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国破れてサンガリア

最近はドリカムの「何度でも」が脳内でエンドレスリピート。

映画:「クレイマー、クレイマー」


クレイマー、クレイマー [Kramer vs. Kramer]

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監督: ロバート・ベントン Robert Benton
出演: ダスティン・ホフマン Dustin Hoffman
    メリル・ストリープ Meryl Streep     他
【解説】
「失われた人生を取り戻したい」と、突如家出してしまう妻。残された仕事人間のテッド・クレイマーは慣れない家事と育児に奮闘しながら、息子ビリーとのきずなを深めていく。しかし、再び姿を現した妻が子どもの親権を主張、法廷で争うことに・・・。
 子育てに翻弄しながら必死に息子の心を受け止める父親テッドを演じるダスティン・ホフマンと、息子への愛の執着を真に迫る演技で見せるメリル・ストリープら豪華キャスト陣で贈る、感動のヒューマンドラマ。
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言わずと知れた名作中の名作。
「アイ・アム・サム」で繰り返し引き合いに出されていたので、再度鑑賞。
何回か見ているけど、その度に印象が変わっている気がする。
一番初めに見たのは、中学生くらいの時だったと思うけど、その時は妻のジョアンナが子どもを置いて家を出て行ってしまう身勝手さや、仕事を始めたから子どもを返せと裁判沙汰にするワガママさに納得できず、イマイチだった。
で、今回。あんなに嫌だったジョアンナの気持ちも分かるような気がした。冒頭のジョアンナのアップ。彼女が出て行く決意をするまでの過程は描かれていないけれど、あのシーンでそれまでに様々なイザコザがあったことが充分に想像できる。台詞だけでストーリーを追うのでなく、役者の表情や仕草でストーリーを想像できるようになったのはワシも成長したってことかな…。
妻が出て行った直後、父と子がふたりで悪戦苦闘しながらフレンチトーストをつくる場面。「まずこれをやって…次はこれ…」といちいち二人で確認しながらやるんだけどうまくいかない。でも、妻が出て行ってしばらくすると、何も言わなくても買っておいたドーナツを出し、牛乳を注いで朝食の準備をするようになり、そして別れの朝には、何も言葉を交わさなくても上手くフレンチトーストをつくる。何も言わないからこそ伝わるものがある。
ストーリーの終わらせ方も、「アイ・アム・サム」みたいにただただハッピーな展開ではなく、3人のこれからを想像させるような終わり方でよかった。世の中なんでもかんでもうまく行くわけじゃないし、誰にでも欠点はある。愛があっても離れなくてはいけないときもある。でもその上で自分に何ができるかということを3人が3人なりにちゃんと考えているところがいいね。
息子ビリー役のジャスティン・ヘンリーが、ダコタ・ファニングのような「私、演技うまいでしょ」という押し付けがましい演技でなく、子どもっぽい自然な演技をしているので、親子それぞれの気持ちを素直に理解できるのも特筆すべき点。

【超個人的評価】
★★★★★

映画:「アイ・アム・サム」

アイ・アム・サム [I am Sam]

