第83回アカデミー賞受賞予想
いよいよ目前に迫ったアカデミー賞授賞式。
今年も去年に引き続き、先日のノミネーション予想の答え合わせと一緒に受賞予想でも。
★が本命、☆が対抗です。
【作品賞 -Best Motion Picture-】 My Predictions : 9/10
127時間 127 Hours
ブラック・スワン Black Swan
ザ・ファイター The Fighter
インセプション Inception
キッズ・オールライト The Kids are All Right
★英国王のスピーチ The King's Speech
☆ソーシャル・ネットワーク The Social Network
トイ・ストーリー3 Toy Story 3
トゥルー・グリット True Grit
Winter's Bone Winter's Bone
ザ・タウン The Town――――――――――――――――――――――――――――
「ザ・タウン」がOUT。「Winter's Bone」がIN。
候補が10枠に広がっても、やはり監督賞・編集賞にもノミネートされている作品が強そう。
今年のノミネートの中で言えば、「ブラック・スワン」「ザ・ファイター」「英国王のスピーチ」「ソーシャル・ネットワーク」の4作品が該当する。更に前哨戦の結果を見ると、ほぼ「英国王のスピーチ」と「ソーシャル・ネットワーク」の一騎討ちの様相。そうなると、最多ノミネートを受けていて、内容もポジティブな「英国王のスピーチ」がやや有利かも。
【監督賞 -Best Director-】 My Predictions : 4/5
ダーレン・アロノフスキー Darron Aronofsky (ブラック・スワン)
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン Joel & Ethan Coen (トゥルー・グリット)
★デヴィッド・フィンチャー David Fincher (ソーシャル・ネットワーク)
☆トム・フーパー Tom Hooper (英国王のスピーチ)
デヴィッド・O・ラッセル David O. Russell (ザ・ファイター)
クリストファー・ノーラン Christopher Nolan (インセプション)――――――――――――――――――――――――――――
クリストファー・ノーランが「ダークナイト」に続き、今回もまさかのノミネート落ち。ムムム。
この部門も作品賞と同じく、デヴィッド・フィンチャーとトム・フーパーの争いになりそう。
作品の勢いを考えると、「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが強そうだけど、元々演技力のあるベテランが安定感のある演技をしている「英国王のスピーチ」に対し、若手の役者を見事にまとめ上げた「ソーシャル・ネットワーク」の方が、より監督の力量が大きいと見られるのではないかということで、デヴィッド・フィンチャーを本命予想。
【主演男優賞 -Best Leading Actor-】 My Predictions : 4/5
ハヴィエル・バルデム Javier Bardem (Biutiful ビューティフル)
ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges (トゥルー・グリット)
ジェシー・アイゼンバーグ Jesse Eisenberg (ソーシャル・ネットワーク)
★コリン・ファース Colin Firth (英国王のスピーチ)
☆ジェームズ・フランコ James Franco (127時間)
ライアン・ゴズリング Ryan Gosling (ブルーバレンタイン)――――――――――――――――――――――――――――
ハヴィエル・バルデムがサプライズノミネート。
ジェフ・ブリッジスとコリン・ファースは2年連続のノミネート。
この部門は、コリン・ファースが圧倒的な強さを持っていて、ほぼ受賞は確定。
あとは授賞式でどんなスピーチをしてくれるか待つばかり。
当日ホストを務めるジェームズ・フランコが大波乱で受賞すると面白いかも。
【主演女優賞 -Best Leading Actress-】 My Predictions : 4/5
☆アネット・ベニング Annette Bening (キッズ・オールライト)
ニコール・キッドマン Nicole Kidman (Rabbit Hole)
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence (Winter's Bone)
★ナタリー・ポートマン Natalie Portman (ブラック・スワン)
ミシェル・ウィリアムス Michelle Williams (ブルーバレンタイン)
ヘイリー・スタインフェルド Hailee Steinfeld (トゥルー・グリット)――――――――――――――――――――――――――――
