★ご訪問ありがとうございます★
メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

沢山の「いいね」や「フォロー」ありがとうございます!励みになります!

 

 

 

先日、次男の誕生日だった

 

 

今までは両親から誕生日プレゼントとして現金をもらっていた

 

両親としては何を買ってあげたら良いのかわからないから

このお金で好きなものを買ってあげなさい

ということだったので、そのお金で有り難く次男の欲しいものを買ってあげていた

 

 

 

 

しかし今年は特に欲しいものがなさそうだし

せっかく同居しているのだからと

誕生日プレゼントとして父に美味しいものをご馳走してもらうことに

 

 

 

場所は主役の次男の希望でサイゼリヤに決まった

(私としては、日頃行かない高級レストランが良かった!)

 

 

 

 

誕生日当日が平日だったため

母がデイサービスから帰ってきてすぐに出発をした

 

 

 

サイゼリヤまでは徒歩で15分ほど

 

 

 

転倒が怖いので

私はずっと母と腕を組んで歩く

 

 

 

 

昔は母は歩くのが速かった

 

 

背筋を伸ばし、颯爽と歩いていた母

 

しかし、その姿は今はもうない

 

 

 

父や息子たちが先の方を歩く中

 

母と私はゆっくりゆっくりと歩く

 

 

 

 

 

ちょうど中間地点についたあたりで

母の足が止まってしまった

 

 

 

「おかあさん大丈夫?疲れた?」

と声を掛けると

 

 

 

「大丈夫よ。さっ、行くわよ。せーの!」

と母は掛け声と共にまた歩き出す

 

やはり疲れているのかもしれない

 

 

 

 

「もう半分まで来たからね。ゆっくり行こうね」

と励ましつつ、母と私は、またゆっくりゆっくりと歩く

 

 

 

 

その間に、父と息子たちはかなり先の方へ行ってしまった

 

 

 

 

 

曲がり角で父の姿が見えなくなるたび

「あれ、おとうさんは?」と母は不安そうだ

 

 

 

その後、交差点があり

父や息子たちが渡った直後で赤になってしまった

 

 

 

母と私もなんとか交差点まで歩いていくと

父たちが交差点の先で待っていてくれているのが見えた

 

 

 

 

母も父の姿が見えたのだろう

急に急ぎ足で信号を渡ろうとしたので、私は思わず母と組んでいた腕に力を入れる

 

 

 

「お母さん、信号赤だから渡れないよ」

 

 

そう伝えるも母は

「そうなの?」と言いつつ

また渡ろうとする

 

 

私は信号を指さしながら

「あの信号が青になったら渡ろうね」

というも、母は「信号ってどれ?」とよく分かっていないようだった

 

 

 

改めて母が信号のことが理解できなくなっているこが分かり

もう母を一人で外を歩かせられないなと強く感じた

 

 

 

 

その後も、母と私はゆっくりゆっくりと歩き

なんとかサイゼリヤに到着した

 

 

 

 

(つづく)

 

 

イベントバナー

 

 

人気ブログランキング

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

フォローしてね…

 

 

↓母の徘徊がはじまったときの記事

1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載

2.「徘徊」の定義

3.怒りの感情に支配された母

4.疲労がたまっていく介護

5.「徘徊」のその後

 

PVアクセスランキング にほんブログ村