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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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<朝6:30>

 

 

1階におりていくと

母は目の前に時計と電話機を置いて

真剣な顔をして、その2つを見つめていた

 

 

「おはよ〜♪」と声をかけると

私をみつけ、母は満面の笑顔になる

 

 

 

「あなたが来てくれて良かったー!これの使い方わかる?」

 

 

 

挨拶をする暇もなく電話機を渡される

 

最近の母は認知症がすすみ、電話のとり方が分からないのだ

 

デイサービスの日は、お迎えの車がくる10分前に

「もうすぐ到着します」と電話がかかってくるので

それに出なければならない

 

 

この日は父が仕事で朝早くに出掛けてしまったので

母一人で不安だったのだろう

 

 

「私がでるから大丈夫だよ!でも来るまでにまだ2時間ぐらいあるからね!」

 

そう言いながら、母の目の前に置いてある時計をみると

 

「デイサービス 迎えは8時30分頃です」と書いてあるメモが貼ってあった

 

 

 

 

母がわかるように父が仕事に行く前に貼っていったのだろう

 

 

 

「お父さんがココに時間書いてくれてるよ!お迎え8時30分頃だって」

 

 

 

「あら、この紙なに?」

 

 

 

ずっとメモ紙は目に入っていただろうに、読めていなかったらしい

 

 

 

 

 

「電話は私が出るから安心してね!まだ2時間ぐらいあるからテレビでも見てて待っててね」

そう言い残し、私は2階へあがる

 

 

この日は平日だったので息子たちも学校がある

 

朝ごはんの準備や送り出しもしてあげたい

 

 

 

ずっと母のそばに居てあげられないのが、もどかしい

 

 

 

 

 

<朝6:50>

 

 

 

2階で自分の身支度や朝ごはんの準備をしていると

 

「ねぇ〜ちょっと〜?」

 

と母が上がってきた

 

 

「どうしたの〜?」と母をみると、右手に電話機を持って不安そうに立っている

 

 

 

「これ、あなた出れる?」

 

「大丈夫だよ!私でるからね!」

 

 

そう言うと、「良かったわ!」と言いながら電話機を渡してくる

 

 

それじゃあ私が電話機持ってるね!と言いながら母を1階へ連れて行く

 

 

 

母をテレビの前に座らせて

目の前に時計と父が書いてくれたメモを置いておく

 

 

 

「お母さんデイサービス来るの8時30分頃で、まだまだ時間あるからね

ここに迎えの時間も書いてあるから。大丈夫だよ。ゆっくり待っててね!」

 

 

 

電話機が目の前に置いてあると余計に不安になってしまうかもと思い

持ったまま私は2階にもどった

 

 

 

 

 

この判断が間違いだったことに数分後に判明する・・・

 

 

 

 

 

(長くなったので明日につづく)

 

 

 

 

 

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