ヘイリー・スタインフェルドは助演賞でのノミネート。代わりにミシェル・ウィリアムスがIN。
アネット・ベニングはこれまで高評価を得ながら2回連続でヒラリー・スワンクの前に敗れるという結果に終わっていて、今度こそは獲らせてあげたいと思う会員も多そうだし、今回落選したジュリアン・ムーアの支持票も流れそうだけど、婚約と妊娠を発表したナタリー・ポートマンへのご祝儀代わりに主演賞が転がり込みそうな予感。
ただ、オスカーを獲ると破局するというジンクスに乗らないように祈るのみ。
【助演男優賞 -Best Supporting Actor-】 My Predictions : 4/5
★クリスチャン・ベール Christian Bale (ザ・ファイター)
ジョン・ホークス John Hawkes (Winter's Bone)
ジェレミー・レナー Jeremy Renner (ザ・タウン)
マーク・ラファロ Mark Ruffalo (キッズ・オールライト)
☆ジェフリー・ラッシュ Geoffrey Rush (英国王のスピーチ)
アンドリュー・ガーフィールド Andrew Garfield (ソーシャル・ネットワーク)――――――――――――――――――――――――――――
アンドリュー・ガーフィールドがOUT。ジョン・ホークスがIN。
実在の人物を演じた2人、クリスチャン・ベールとジェフリー・ラッシュが強そう。さらにクリスチャン・ベールお得意の肉体改造やボクサー役というのは、いかにもオスカー向き。ジェフリー・ラッシュが受賞経験者であることも考えると、ベールがやや有利か。
ジェレミー・レナーは去年の「ハート・ロッカー」に続いて2年連続ノミネートで今後に期待大。マーク・ラファロは好きな役者なので初ノミネート万歳!
【助演女優賞 -Best Supporting Actress-】 My Predictions : 4/5
エイミー・アダムス Amy Adams (ザ・ファイター)
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter (英国王のスピーチ)
☆メリッサ・レオ Melissa Leo (ザ・ファイター)
★ヘイリー・スタインフェルド Hailee Steinfeld (トゥルー・グリット)
ジャッキー・ウィーヴァー Jacki Weaver (Animal Kingdom)
ミラ・クニス Mila Kunis (ブラック・スワン)――――――――――――――――――――――――――――
ミラ・クニスがOUT。この部門は混戦模様で予想が難しい。
ヘイリー・スタインフェルドは助演賞でのノミネートながら、実質は主演といえる大きな役柄で有利。助演女優賞は若手が獲ることも多い部門なのもプラス。対象作の「トゥルー・グリット」は10部門でノミネートを受けているものの、他部門では他の有力作に押されて受賞が難しそう。となれば、この部門でなんとか1つはオスカーを獲りたいところだろう。
前哨戦では強さを見せたメリッサ・レオはエイミー・アダムスと同じ作品からのノミネートで票割れする可能性大。
ヘレナ・ボナム=カーターは作品の勢いでは圧倒的に有利で受賞も充分にあり得そう。
【アニメーション映画賞 -Best Animated Feature Film-】 My Predictions : 3/3
☆ヒックとドラゴン How to Train Your Dragon
イリュージョニスト The Illusionist
★トイ・ストーリー3 Toy Story 3
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アニー賞では圧倒的な強さを見せた「ヒックとドラゴン」だけど、これは事前にピクサーがアニー賞への不参加を表明したため。作品賞にもノミネートされている「トイ・ストーリー3」の優勢は変わらなさそう。シリーズの最後を飾る有終の美を見たい。
第83回アカデミー賞ノミネーション予想
超直前だけど、とりあえず今年のアカデミー賞予想。。。
【作品賞 -Best Motion Picture-】
ソーシャル・ネットワーク The Social Network
英国王のスピーチ The King's Speech
ブラック・スワン Black Swan
ザ・ファイター The Fighter
インセプション Inception
トゥルー・グリット True Grit
キッズ・オールライト The Kids are All Right
トイ・ストーリー3 Toy Story 3
127 Hours 127 Hours
Runner-Up
Winter's Bone Winter's Bone
【監督賞 -Best Director-】
デヴィッド・フィンチャー David Fincher (ソーシャル・ネットワーク)
トム・フーパー Tom Hooper (英国王のスピーチ)
ダーレン・アロノフスキー Darron Aronofsky (ブラック・スワン)
