『ミリオンダラー・ホテル』 | アマヤドリ

『ミリオンダラー・ホテル』

心を病み閉ざされた世界にいる少女が少し知恵の足りない男の子の純真さに次第に心を開いてゆくなんてあんまりなメロドラマじゃないか、とも思った。
だけどヴェンダースのメロドラマは嫌いじゃない。
まんまとひたって、途中2人が幸せになれない予感に胸がつまった。

お互いだけが許しあえてもしかしたら何かを手にいれられるかもしれなかった。
でもそれを奪ったのはトムトムを利用しようとした住人や無理解さでも何でもなく、トムトムの心。


ミラが魅力的だった。演技はともあれ…(『ジャンヌ・ダルク』を観て以来ミラの演技に信頼をおくことができない。ミラは演じるのを忘れた一瞬がいい気がするんだけどどうだろ?)。

ミラが演じるエロイーズはいつも裸足だ。
現実ではないどこかに自分の心を縛っているのとはうらはらにとても自由で無防備に見える。どこか違い場所を彷徨う風のような存在。瞳は全然目の前を見ていない。自分の眉間のそのうしろにある国を見てる。

誰かと仲良くなるのは、誰かの心にこんな風に住みたいからなのかもしれない。<
そう思ったら、なんだか涙が出る。






ザ・ミリオン・ダラー・ホテル・バンド, U2, ダニエル・ラノア, サルマン・ラシュディ, ボノ, ミリオン・ダラー・ホテル・バンド, ニコラス・クレイン, ミラ・ジョボビッチ, クリス・スペディング, ルー・リード


ミリオンダラー・ホテル








このサントラが結構好き。




ミラの歌声も入ってるし、ルー・リードもいる。