アマヤドリ -164ページ目

通勤いやいや病

最近リハーサルがあって強制的早起きを毎日はしないで済んでいたから、普段の生活に戻った今ちょっとリズムが戻らない。満員電車ももういやだよぅ。


今日は祝日だけれど仕事。土曜と祝日は大変。
次の仕事や予定がぎりぎりだからときどき息をすることも忘れてしまうことがある。残業が当たり前の職場だけど残業するわけにはいかない。むむ。

バイトとはいえ本当はもっと余裕を持って役に立ちたいのにな…と、ジレンマに陥ることもある。だけどやっぱり自分が何を大切にしているかを見失ったら、いけないし。これ以上できない、って線を引かなきゃいけない。
だけど一緒に働いているかたにもとってもご迷惑かけてる。甘えっぱなしだ…。
せめてできることはちゃんとやろう。いられる時間だけは精一杯心をこめて働こう。そうするしかないな…。当たり前だけど。



だけどちょっと疲れたみたい。

今日はバイトのあとレッスンに行ってそのあと楽しいB級グルメ会が待っていたのに、レッスンの後どうしても気持ち悪くて電車の座席を立てなかった。

そういえば昨日の夜、何故かお腹が痛くて気持ちが悪くて真っ青の冷や汗でおうちに帰ったんだった。

あっ。

今朝もお腹痛くて会社を遅刻したんじゃないか!

忘れてたけど、続いてた。なんだ。続いてただけだ。

どうした、私のおなか。

がっつきすぎ?いくら食欲の秋だからって…。

甘いもの食べ過ぎかな。

今まで一日にたくさん用事を入れることが当たり前だったけれど、ちょっとゆとりをもたなきゃいけない。
ゆとりをもちたくなった。

★   ★   ★



B級会のみんな、ごめんね。

楽しかった?

私もエリンギ焼きたかったよ。

『ミリオンダラー・ホテル』

心を病み閉ざされた世界にいる少女が少し知恵の足りない男の子の純真さに次第に心を開いてゆくなんてあんまりなメロドラマじゃないか、とも思った。
だけどヴェンダースのメロドラマは嫌いじゃない。
まんまとひたって、途中2人が幸せになれない予感に胸がつまった。

お互いだけが許しあえてもしかしたら何かを手にいれられるかもしれなかった。
でもそれを奪ったのはトムトムを利用しようとした住人や無理解さでも何でもなく、トムトムの心。


ミラが魅力的だった。演技はともあれ…(『ジャンヌ・ダルク』を観て以来ミラの演技に信頼をおくことができない。ミラは演じるのを忘れた一瞬がいい気がするんだけどどうだろ?)。

ミラが演じるエロイーズはいつも裸足だ。
現実ではないどこかに自分の心を縛っているのとはうらはらにとても自由で無防備に見える。どこか違い場所を彷徨う風のような存在。瞳は全然目の前を見ていない。自分の眉間のそのうしろにある国を見てる。

誰かと仲良くなるのは、誰かの心にこんな風に住みたいからなのかもしれない。<
そう思ったら、なんだか涙が出る。






ザ・ミリオン・ダラー・ホテル・バンド, U2, ダニエル・ラノア, サルマン・ラシュディ, ボノ, ミリオン・ダラー・ホテル・バンド, ニコラス・クレイン, ミラ・ジョボビッチ, クリス・スペディング, ルー・リード


ミリオンダラー・ホテル








このサントラが結構好き。




ミラの歌声も入ってるし、ルー・リードもいる。

とおい国のちいさな島

ku:nel (クウネル) 2007年 01月号 [雑誌]

ku:nelの11月20日発売号は、「ムーミンのひみつ。」という表紙ではじまっている。

これは!とお昼休みに買いにいって、お昼休み中パンをかじりながらトーベ・ヤンソンの世界にひたった。


今ちょうどトーベ・ヤンソンの短編集を読んでいるのだけれど(この次はこのブログの横にも載せている島暮らしの記録を読むつもり)、彼女の作品の中でぐっと胸をつかまれる部分、感覚の出所が少しわかったような気がした。

ムーミンにもそれを感じていたのだけれど(だからとっても好きなんだけど)短編集でその正体が水からあがり陽に照らされたみたい。


嬉しかったのは雑誌に載っていたトーベ・ヤンソンが晩年過ごした無人島の雰囲気が、昨日の夜まさに読んで私が想像した、ひとり暮らしの島の小屋にリスが訪れるお話の小屋とものすごく似ていたこと。

屋根の色や海までの距離、建物の高さや形、裏庭の湿った感じ、薪の積み重なり、空の色、苔のかんじ。

あの場所から彼女はリスをみたんだろう。

海や、庭の花を眺めたんだろう。

あんまりにもしっくりいっていたのでまるで当然のこと、自分自身の感覚のことのようだった。

もちろんこんなことひとりよがりに過ぎないとは分かっているんだけど。

私が近づいたような気がしているだけ。

でもその体験はとっても素敵なものだった。(そしてそれは、まだまだ彼女の本を読むたびにおとずれるのだろうから、わくわくする)