クリストファー・ノーラン Christopher Nolan (インセプション)
デヴィッド・O・ラッセル David O. Russell (ザ・ファイター)
Runner-Up
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン Joel & Ethan Coen (トゥルー・グリット)
【主演男優賞 -Best Leading Actor-】
コリン・ファース Colin Firth (英国王のスピーチ)
ジェシー・アイゼンバーグ Jesse Eisenberg (ソーシャル・ネットワーク)
ジェームズ・フランコ James Franco (127 Hours)
ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges (トゥルー・グリット)
ライアン・ゴズリング Ryan Gosling (ブルーバレンタイン)
Runner-Up
ロバート・デュヴァル Robert Duvall (Get Low)
【主演女優賞 -Best Leading Actress-】
アネット・ベニング Annette Bening (キッズ・オールライト)
ナタリー・ポートマン Natalie Portman (ブラック・スワン)
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence (Winter's Bone)
ニコール・キッドマン Nicole Kidman (Rabbit Hole)
ヘイリー・スタインフェルド Hailee Steinfeld (トゥルー・グリット)
Runner-Up
ジュリアン・ムーア Julianne Moore (キッズ・オールライト)
【助演男優賞 -Best Supporting Actor-】
クリスチャン・ベール Christian Bale (ザ・ファイター)
ジェフリー・ラッシュ Geoffrey Rush (英国王のスピーチ)
アンドリュー・ガーフィールド Andrew Garfield (ソーシャル・ネットワーク)
マーク・ラファロ Mark Ruffalo (キッズ・オールライト)
ジェレミー・レナー Jeremy Renner (ザ・タウン)
Runner-Up
ジョン・ホークス John Hawkes (Winter's Bone)
【助演女優賞 -Best Supporting Actress-】
メリッサ・レオ Melissa Leo (ザ・ファイター)
エイミー・アダムス Amy Adams (ザ・ファイター)
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter (英国王のスピーチ)
ミラ・クニス Mila Kunis (ブラック・スワン)
ジャッキー・ウィーヴァー Jacki Weaver (Animal Kingdom)
Runner-Up
ヘイリー・スタインフェルド Hailee Steinfeld (トゥルー・グリット)
【アニメーション映画賞 -Best Animated Feature Film-】
トイ・ストーリー3 Toy Story 3
イリュージョニスト The Illusionist
Runner-Up
塔の上のラプンツェル Tangled
映画:「BECK」
BECK
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監督: 堤幸彦
出演: 水嶋ヒロ
佐藤健 他
【解説】
自分はつまらない人生を送るだろうと半ば諦めていた平凡な高校生、コユキ。そんな彼の前に、音楽のことだけは妥協を許さないニューヨーク帰りの天才ギタリスト、南竜介が現われる。彼の飼い犬“BECK”を助けたことが縁で知り合い、古いギターを譲り受けたコユキは次第に音楽にのめり込んでいく。そんな中、新バンドのメンバー探しをしていた竜介は、ボーカルの千葉とベースの平をスカウト、飼い犬にちなんで命名したバンド“BECK”を結成する。一方、バイト先の常連・斎藤に指導を仰ぎ、懸命にギターの練習に励むコユキ。竜介の妹・真帆は、そんなコユキの才能をいち早く見出し、陰ながら応援していくが…。
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【ネタバレあり】
全体的にテレビドラマのようなチープさが感じられる、意外性のない青春ドラマ。
何が残念って、やっぱりコユキの歌唱シーン。マホやバンドのメンバーが初めてコユキの歌声を聴くシーンはあの見せ方でも充分だけど、ライブハウスやラストシーンまでそれかよっ!!と拍子抜け。引っ張るだけ引っ張っておいて、それってアリなの!?って言いたくなるような。しかも聴衆の反応が毎回ワンパターンでコユキがどう進歩したのかがまったく伝わってこない。観客の数だけで判断しろとでも言いたいのか?聴く人が多ければそれがいい音楽なのか?
