以下の投稿をご覧ください。
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これは、何?
もしかしてトイプードル?
痩せ細りサークルの中を落ち着きなく歩き回る悪臭を放つ毛玉
数日前、遺棄を目撃したという情報は聞いていました。
毛玉のようなものを車外に降ろして走り去ったと。
おそらく繁殖犬
ペットショップのショウウインドウの中でキラキラした目をした子犬
その子たちの親の姿です
産む、産ませるだけの道具
この子たちにも感情はあります。
糞尿は垂れ流し、動けもしないゲージのなか汚れようが病気しようが
歯がなかろうがノミダニに喰われようがお構いなし
それでもこの子たちは人を慕っているというのに
小型犬、かわいいですよね。
ペットショップで購入予定の方
その親の姿に想いを馳せてください
その親はこんな姿をしています。
産んで産ませる産業があるのに
各保健所には明日をもしれぬ命が溢れている
犬が好きなのですか?
血統書が好きなのですか?
後者だったらブリーダーの元に行き直接購入してください
犬が好きなら救い出す命を選択してください
本日はちボラ代表が駆けつけて鎧のような毛を剥がしてくれました。
風が通るようになった身体はきっと気持ちいいはず
これでゆっくり眠れるね
手足伸ばしてぐっすり眠ってね。
あなた達の未来はきっと幸せが待っているからね
生体販売
その闇
考えるきっかけになればこの子たちの辛さも報われます
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遺棄され、保健所にきた犬の姿です。
その様子から見て、ブリーダーに捨てられた繁殖犬でしょう。
わずか5か月前の投稿です。
どうやらオスとメス2匹いたようで、無事保護され綺麗になったようです。
状態は、歯がボロボロなことと皮膚炎が少しあったそうです。
ブリーダーには、劣悪な環境で飼育を行う者が、必ず一定数います。
狭いケージに閉じ込め、
掃除をせず、糞尿やホコリにまみれ不衛生な状態のまま放置し、
繁殖期がきた時だけ外に出し、人工授精または強制交配させ、
また、閉じ込めて飼育します。
この繰り返しです。
毛についた汚れ、毛玉、爪、病気など、全て放置するブリーダーの場合は、犬の見た目が悲惨な事になっていきます。
近親相姦をさせたり、危険な掛け合わせで交配させたり、産まられるだけ産ませるなどといった
無計画な繁殖を、乱繁殖といいますが、
乱繁殖を行うと、奇形や病気の子が産まれる確率は高くなります。
売り物にならないので、こういった子達をブリーダーたちは、冷凍庫に入れるなどして処分しています。
犬が負担なく出産できるのは4~5歳ですが、
ブリーダーによっては、繁殖犬たちは10歳近くまで繁殖させられます。
繁殖が出来る限界まで利用し、繁殖能力がなくなると、ブリーダーにとって用済みとなります。
用済みとなった繁殖犬は、色々な運命を辿りますが、
その1つが冒頭の「遺棄」でしょう。
発覚していないだけで、用済みとなった繁殖犬が山に捨てられているケースは、かなりあると思われます。
冒頭のケースでは、遺棄の仕方が雑で、人に目撃されたようですが、
人目に触れない山奥などで遺棄されれば見つかりようがありません。
ブリーダーには、このように極悪なブリーダーが一定数います。
世間では、こういった劣悪な環境で飼育するブリーダーたちを、悪徳ブリーダーなどと呼び、
通常の環境で飼育するブリーダーたちを、優良ブリーダーなどと呼んでいます。
個人的には、後者の呼び方は間違っていると考えていますが、
ひとまずこれから説明することのために、あえてしばらくこの呼び方を使います。
こちらのツイートをたまたま見かけました。
犬猫の生体販売に批判的な人は、どの辺りを求めてる?#生体販売#アンケート#ペットショップ#保護犬#保護猫#ブリーダー
— 🌈takashi sawaki🌈 (@takashisawaki) January 10, 2023
犬猫の生体販売に批判的な人が、生体販売業界にどのような末路を求めているかというものです。
生体販売禁止を求めてると思いきや、それはわずか50%以下で、
優良なブリーダーが残れ、が35.1%もあり
挙句の果てには、優良なら店頭販売もOK、が10%もあります。
もちろん、所詮はツイッターのアンケートですから、関係ない人もアンケートに答えていたりするとは思いますが、
生体販売禁止を求めていない人が、50%以上もいるんですね。
優良なら店頭販売OKという方は、
ペットショップの子犬や子猫がどうやってくるのか分かってて言ってるんでしょうか?
