アマヤドリ -170ページ目

在りかたのこと

友達の舞台を見に行ってお世話になった先生に会った。
私のバレエの舞台を観にきてくれたのが1月だから、ずいぶん久しぶり。
バレエ団のOGのひとに混ざってご飯を食べた。

先生はずいぶん酔っ払って色んなことを話してくれた。
300ドルだけ持ってNYからフランスに行き、お家も職も持たず色んな人にお世話になりながら6ヵ月そこで暮らしたこと。
ベルギーのカンパニーから誘いがあってオーディションを受けにいったんだけどお金がないから夜行で行って夜中に着いたこと。野宿するのに寒くてさむくてお酒を飲んだらオーディションの時まで酔っ払っていて、それでもその投げ遣りさがよかったのか受かったこと。
大きな舞台の時主役のアンダースタディに入ったんだけどまさか自分にまわってくるとは思っていなくてぼんやりしていたら主役が怪我をし、まったく覚えていなかった振付を何分かで覚え、舞台がおわった時に燃え尽きちゃって何ヵ月も失踪したこと。


先生は携帯電話をもっていない。
移動は自転車。
ずっと東京にいるのに電車のことも全然わかってない。
私も終電ぎりぎりなのに、降りなくてもいい駅で降りてあっちが丸ノ内線ですからね、切符はまた買わないとダメですよ!と送っていかないと迷子になっちゃう。


ぼくは化石だって笑われるんですよ、と言う。
でもね、こんなこというと年寄りの説教みたいだけれど、何もかも便利になりすぎた気がするな。何もかも清潔で平らで、匂いがない。
舞台も同じ。
性のにおいがない。
温度がない。
きれいで技術があって冷たいだけ。
うまく言えないけど、そういう野性みたいなものがなくなっちゃった気がします。


私はもう便利になった時代に生きているから、先生の感じていることを同じに感じることはできないだろうけど、言わんとするところはわかる気がする。
男の子も女の子も、美しくそつなく踊る。
ラインや、さらさらな感触。
野性の感じとか、汗とか、人間くさい歪みとか…
よく言えば洗練されたんだろうな。それも素敵なんだけど。
何が必要なんだろう。
これから、またそこに還ることもあるんだろうか。


好みも考え方も私はまた先生とは違うけれど、何だか分かる部分もあったから考えさせられた。

メモ

時間のこと。
じっくり見せること。
さもない動きのなかにいかにたくさんのものが含まれているか、考えさせられた。

空間のなかの時間。それを見せる方法。
光を空間の途中でつかまえること。
蛍。
鏡と逆かぁ。すごいとらえかた。

ひとつひとつの動作を私はなんにもまだわかっていない。
芯の重みと先端の重みのバランス。
感覚同士が組み合わさって生まれることは1+1=2じゃないということ。
長いスパンの、たとえば時間と、短いスパンのそれを融合させること。

トキ、砂丘

ずっと会いたかった人が夢に出てきた。

いつも夢に出てくるときは現在の時間。昔の、いつでも会えたときの記憶じゃなくて。

相変わらずのらりくらり私のことばを躱す。だけどちゃんと甘えることも忘れない。
だから私は、鈍いずきずきを抱えたまま。

懐かしい感情に、私の意識も昔に戻る。進展の望めないレベルに。このひとの前だと私はこんなふうになってしまうんだった、と思い出す。

懐かしさや、残像や、諦めや、意地や、見栄や…全部がないまぜになって激しくこころに重力をかける。
だけど一番の望みを、いちばん叶えられそうなそのことを、私は選ぶ。

破りそうになるが今回はとどめることができた。


ときが、こうしてくれたんだと思う。
そして、ときの堆積したそのうえを歩くことは、砂丘で風に吹かれていることにひとしい。

友達の言ったことはほんとうだった。

私はとても長いこと、あのときのなかに置き去りにしたもののことを感じ続けている。

すじみちはないみたい

なんかいも、生まれ変わったみたいな気持ちになっている。
当たり前のことがわたしにとっては当たり前じゃなくてそれは自分が未熟だからだとずっと思い込んできた。だけどそう思い込むことにはなんの意味もなくて、意味があるとすればそれは自分に対する首輪であるということだけなのかもしれない。
かといってこの思い込みが私をマイナスにマイナスに、導いていたと感じているわけではない。
マイナス思考もときには必要で、マイナス思考から派生すること、結果も過程もすべて私のものだからと思えるくらいわたしは強いから。幸せなことに。

生まれたばかりのときに目にした光や、だんだん色が見分けられるようになっていく頃、そしてママやパパを知って自分を知る。
宇宙の爆発くらいに大きなできごとがわたしには積み重なってきたはずなのに、それらはすべて均され、慣らされ、今、記憶のなかにあるでこぼこは丘や凹地くらいだ。
海溝やグーグルアースみたいな視界を得たかったら、わたしは毎日なにを頑張っていたらいいんだろう?