確かに「天性の歌声」をどうやって表現してもイメージと違う、という批判が来るからっていうのも分かるけれど、だからってあんな逃げ方をするなら漫画で読めば充分であって、映画にする必要がないのでは?
役者の中では、桐谷健太が暑苦しい千葉を好演。「ソラニン」でも似たようなキャラクターのバンドマン役を好演していたけど、イメージをワンパターン化しないように頑張ってほしい。そのほかのBECKメンバーは、原作のキャラクターを壊さないように恐々演じているような感じがした。下手ではないけど、イマイチ板についていないような。。。外国人役のキャストは総じて学芸会レベル並みにヒドイ。弘美役のぶりっ子演技やYoshito役のキモい動きも悪い意味で鳥肌もの。
堤幸彦の演出も、どうでもいいチョイ役に有名人を使ってみたり、”BECK”の名前が決まるシーンの犬のアレの処理の仕方とか、小ネタの後にすぐカット割りを入れるとか、「TRICK」や「20世紀少年」で見たような演出ばかりで悪いところばかりが目立つ。あと、スポンサーの商品の出し方がわざとらしくて見ていて一気に興冷めしてしまう。あれがスポンサーの意向で作られたシーンだとしたら、日本映画の商業化は作品の質を落とす方向に働いているとしか思えない。
【超個人的評価】
映画:「ソラニン」
ソラニン
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監督: 三木孝浩
出演: 宮崎あおい
高良健吾 他
【解説】
都内の会社に勤めるOL2年目の芽衣子とフリーターでバンドマンの種田。大学時代に軽音サークルで知り合い、付き合って6年になる2人は、多摩川沿いの小さなアパートで一緒に暮らしていた。そんなある日、芽衣子は種田に背中を押してもらう形で、嫌気の差していた仕事を辞めることに。一方、種田はサークル時代の仲間とバンド“ロッチ”の活動を続けるものの、将来の不安と焦りから音楽への思いを押さえ込んでバイトに励むようになっていた。だが、芽衣子にそのことを指摘された結果、バイトを辞めてレコーディングに集中し、デモCDを完成させ、今回のチャンスを掴めなければバンドを解散することを決意。しかし、厳しい現実を突きつけられた種田は、ある日突然、芽衣子に別れを切り出す。その後散歩に出たまま戻らない種田が書いた曲“ソラニン”の歌詞をなぞりながら、彼の帰りを待ち続ける芽衣子だが…。
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原作未読で鑑賞。
自分には“何か”があるはずという根拠のない自信と、でも何もないかもしれないという不安。流れに逆らって生きるのが格好いいと思っていても、周りに流される心地よさも知っていて踏み出せない弱さ。非現実的な夢を追うのを馬鹿にしていても、現実の自分を受け入れられない苛立ち。歳をとる毎にどんどん自分の可能性が狭まっていくような焦燥感。ストーリー自体に目新しさはないけれど、そんな誰もが経験するようなモラトリアム世代の足掻きを上手く切り取っていたと思う。
バンド仲間の加藤やビリーが愛すべきキャラクターだったのに対して、種田のキャラクターが最後まで理解できなくて好きになれなかったけれど、原作を読めばもっと違う印象だったのかもしれない。
そして何より音楽が良かった。ラストのライブシーンの宮崎あおいの歌は決して上手とは言えないけれど、“今を生きていく”という決意が力強く伝わるものだった。ASIAN KUNG-FU GENERATIONが原作の浅野いにおの詞に付けたメロディも、どこか青臭くてセンチメンタルで良かったし、エンディングの「ムスタング」も元々この作品に触発されて作ったというだけあって世界観とマッチしていて素敵な余韻が残る。
【超個人的評価】






