明日は本番
明日はついに本番。
池袋芸術劇場で踊るのは初めてだから、嬉しい。使いやすそうな劇場だなぁ!って、あそこの空気がわりと好きだから。
大好きなひとたちと踊れることも、大好きなひとたちが見にきてくれることも、大好きな踊りを踊れることも、
今すぐわぁ~い!って夜道を走りたいくらい嬉しい。
舞台、終わってほしくないな。これが終わったらまたすぐに何か舞台を探そう。
今までとても選り好みをしていた。
でもそれは自信がなかったということでもある。
今は自信があるぞ!
というのとも全く違うんだけど、
自信どうこうじゃなくて、何にも考えずに、良いな…と思ったものに飛び付きたい。
たぶんこれもヨーロッパ効果。
どうしたいか、どうなりたいか、先が明確でないかもしれないことはそんなに変わらない。
でも今は目の前にあることをひとつひとつ、自分が選びたいと思ったことを楽しんでやっていくかとが、いいような気がする。
なくすものもあって、でもそれも当然。
そりゃなくさないように頑張るけれども。
…ああ、やっぱり最大限にしつこく追いすがっちゃうけど。
できることを全部。
できないことも夢みたいなこともすべて。
かっこわるく、貪欲に。
でも楽しくちゃんと空をみつつ。
明日は頑張ろう。
見にきてくださるみなさん、素敵な舞台にするから、楽しんでください。
私も、舞台のうえでたくさんの気持ちをもらうから。
ラ ダンス コントラステ 第10回アトリエ公演
『Les Vierges』
5月22日・23日 19時より
池袋芸術劇場小ホールにて。
深呼吸にも似て
なぁんだ!
って、自分を受け入れられる瞬間。
はっきりと、これだよ、って手のひらに出して確認できなくても、
私のなかにそれはある。
だから、
いいのか。
って。
どんなにそのことの方がおおきくて豊かなことか、
私はたまに忘れるから。
忘れて焦りだしちゃう。
ドイツ、どうだった?
ってきかれたり
どうして踊っているの?
ってきかれたり
そのたびにちょっと汗がでちゃう。
そんな難問!
とこころがどもりそうになる。
でもそれでいいんだ。
時間がちゃんとあって、伝えようとして、ちゃん聞きたいと思えば、
それでいい。
英語ができなくても友達になれると思ったこと。
貧弱なのはかたちにするやりかたであって、
このこころじゃない。
…と思いたい。
そんなことを考えさせて、発見させてくれるなんて、
すごいことだと私は思うんだ。
金色のおひさま
髪の毛が、ほんとうに現実離れしている。
アンドロイドみたい。
いいのかなぁ…
たぶん照明にあたればその照明どおりのイメージになるから大丈夫そうなんだけど…演出家のイメージからかけ離れてはいやしないだろうか…心配。
★ ★ ★
こころが、浮き足立っている。
緊張とはまた違う。
ほんとうにあたしは、もうあの場所で踊っちゃうのかな?という、なんとも自分から少し隔たった意識。こうして電車に乗って、日常のなかにいる今。
でもそう考えると、うん。
なにも、誰にも変わらないただの日常なのだ、当たり前なこと。
あんまりおひさまがぽかぽかと呑気だからこんなふうに思うのだろう。
あんまり、あたしの髪の毛を透明に照らすから。
無神経、非現実的な、
お友達に心配していただ いてひとつ前の日記を読んで、なるほど!これは具合ものすごく悪そうだ、ということに気付きました。
めちゃめちゃ元気。
ただ、かっこつけた文を書きたかっただけなのです。
私は
打ち拉がれるほど具合が悪くなったり、
落ち込んだりすることはまずないので、
本当に図太くてありがたいことだと思う。
その図太さでご心配をかけたりして、ごめんね。
★ ★ ★
髪の色がまた変わった。
オレンジだったのが、透明感のあるアッシュに。
何だかとても現実離れした色です。
バイト先では大丈夫かぁ?やっと赤毛サルに慣れてもらったのに、今度はえせガイジンのよう。大丈夫かな?どきどきする。
美容院で役のイメージについて色々話しているうちに、少し発見があった。
やっぱり、うまく言えないところに、なんだけど。
全部を内包して。
よし。
だから、ひとつ前の日記の「あたし」も、私は含んでいていいのかも。
…とむりやりつなげてみたり。
シンニュウ
毛布に包まれているように暑苦しかった。
もがいてももがいても毛布はあたしを包んで離さない。寝返りを打つたびにますます身体に密着してくる。
しばらく青白い光の中で目を閉じてじっと横たわっていると、わずかな毛布のゆるみからすうっと冷たい空気が吹き込んできた。鋭くて隙のないその空気は一瞬で私の肌の表面に纏わりついた汗を冷やし、毛布の繊維のいっぽんいっぽんを濡らした。
一度震え出すともう戻れなかった。
かちかち鳴る歯の音は、世界のどんな音よりも高らかに響き渡っているような気がした。
忘れ物をしたのはあたしじゃないし、
もうそれに気づいてもこの隙間は決して埋まらないのだ、と、
そんな風に冷静に思考している頭の中身と、どうにも止めようのないこのくちびるの、おおもとのことを考えると面白かった。
ためしに笑ってみた。
笑うことはできた。