の心では、神さまは、もう一度ヒドイ目に合わして、金輪際、戦争はおそろしいということを知らして地均ししてから、のちに、はじめて、ほんとうの平和のための世直しが行なわれるだろう。しかし、世界中の人間が、いま、わるいと気がつけば、神さまは、戦争にならないようにしてくださるかも知れない

というのである。

 この見解も正しいと思う。第三次世界大戦への見通しなどが、この老婦人につくはずはないのだが、現状では、次の大戦は必至だとズバリと云っている。もう一度、もっともっとヒドイ目にあわしてというのは、原爆戦のことを指しているのかも知れない。

 いずれにしても、苑主は、人類が今にして反省しなければ、まさにこの世の終りのような大荒れの戦争があって、それからはじめて永遠の世界平和の世直しがはじまるといっているのである。”

 

(「神の國」昭和26年6月号 あまのじゃく生『《社会時評》このごろ思うこと』より)

 

*『世界中の人間が、いま、わるいと気がつけば、神さまは、戦争にならないようにしてくださるかも知れない』というのがせめてもの救いですが、もはや当時から70年以上が経過して事態は既に絶望的なところにまで来てしまっているように思います。これから自民党の総裁選が始まりますが、これで日本の運命が決まるかも知れません。

 

 

“修行者に面会の折り、色々なお話のあと、次の内容のお言葉あり。

 

 二代様 『……○○○が攻めて来るでえ。あちらは獣のようなもんやから無茶苦茶しおる。けど誠の者はどこにいても助かる。ミロクの世に残されるものは皆、神様が守って下さる。女でも汚されない

 

 修行者「その時どのようにして守って下さるのですか」

 

 二代様 『むこうから見ると梅毒に罹った病人のように見えたり、指一本触れられぬようなけがらわしい姿に見せて下さるんや……』(昭和26年、山道良春(在天恩郷)於瑞祥館、拝聴)”

 

(「大本大阪本苑宣伝使研修会参考資料 『劍』 」より)

 

*戦時中満洲にいた信者さんの話ですが、戦後ソ連兵たちが娘狩りを始め、ついに二人の年頃の娘のいるその方の家にも踏み込んで来たのですが、不思議な事に彼らには同じ部屋にいる娘達の姿が全く見えていない様子で、あちこち家中を探しまわったすえ、とうとう諦めて出ていった、という話もあります。ソ連兵が家にいる間、一心に神様を念じていたということでしたが、実際にそのような体験をした方もおられます。

 

 

・「霊界物語」にすべて書いてある。

 

“……聖師の御昇天後、われわれに対し、(二代様が)「お前読んでいるかとお尋ねになる。「わししか神さんから知らされていないと思っていたことや、この秘密は守らないかんと思って誰にも言わず苦しんで隠しておったたことも、聖師さんはみな書いておってやで」と話しておられた。”

 

(「いづとみづ No.19」1981年10月号 『「霊界物語」はみろくの世建設の基(座談会)』より)

 

 

“道場へ朝拝に来られて瑞祥館へお帰りの時、車のあと推しをするわけです。その時、

 「お前物語読んどるか」

と言われる。そして

 「わしは神様に一厘の秘密は、わしだけしか教えてもろうていないと思うとった。これだけは誰にも喋れんと何十年も心に秘めておったが、このごろ物語読んでもらうと、みんな書いておってやで。大正十一年とかやろ、先生(聖師のこと)みな書いておってや。読んどってか」

 

(「いづとみづ No.23」1982年2月号 『出口王仁三郎聖師を語る(座談会 第二回)より』)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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