2008年の環境省の推計によると、ブリーダーから最終的にペットショップに流れ着く割合は74%。
最も多いのが
ブリーダー ➡ ペットオークション ➡ ペットショップ(55%)
次いで
ブリーダー ➡ ペットショップ(17%)
になっています。
ペットオークションとは、その名の通り、
不特定多数のブリーダーたちが持ち寄った、子犬や子猫を競りにかける場所です。
ペットショップなどの小売業者は、ここで子犬や子猫を競り落とし、店に運んでいくのです。
推計では、流通総数59.5万頭のうち、
年間35万頭が、ペットオークションからペットショップへ流れています。
ペットオークションへ持ってくる不特定多数のブリーダーたちの中には、
当然のことながら悪徳ブリーダーが一定数含まれています。
当たり前ですが、ペットオークション側が、ブリーダーがどのような環境で飼育しているかなど見ているはずがありません。
当たり前ですが、ペットショップ側も、競り落とした子犬のブリーダーがどのような環境で飼育しているかなど見ているはずがありません。
つまり、ペットショップに売られている子犬や子猫は、
確実に、悪徳ブリーダーによって生まされた子犬や子猫が混じっています。
記憶に新しい、悪徳繁殖業者「アニマル桃太郎」の事件。
わずか数人のスタッフで、1000頭の犬を飼育し、
社長の百瀬たちは、繁殖犬を帝王切開で生ませる際、
麻酔なしで帝王切開を行っていたのです。
縫合手術が雑で、腸が出たままになった犬もいたそうです。
アニマル桃太郎は、明るみになるまで、30年もこのような業務を続けてきたのです。
1つの業者ですら、世に出るまでこれだけ時間がかかります。
このような業者は、あくまで氷山の一角なのです。
このアニマル桃太郎も、ペットオークションに毎週20~30匹の子犬を出品しています。
つまり、不特定多数のペットショップで、アニマル桃太郎の子犬や子猫は売られており、それを買った人たちが何人もいるのです。
つまり、ペットショップ自体が優良かそうでないかなど全く関係がありません。
ペットショップで店頭販売をやっている時点で、必ず悪徳ブリーダーの手助けをすることになるのです。
また、当然のことながら、
子犬たちはトラックなどで、ペットオークションなり、ペットショップなりに運ばれるわけですが、
こうした流通の過程で、約2万6000匹の子犬や子猫が死んでいます。
****************引用****************
2018年度に国内で繁殖・販売されていた犬猫のうち約2万6千匹が、
繁殖業者やペットショップのもとにいるうちに死んでいたことが、朝日新聞の調査でわかった。
流通量の約3%にあたり、この5年間で計12万匹以上にのぼる。
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環境省によると、2020年度に殺処分された犬猫は、約2万3000匹。
つまり、殺処分よりも多い犬猫が、流通の過程で死んでいます。
ペットショップは、流通総数の74%の子犬や子猫が集まっています。
つまり、ペットショップは、流通中の死亡に大きく関わっているわけです。
こちらの問題に関しても、ペットショップ自体が優良かそうでないかなど全く関係がありません。
以上のように、ペットショップ自体が仮に優良であっても、
ペットショップが存在するだけで、犬猫の虐待や死亡に関わるので、そもそもペットショップ自体が悪なのです。
そして、ペットショップが優良って一体どういうものを言ってるんでしょう?
子犬や子猫は本来、1日のほとんどを寝て過ごします。
【獣医師監修】トイ・プードルは寝るのが好き?快適な睡眠のためのポイントを解説
生後2カ月~3カ月齢で18~19時間、
4カ月~5カ月齢で17~18時間、
6カ月~7カ月齢で16~17時間。
1歳以降の成犬でも、1日12~15時間の睡眠時間が確保できるのが理想です。
それを無視して、あのような狭くて明るい場所で、
何時間も人に見せ続けたり、ベタベタ触らせたりするのがペットショップなわけですが、
それのどこに優良さが存在するのか、ぜひ聞いてみたいものです。
あと、優良のブリーダーってなんですか?
仮にどれだけ飼育環境が良かろうと、ブリーダーは殺処分推進側ですよね。
保護団体や、保健所に、今どれだけ飼い主のいない犬がいると思ってるんですかね?
まずは蛇口を閉める、つまりは供給をやめさせないと、永遠に保護や殺処分はなくならないのは分かりきったことです。
そこから目を反らして、自分の金儲けのためにブリーディングを行っているのが、ブリーダーでしょう。
殺処分がある日本において、命を売り物にしている時点で、良いなどという概念があるわけがありません。
そのブリーダーは、殺処分を終わらせるために何か行動しているのですか?
殺処分0にするために啓発を行っていますか?
