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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
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ショートステイで転倒しアゴを怪我
救急病院で縫合してもらい帰宅した母
忘れることが得意な認知症の母
家に帰ってきた頃にはもう怪我したことも救急搬送されたことも忘れていた
そのため怪我をしているアゴが気になってしょうがないらしい
帰宅して15分
母は貼ってあったガーゼを剥がし傷口を触っていた
「キャー!!!!!」
それを見た私のほうが、なんだかアゴがムズムズしてきてしまう
剥がしてしまったガーゼの代わりに絆創膏を貼らなければいけないと思うのだけれど
血や傷口が苦手な私
縫合したての母のアゴの傷を直視できない
「姉どうしよ!!私、怖くて見れない!!!」
「私も無理〜〜〜〜」
そう言いつつも、頼りになる姉
恐る恐る母に近づき傷口を覗き込む
「あっ」
「えっ、どんな感じ?」
「思ったより全然大丈夫。傷口も小さいよ」
「マジで?」
私は薄目を開けて遠くから母のアゴを見る
そこには想像していた赤みや腫れ、血の塊などはまったくなく
黒い糸で3センチほどキレイに縫われていた
「ほんとだ、傷口キレイ」
そうやって、姉と私が母のアゴを覗き込んだり
絆創膏を貼ったりしている間
母はずっと不思議そうな顔をして
「私のアゴ、何かあるの?」と聞いてきたりした
無事に絆創膏を貼り終わり
母を寝かせてしまうことに
起きていると、またすぐに絆創膏を剥がしてしまいそうだからだ
ただ夜中に目を覚ましたとき
また絆創膏を剥がしてしまうかもしれない
そして傷口を思い切り触ってしまうかもしれない
そんな不安があった
認知症の人が怪我をすると大変なのだと
今回、あらためて実感した
”触っては駄目だよ”と伝えても
すぐに忘れてしまう
なので、少しでも痛みや痒みがあれば
母は気になって触ってしまうだろう
触らせないためには目を離さず
ずっと見ていなければいけないけれど、それは不可能に近い
とりあえず少しでも違和感をなくすため
つねにマスクをして貼ってある絆創膏を隠すようにした
それでも次の日の朝には絆創膏を剥がしてしまっていたし
昼間にトイレに入ったら、床に絆創膏が落ちていたりもした
そのたびに薬を塗り絆創膏を貼り直した
しかし驚いたことに
母は「これ何かしら」と何度も傷口を触ったりしていたにも関わらず
傷口が開くことはなく
1週間後には無事に抜糸がすんだ
今は傷口もだいぶ目立たなくなってキレイだ
そうやって抜糸までの一週間
落ち着かない日々を過ごしている中
ショートステイから1本の電話があった
(つづく)
↓母の徘徊がはじまったときの記事
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