歴史事実は変えられない。日本の歴史修正主義の間違い。

 昨日7月7日は盧溝橋事件(日中戦争の発端の事件)が勃発して81年目に当たる

日だった。
 81年前の今頃から1ヶ月余り、日本政府と軍部の間では中国大陸への派兵と派兵中止

の議論が入り乱れていた(日中戦争開戦直後における拡大派と不拡大派の意見対立。)。

 近年の日本の歴史修正主義者の間には、過去の日中戦争不拡大派の動きだけを切り

貼りして、あたかも日本が中国大陸への戦争を仕掛ける意思が無かったかのように「日本

は戦争を拡大するつもりは無かった。悪いのは中国だ~。」などと事実と異なる歴史記事や

デマを拡散する行為が流行っているが、これら歴史の捏造は批難されるべき行為だろう。

 歴史事実は変えられない。


 日本が日中戦争勃発の昭和12年(1937年)の秋に数十万の大軍を中国大陸に派兵

したことは紛れもない事実だし、その派兵は、満州事変以降の日本が中国大陸で進めて

いた侵略政策の延長であり、日中戦争は紛れも無く侵略戦争だったのである。

 日中戦争などの戦争は、現在の日本の右派勢力が夢想するような正義の戦争ではない。
 中国や韓国・北朝鮮などの東アジア諸国を悪者にしようとして、歴史捏造を図る日本の

一部の歴史修正主義者らの行為は、日本の立場を悪くする行為であり、決して日本の為

はならない愚行であることを、日本の右派勢力、特に歴史修正主義者の皆さんは自覚

すべきであろう。

 最後にもう一度繰り返すが、歴史事実は変えられない。

 

日中戦争は日本が中国大陸で行った侵略戦争だった。

 日本の歴史修正主義は「明らかな間違い」であることを、日本の右派勢力・歴史修正
主義者は歴史に学んで反省するべきだ