金色のおひさま
髪の毛が、ほんとうに現実離れしている。
アンドロイドみたい。
いいのかなぁ…
たぶん照明にあたればその照明どおりのイメージになるから大丈夫そうなんだけど…演出家のイメージからかけ離れてはいやしないだろうか…心配。
★ ★ ★
こころが、浮き足立っている。
緊張とはまた違う。
ほんとうにあたしは、もうあの場所で踊っちゃうのかな?という、なんとも自分から少し隔たった意識。こうして電車に乗って、日常のなかにいる今。
でもそう考えると、うん。
なにも、誰にも変わらないただの日常な のだ、当たり前なこと。
あんまりおひさまがぽかぽかと呑気だからこんなふうに思うのだろう。
あんまり、あたしの髪の毛を透明に照らすから。