していないでしょう。できるわけがありません。
なぜなら、彼らにとって犬はお金なのですから。
無償で犬を助けるなどまっぴらごめんなはずです。
仮にどれだけ飼育環境が良かろうと、ブリーダーは、人工授精や強制交配といったおぞましい行為を行っています。
以下は、日本のブリーダーの投稿です。
マリンの寿命を縮めてまで出産させたのに。
交配と出産は人間のエゴ。
普段は絶対に牙を向けないマリンが唯一、私に牙を向ける瞬間は交配の時。
今回の交配も嫌がるマリンを抑えつけて必死で逃げようとするあまり自分で自分の耳を噛んで血だらけになりながらの交配でした。
お迎えしてくれる方が見つからなければ私がこの子を幸せにしてみせます。
多くの注文のキャンセルが出て、利益が減り、感情的になったのでしょう。
人間のエゴと分かっていながら、牙を向け、血だらけになりながら嫌がるメスに対して、
無理やり交配させていることを自白しています。
そして、迎えてくれなければ私が育てるという、至極当たり前のことを、さも特別かのように書いています。
犬は犬種によって、外見のため、慣習や犬種標準のために、指や尻尾を切り落とされています。
これは日本のブリーダーが行っている、断尾動画です。
明らかに子犬は痛がっています。
この動画のブリーダーは、「トップブリーダー」らしいですよ。
この虐待を行う理由は全てお金のためです。
こんな事を良い人ができるわけがないでしょう。
血統を残すためにやっていると本気で思い込んでいる人達が、残念ながら犬猫愛護活動家の中にまでいて驚くばかりですが、ブリーダーたちは全員金儲けのためにやっています。
血統を残すことで、遺伝病が広がり、極端な体型で苦しむ犬や猫がどんどん増えています。
帝王切開でしか子供を産むことができないブルドッグ。
巻いた尻尾を作るために、脊椎が歪んだパグ。
潰された頭蓋骨により呼吸器に問題を生じやすい、パグ、ペキニーズ、ブルドッグ。
聴力を失いやすいダルメシアン。
変性性脊髄症を発症するコーギー。
一目見て異常さが分かる、犬種とすら認められていない、ティーカップドッグ。
未熟児を生ませるために、母親は虐待的な食事制限が行われます。
また、スコティッシュフォールドの折れ耳は骨軟骨異形成症という病気からきているものです。
軟骨にコブ(骨瘤)ができ、これが神経を圧迫し、激しい痛みを伴います。
スコ座りも、痛いから ああいった座り方をしているわけです。
日本では、この病気の猫が人気猫種ランキングで1位をとる恐ろしい国で、どれだけ国民に何の知識もないかが分かります。
そして、こんな人たちが、良いブリーダーもいる、ブリーダーは一生懸命やっているなどと言うのです。
動物を「購入」している側の意見なんて何の参考にもなりません。
業界側は、遺伝子検査をして、遺伝病を減らす取り組みなどを執拗にアピールしていますが、
ただのパフォーマンスであり、遺伝病は減らせていません。
ブリーダーが存在する限り、生体販売が存在する限り、このような事は絶対になくなりません。
今後も、安易な交配、安易な購入によって増え続けるでしょう。
どれだけ飼育環境を良くして、表面を取り繕っていても、命を商売にしている以上、必ず都合の悪い裏側は存在します。
当たり前のことですが、都合の悪い裏側を自らオープンにすることはありません。
ブリーダーたちは、雑種が健康であることも知っていますし、
この業界がある限り、必ず余剰が出ることは知っています。
どれだけ飼育環境が良かろうと、奇形や障害の子は生まれます。
建前と本音、表と裏は違うのです。
そういった事が理解できていないにも関わらず、全部が全部そうではないとか、良いブリーダーもいる、血統を残すため、などといった浅はかな発言は控えるべきであり、そういった無責任な発言が生体販売業界の思う壺であり、犬たちを苦しめていることを自覚しましょう。
生体販売は、人間で言えば人身売買。
人身売買をやっている人間たちを、良い人身売買者、悪い人身売買者と評価するのですか?
悪徳繫殖家というレベルが低すぎる人たちが存在するために、
ただ飼育環境がマシなブリーダーたちが、良いなどという地位を得てしまっています。
金儲けをさせてもらってるんだから、飼育環境が良いなんて当たり前のことで、良いブリーダーではなく、普通のブリーダーなだけですよね。
悪徳繁殖家とブリーダーは違うんだ、みたいに言う人がいますが、
金儲けのためにやっているという根本は同じですし、
ブリーダーが存在する限り、悪徳繫殖家は必ず一定数存在し続けます。
悪徳繫殖家と呼ばれる輩が「仮に」一部だとしても、悪徳繫殖家は大量繁殖を行います。
「世間が言う」良いブリーダーが1しか産ませないとしても、彼らは10も20も産ませてくるでしょう。
つまり、生体販売市場には、一部だったとしても悪徳繫殖家の子犬や子猫で溢れることになります。
あと、悪徳ぶりというのは、常にグラデーションです。
外見上、問題なさそうに見えても、実は病気の治療が行われていない、歯がない、顎が溶けているなんて事もあります。
広々とした環境で、外見が問題なければ、あなたの中では良いブリーダーなのですか?
うちのメリーは元繁殖犬ですが、パッと見の外見は問題なくても、
実際は、歯がなく、顎が溶け、外耳炎のまま放っておかれてましたよ。
犬猫の悲惨な実態を救うには、消費をなくす。
すなわち、「生体販売の廃止」。これ以外はありえません。
もちろん、犬猫に限った話ではありません。ウサギや鳥も同様です。
外見とか、血統とか、年齢とか、安さといった、自身の欲を優先させるのではなく、
恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。
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