実際にこの島を訪れてみたいけれど、こんな風に雑誌に載ってしまったらきっとおとずれたいひとはいっぱいになっちゃうんだろうな。

今のこの感じを実現しにいきたいけれど、それにはもっとひっそり、がいい。


ムーミンの話の中でとても好きな嵐の中のフィリフヨンカのお話とか、このいくつもの短編もそうだけど、この島で暮らしたことがどんなにか彼女をじっくり染めたのか、と思う。

それを愛しくかんじる。


だって本を読んでいるとその生活それ自体が、私にも染み込んでくるような気がするんだ。

さそり座に見守られて





舞台記念&誕生日にいただいた室内プラネタリウム

組み立ててみました。
わーい♪
実は器用と思われる友達に手伝ってもらった。
工作って楽しいな。
だけど私は小説も結果が知りたくってどんどん斜め読みしていってしまうようながさつな心を抑えきれないような人間なので(そしておまけに斜め読みしたことを後悔しちゃうから面倒なのだけれども)この「作る過程」というものを心から楽しむことができずできればすっ飛ばしちゃいたいと鼻息が荒くなってしまって、なんだかゆとりみたいなものが足りないなあと思うのでした。
楽しめるはずなんだけど、なんだか変なテンションなんだ。レストランで回転率を上げるために早い音楽をかける、みたいなことを自分でやっちゃう。
だからこそ友達に手伝ってもらったんだけど。

将来旦那さんがもしできたとして、毎日夕ご飯を作ってあげることに自分が飽きるのではないかと不安だ。
このセリフを口にした途端きっとだんなさんになりたいってみんなあんまり思わなくなっちゃうんだろうから私ってチャレンジャーだなとは思うけれど、結構本気でよく言ってる。困った狭き門です。
だってすごく時間がかかるし。できないくせにあれもこれも!創作料理しちゃったりするから作り終わるとへとへとだし。
まあぜんぶ言い訳だけど。
だけど、たまにでいいから一緒にご飯を作ってくれたらわりと長いこと飽きないんじゃなかろうかとは思う。
だれかと一緒になにかをするの、好きだ。
小さいときも弟と一緒にだったらお皿洗いとお皿拭きをするのが楽しかった。私が洗って、弟が拭く。どっちが早いか。
食器置きかごにどれだけお水が溜まっちゃうか。そこから垂れるお水が切れる前に、布巾を洗うところまでたどり着くか。
大人になったのにやっぱり変わってない。
面白そうじゃなければ、すぐ面倒くさがるところ、ちょっとはなだめすかさないとな。こないだ月占い(?)で「こつこつとやること」って出たし。
さもないことをさりげなく、丁寧に、できるような女性になりたかったな。

寝るときにお部屋をプラネタリウムにして寝た。
その日は獅子座流星群が見られなかったから星に包まれたことが嬉しかった。
私の星座、さそり座が目立つようにちょっとずるをして星を足す。
光ってこんなにまっすぐに進むんだな。もうちょっとぼやけちゃうかと思っていた。


こうして感動したり、嬉しいって感謝したり、からだの奥にまでしみ込んだはずのあたたかい気持ちをいつまでもいつまでも大切にしたい。
感触よりはものごととして覚えておくことのほうが苦手かもしれない、と思い込んでいた自分の性質を悲しく思った時期もあった。
感触は霧のようだから、ことばとかものごととして記憶したものを媒体にしないとうまく捉えることができなくて結局はぼおっとどこかに消えていってしまうんじゃないか、って。動物みたいに言葉がないからなにもかもが曖昧でとどめておけないんじゃないか、って。
でも私のいけないところはきっと自分が飽きたり、忘れたりすることに対してただただおびえていたというまさにそのこと。
おびえてる暇があったらもっと自分の得意な感じることをふむふむ、ってやってみたらいいんだ。楽しまないとできないと思うのなら楽しくしたらいい。言葉としてちょっとでもひっかかりをつくっておきたいならメモとかしたらいいし。
あ、だからこうして日記を書いたり写真を撮ったりするのかもな。

私はすぐに間違っちゃう。
まだ未熟なところがあって、間違ったことを口走ったり、やっぱり忘れたり、自分の身が可愛かったり、ずるかったり。
いつもそれを反省できますように。
それを訂正できるチャンスがありますように。
二度と修復できないようなひどいことを、しちゃいませんように。


見えるかなあ?
さそり座が壁に映っているところ。
本当に綺麗なの。
一晩つけっぱなしにするとちょうど電池が切れちゃうのは、朝起きると星が見えなくなるのと同じ。

『浮き雲』

ストーリーは何ということもない。
冴えない顔の夫とユーモアを忘れたような顔の夫婦が困ったなぁとあちこち職を歩く。地味だし笑ってよいのか戸惑う場面も。
この監督はほかに見たことがなかったからちょっとそわそわしちゃった。

しかし進むにつれしみじみと良さが伝わってくる。
思い切って財産を全額賭けてすっからかんになったり…人間くさい。ああ、なんでそんなちっちゃなことで、といがみあいにどきどきしたり、だけど自分の予想とは反した人物たちの反応に新鮮なあたたかみを感じたり。二人がちゃんと愛情を持ち合っていたりして、最後まで引き込まれるように観た。


大袈裟でもドラマティックでもない、どこにでもいる人間を愛情をもって描く。
素敵だけど難しいな。
だけど素敵。

ひとを愛しているひとに、とってもひかれる。


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トータル・カウリスマキ Vol.1 真夜中の虹/浮き雲