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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
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夕飯を作り1階の両親のところへ持っていくと
寝室から父の大きな声が聞こえてきた
「違うって言っているだろう!これは着れないって!!」
だいぶ苛立っている声だったので
私は急いで寝室に向かう
「どうしたの〜?」
声をかけつつ中に入ると
認知症の母が分厚いパジャマの上に肌着を着ようとしていた
「これは着なくて良いって言ってるのにお母さん聞かないんだよ」
と父は私に向かってつぶやいた
「お母さん着替えてるんだね〜。もうパジャマ着ているから肌着は着ないで大丈夫だよ〜」
そう言いながら母のことをじっくり見ると
下半身はタイツしか履いていない
「お母さん、下もパジャマ着ようか」
と近くにあったズボンを渡す
母は「あぁ、ありがとう。これ着るのね」
と素直に履いてくれた
その横で父が
「お父さんの言うことは何も聞いてくれないんだよ」
と大きなため息をついた
認知症の母は
私の言うことは素直に聞いてくれる
でも父に何か指摘されるのは嫌らしく
怒ることが多い
私と父、同じことを指摘しても
母の反応がまったく違うのだ
父の言い方がキツイということはあるけれど
それ以上に、母にとって
父はいまだに「夫」であり「好きな人」なのだろう
人は「好きな人」には
つねに素敵な自分を見ていてもらいたい
と思うものだ
母にとって父は、いまだにそんな存在で
そんな人から
「着ようとしている服が変だよ」
なんて言われたら悲しいし恥ずかしい
そんな気持ちをを悟られなくて
「怒り」という感情で表しているのではないだろうか
父に対して怒っている母を見ていると
母の「乙女」な部分が見える気がして
すこし微笑ましくなる
そう思うと同時に
介護している父は大変だろうなぁとも思う
間違いを指摘するたびに
不機嫌になられては、介護するほうは疲れてしまう
そう考えると
「自宅介護」の難しさを感じる
親しい人に介護されるより
赤の他人のプロのヘルパーさんに介護をしてもらったほうが
お互いストレスが少なくすむのかもしれない
↓母の徘徊がはじまったときの記事
1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載