芳香療法 〔エドガー・ケイシー〕 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “「嗅覚神経に与える臭いほど、肉体に(この場合、動物も人間も指している。そして人間の方が生意気なことに、その嗅覚が高度に利く時がある)強い影響を与えるものはない」

 「臭いは気体であり、密度の高いものではない。この臭いは人間をして低劣な事柄に向かわしめることがある。

 たとえば、聖書によると、ヤラベアムのしたことといえば、イスラエルの罪の子供たちにびゃくだんを持ってこさせたことだ。このびゃくだんはエジプト人のもので、ヤラベアム自身の道楽やぜいたくを満足させるため、この香りで人の欲情をそそるのに使っていたのだ」

 「何が人間の生活の中に様々な臭いをもたらしたのだろう。ラベンダーが肉欲をそそったことが一度でもあっただろうか。むしろラベンダーの香りに乗って、光と慈悲の天使は、恵みと平和の場所へ人の魂を連れていくのだ」

 一五五一-一のリーディングを始める時に、ケイシーは鼻をクンクン鳴らし、こう言いました。「部屋の臭いをアーモンドの香りからラベンダーの香りに替えると、この人には非常に良いだろう」と。

 一七九九-一についての遠隔透視では次のように述べました。「一風変わったことだが、アヤメの根の臭いがこの実体にはある、これをいつも傍に置いておくとよい。アイリスや同じ種類の白い花も同様にいつも傍に置いておくとよい」。「紫色を肌身離さず身に着けていなさい。そしてラベンダーの香水や香りは、よい影響を与える。多量にというわけではなく心身を同調させるのによい」(六八八-二)。「季節外れであろうとなかろうと花をこの人の周囲に置いておくことは非常に良い。花の美しさ、芳香、生き生きとした様子が、有益な波動を作り出すのにたいへん役立つのだ。

 この人は色と同様、臭いに非常に敏感である。特に紫色とサンゴ色を体の側に置いておくように。それにバラ色だ」(一八七七-一)。「すみれや、アヤメにすみれの香りを合わせたものはこの実体によい臭いだ」(一四八九-一)。「また、波動を高めるのによい香りは、ラベンダーとアヤメの根だ」三七九-三。「臭いはあなたの周りに永遠の命をもたらす。におい袋でも香水でもどちらでもよいから身につけていれば、それがこの人に力を与える波動をもたらすだろう」(三四一六-1)

 臭いが、記憶細胞の奥深くに潜んでいた記憶を、呼び醒ますようなケースもあります。五〇四-三はそんな例です。「色や臭いはこの実体に風変わりな影響を及ぼすものだ。西洋杉と一緒にびゃくだんや蓮があると、もちろん内なる感覚に訴えるのだが、ほとんど圧倒せんばかりのインパクトがある」”

 

(ローレンス・M・ステインハート「エドガー・ケイシーのインナー・ビューティ革命」(たま出版)より)

 

*他に、これはエドガー・ケイシーではありませんが、気功師の方の話では「レモンの香りを嗅ぐことが『気』を高めるのに効果を発揮する」のだそうです(佐々木茂美著「気の作り方・高め方」ゴマブックス)。また、ヨガをやっている方から、「息をより深く吸い込むためには、ラヴェンダーやバラなど、自分の好きな香りをイメージしながら息を吸うとよい」と教わったことがあります。

 

*若い頃トルコを廻っていたとき、長距離バスに乗ると、ほぼ毎回香水のサービスがありました。発車前に車掌が車内を廻って、差し出した両手に霧吹きしてくれたのですが(柑橘系の香りでした)、リラックスできますし、乗り物酔いにも効果があるとのことでした。

 

*最近は日本でも、アロマテラピーの本が数多く出版され、芳香療法はかなりポピュラーなものとなっていますが、エジプトの香水瓶はインテリアにもなりますし、アロマオイルを詰めた香水瓶のネックレスやストラップなどもあります。私の身近にも、認知症の予防のためにアロマのネックレスを着けている者がおります。

 

 

 

 

 

 


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