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監督: ジェシー・ネルソン Jessie Nelson
出演: ショーン・ペン Sean Penn
    ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer     他
【解説】
 知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サムは、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシーを育てていた。妻はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねるが、サムにリタを雇うお金などあるわけもなくあっさり断られてしまう……。
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あま~い!甘いよ、小沢さん!(c.スピードワゴン)
「愛があれば乗り越えられないものはない」という、言葉にするといかにも陳腐なテーマに真正面から向き合った作品。
映画は現実じゃない、ファンタジーである、と言われれば確かにその通りで、現実をそのまま見せられても面白いわけがない。
でも、現実と全くかけ離れたストーリーを現実的に描かれると、何だか醒めてしまう。ワガママだけど。
主人公サムは知的障害のため7歳児程度の知能しかない。でも、周りには同じように(社会的な生活が一人で送れる程度の)知的障害を持った友達が都合よく4人もいて、向かいのアパートには何かと面倒を見てくれる優しい隣人もいる。勤め先では、お客さんも同僚も上司もサムを応援してくれる。サムを悪く言う人は誰もいない。この序盤からしてもう何となく気持ちが醒めてしまう。
ある出来事が起こって、ソーシャルワーカーによって娘のルーシーが連れて行かれてしまってからは、裁判での争いを通じて、サム親子は何も悪いことをしていないし、深く愛し合っているのに引き離されてしまうのか、というテーマに話を持っていかれ、サムたちが正しく、検事たちは心無いように描かれる。現実社会を考えれば、サムに勝ち目はない。これからどんどん成長する娘をサムに任せることはできないから。そのためのソーシャルワーカーだし、養護施設だし。そういう現実と映画のストーリーの辻褄合わせのようなやり方にも納得できなかった。
愛は素晴らしい、というテーマに文句を言うつもりは毛頭ないけど、感情論だけで全てがうまく行ってしまう世界はファンタジーすぎる。それよりも、周囲に見栄を張るためだけにサムの弁護を引き受ける弁護士リタのような欠点のあるキャラクターのほうが見ていて感情移入できる。
ストーリーの各所で織り込まれる「ビートルズ」ネタ、「クレイマー、クレイマー」ネタも泣ける話ですよとわざわざ教えられているようで興醒め。
と言いつつ、「ルーシーの絵の赤い水玉はあなたのことだと思う」という台詞に泣いてしまったので、星3つ。

【超個人的評価】
★★★☆☆

プーさんも所詮、肉食

明日も明後日も仕事…。
(´Д⊂

映画:「トータル・フィアーズ」


トータル・フィアーズ [The Sum of All Fears]

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監督: フィル・アルデン・ロビンソン Phil Alden Robinson
出演: ベン・アフレック Ben Affleck
    モーガン・フリーマン Morgan Freeman     他
【解説】
 ロシアの大統領が急死し、アメリカ政府にとって無名同然のネメロフが新大統領になった。いったいどんな人物なのか模索する中、唯一彼が次期大統領であると進言していた若きCIAアナリスト、ジャック・ライアンはキャボット長官の助手としてロシアへ飛ぶ。その後キャボットたちはロシアの核工場を視察するが、そこで研究者の3人が行方不明であることを知りライアンは調査の結果アメリカに核爆弾が持ち込まれていることを突き止める。しかし時は既に遅く、全米最大のイベントであるスーパーボウルの会場でそれが爆発。一瞬にして何十万の命が奪われてしまう。アメリカ史上最悪の想像を絶する大惨事に政府は最高レベルの緊急警戒態勢に突入。しかし今度は米空母がロシア戦闘機によって攻撃を受け、事態を掌握できないアメリカ政府はロシアへ向けた核攻撃のカウントダウンを始めてしまう。
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まぁ、何と言うか、安直すぎる作品でした。
核が爆発したのに、ほぼ中心地にいた人たちが平気で走り回ってるし、主人公は爆風で飛ばされて墜落したヘリからかすり傷程度で現れた上に、「風下なら被曝しない」という何だかよく分からない理由で爆心地へ直行。あの…核爆弾ですよね??
結局、「アメリカVSロシア」という構図が欲しいがための道具として核爆弾を持ち出してきただけとしか思えない。あれだけ「核だ、核だ」と騒ぐ割に、その描写がお粗末すぎて全くストーリーに説得力がない。
そもそもワシが「アメリカ万歳」な映画が嫌いなのもあると思うけど、ちょっとね~、都合よく話が進みすぎ。
主人公は知的なCIA工作員という設定のはずなのに、ベン・アフレックが演じるとアホ満開な感じに。ポカ~ンとした顔してることが多くてダメダメ。ま、その分、共演者が引き立ってよかったけど。

【超個人的評価】
★★☆☆☆