うん。
わからない。
わからないよね。

質の違いもあると思う。
もしかしたらそれすら変えるできごとに巡り合う幸運もあるのかな。


頑なに鎧を着ていたり、荒く走り回っていたり暴れ回っていたりしては黄色い蝶が肩にふっととまったことにすら気付かない。

どうしたらぐっと入っていた力を抜いたり、すうっと水を撫でるみたいなやさしい指でいられるだろう。

それにはやっぱり、考えたりしてるだけじゃダメなんだ、きっと。私は。
動いて削って、息も絶え絶えになって死にかけの時にわかることがあるし、
きっと今はそれが必要。
無理をしよう!とか思っているのとは違って。
迷ったり選びそびれたりすることが、なんて多いんだろうと思うから。



お酒バトン

ちゅんちゅん1号ことさよちゃん から頂いたバトン。

ありがとー!

お酒、あまり飲めないけれど。



【好きなお酒はなんですか?】
(好き…とまでいえないんだけど)

ピニャコラーダ・梅酒・ディタで割ったもの

甘さでお酒の味が隠れてないと飲めない。

ほんとは日本酒とか格好良く飲みたいんだけどなあ。

【嫌いな(または苦手な)お酒はなんですか?】
ビールとウイスキー。

ビールは苦いし、ウイスキーは酔っ払いの匂いがする…という思い込みがあります。


【誰と飲みますか?】
友達や、会社の人。

一人飲んだ事は人生で1回しかまだないなあ。

【泣き上戸?笑い上戸?】
落ち着きなくなる上戸。

突拍子もないこと言い上戸。

…でもこういう風になるまで飲んだ事、ほとんどない。

【酔いが顔に出る方ですか?】
真っ赤っかです。

注射の時のアルコール消毒で真っ赤に腫れちゃうくらいだからアルコールにはアレルギーがあるんだと思う。

飲むと息苦しいし、鼻も詰まる。


【記憶を無くしたことはありますか?】
ない~~!つまんない。

そこまで飲んで友達に迷惑をかけてごめんねごめんね、って謝ってみたい。

【今までで一番楽しかったお酒は?】

いつも楽しい。…というか、いつも飲みの席では私は食べてばかりだから…。
お酒ということであれば、夢で、白く濁った米粒の入ったすごく美味しいお酒を飲んだとき。

あのお酒だったらどんどん飲めるのになあ。本当にすごく甘味があってお米の香ばしさがあって美味しかった。

幼稚園の時にお米をぐつぐつ煮てのりを作ったんだけど、あのときの味と匂いがした。

マッコリがそれっぽいのではないかという説があるので、近々飲んでみたい。

【逆に、一番思い出したくないお酒は?】
ザールブリュッケンでテキーラ一気をして撃沈したこと。

撃沈も恥ずかしかったけれど、撃沈後の状況にどうしたらいいかわからずできれば消えてしまいたかったがどこにも帰るところがなく、困った。


【彼氏(または彼女)とお酒を飲むのは好きですか?】
もし彼がお酒が好きならば、そして度が過ぎるほどの酒乱じゃなければ、たぶん楽しい。

【お酒を飲んで勢いで喧嘩をした事はありますか?】
ないなあ。つまんない。

あ!でもお酒を飲んでの男のひと同士の喧嘩を止めに入って、顔をグーで殴られたことはある。流れ弾だけど。

【お酒が好き?お酒の場が好き?】
お酒の場、は楽しいです。

でもお酒は全然好きじゃないので一緒に食卓を囲んでわいわいしたり深く語ったりすることが単に好きなだけ。

だけど酔っ払ってわけわかんなくなってる人を見るのは楽しいかも。

【次に回す5人を指名して下さい。コメント付で♪】

まみこちゃん:お酒好きだということは調べがついている。大人しくバトンをうけとること。

ammtyちゃん:お酒好きかわからないけれど。

棗さん:どんなお酒を飲むんだろ?興味シンシンです。

福ちゃん:好きだよね?飲めるよね?

わっふるちゃん:酒豪のお酒ライフをお聞かせください。