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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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私は良くも悪くも

他人を自分のことのように思ってしまうことがある

 

 

 

 

人が怒られていれば、自分も落ち込むし

 

家族が「遅刻するかも」と焦りながら家を出ていくと

「無事についた」と連絡を受けるまで私もドキドキと緊張し焦ってしまう

 

誰かがツライ思いをしていると私も心が辛くなる

 

 

 

 

他人に共感しすぎてしまうのだ

 

 

 

 

特にネガティブなことに対しては共感しやすく

非常に心が疲れてしまう

 

 

 

最近、そんな自分の性格を直したいと思い

なるべく「他人は他人、自分とは違う人間だ」と意識するようにしている

 

 

 

 

そうするようにしてから

生きていくのが少しラクになった

 

 

息子たちが学校でお友達に意地悪をされた話を聞いても

 

旦那から仕事で失敗した話を聞いても

 

 

以前ほど、自分の心はしんどくならなくなった

 

 

 

もちろん心配にはなるし

自分が出来る最大限のフォローはするけれど

それは母として、妻としてするだけで

 

常に「自分のことではない」と考えて

家族のネガティブな気持ちに

私の心が引っ張られないように一線を引くようにしている

 

 

 

 

そんな風に意識して生活していたある日

 

 

 

「あらっ、今なにか飛んだわ!」

 

 

認知症の母が空を指差して言った

 

 

この時、母と私は2人でソファに座り

のんびりとお庭を見ていた

 

 

鳥の姿が見えなかった私は

 

 

「何か飛んでた?カラスかなぁ」と

母の指差すほうをみるけれど

そこには真っ青な綺麗な空があるだけだった

 

 

「そうね。鳥があのあたりを飛んでたのよ」

 

と母は一生懸命、説明をしてくれた

 

 

そして

 

 

「昔はねぇ、私、あれに乗ってピュ〜と、あの山の上に飛んでいったのよ」

 

 

「えっ、鳥の背中にのって?あの山に?」

 

 

「そうよ。下りるときはズーズーと滑って下りてきたのよ」

 

 

 

 

思わず私は、魔女の格好をした母が

カラスの背中にのって山の上に飛んでいくのを想像して

可笑しくなった

 

 

認知症になると魔女になるらしい

 

 

 

 

おそらく過去の色々な記憶が

ゴチャゴチャになって出てきた言葉なのだろうけれど

母にとっては真実なのだ

 

 

 

なるべく他人と自分を分けて考えるようにしている私だけれど

このときばかりは

母になってみたいと思った

 

 

認知症になった母は

鳥の背中に乗って飛べるし

山から一瞬で下りることが出来るのだ

 

 

日々、母はどんなことを考え

どんなことを感じているのか

私も同じように体感してみたい

 

 

 

 

 

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