真珠湾攻撃から80年目の12月8日に
今日、2021年12月8日は、太平洋戦争の開戦日(日本軍による真珠湾攻撃)から80年目の節目にあたる日だ。 結局、日本はアメリカの反撃によって東京が焦土と化し、沖縄戦の大敗、広島・長崎への原爆投下とソ連による対日参戦などによって、ポツダム宣言を受諾し、アメリカをはじめとする連合国に対して無条件降伏することになった。 しかしながら、同じように第二次大戦の敗戦国となった日本とドイツでは、「戦争とファシズムの歴史」に対する向き合い方が異なった。 ナチスによる虐殺やナチズムの負の歴史と向き合い、戦前の敵国であったフランスはじめヨーロッパ諸国と良好な関係を築き、ついにはEUのリーダー格の国として、国際社会における地位を堅持するようになったドイツ。 過去の軍国主義による侵略戦争の歴史と向き合わず、東アジア諸国(とりわけ韓国や中国)と過去の戦争に対する歴史認識問題で軋轢を起こし、東アジアからの孤立化の道を歩み始めた日本。 日本が現在歩んでいる道は、日本国憲法前文に記されているような「国際社会において名誉ある地位を~。」という理想とはかけ離れた「間違った道」であることだけは確かだろう。 日本は、一体、どこで道を間違えたのだろうか?太平洋戦争の開戦から80年目にあたる今だからこそ、私は、すべての日本人に問いたい。