PETAから、日本のKFC(ケンタッキーフライドチキン)の農場の新しい映像が公開されました。
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鶏たちは、人々の味覚を満足させるために利用されることがなくなるまで、安らぎや喜びを知ることはないでしょう
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鶏たちは過密な状況で飼育され、
死んでしまった鶏たちはゴミのように捨てられ、
弱ったヒナや足の悪いヒナは
生きたまま死体と一緒に捨てられるか、冷蔵庫に入れられるか、パイプに頭を叩きつけられています。
何とか出荷の時まで生き残っても、サイズが小さい鶏はその場で首をひねられ、もがき苦しみ死んでいきます。
職員の鶏の扱いは雑で、鶏を物のように放り投げる様子が何度も映っています。
最後には、まだ生きている鶏を解体する職員の様子が映っています。
悲痛な鳴き声を上げ、体を裂かれていく鶏。
解体後もピクピクと体を震わせており、まだ息があります。
死ぬまで、想像を絶する痛みを味わっていたのでしょう。
この解体の様子は、前回の動画にも映っていました。
前回の動画には、同様に鶏を放り投げるシーンや
鶏をボールのように蹴り飛ばすシーン、
意味もなく、柱に打ちつけるシーンなどが映っていました。
これが日本のKFC農場の実態です。
ケンタッキーフライドチキンを食べる方は、鶏たちにこれらの虐待を行っているのです。
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2021/06/2021-0610-1421-14.html
とはいえ、こういった虐待は何もKFCの農場に限ったことではありません。
ブロイラー(鶏肉になる鶏)の一生はそもそもが悲惨であり、上記の虐待はそのほんの一部にすぎません。
品種改良によって、短期間で太る体にされたブロイラーたちは、わずか50日の子供のうちに殺されます。
50日経つと見た目は大きいですが、まだ子供のため、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。
そして、そのわずか50日の間にも、品種改良や、飼育環境が原因で、あるのは苦しみばかりです。
孵化場からトラックで運ばれ、養鶏場に到着した雛たちの映像です。
彼らは、床に放り投げられるところから、養鶏場の生活がスタートします。
動画の日に到着した雛は6万羽。
職員に対して膨大な数の雛がいるため、このように雑に扱わないと仕事がまわらないからです。
ここから地獄の50日が始まります。
体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされる雛もいます。
内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。
生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたため、奇形や病気になりやすく、
ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。
足が曲がった子。
首がねじれた子。
クチバシが変形した子。
脊髄骨に異常がある子。
呼吸器に障害がある子。
ケガをする子たちもいます。
体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。
鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。
動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。
衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。
殺される際は苦痛を感じますが、いっそ殺された方が楽になれるのかもしれません。
死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。
ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。
糞尿だらけで不衛生、水が混ざってドロドロで、座ることを嫌がる鶏もいます。
多くの鶏が、足の裏に炎症(FPD)や、関節部分の炎症(ホックバーン)を起こします。
床状態、飼育密度、品種改良が原因です。
炎症で痛む足のまま、重い体を支えているのです。
治療はしてもらえませんので、辛くても苦しくても痛みに耐え続けるほかありません。
炎症が深刻な場合は、歩行困難になります。
目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。
衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。
ただ、耐えるほかないのです。
そして、50日が経てば、カゴに詰め込まれます。
トラックで長距離、長時間、ぎゅうぎゅう詰めにされて運ばれます。
ようやく食肉処理場に到着しても、待っているのは死のみであり
片足を吊り上げられ
首を切られて、出血多量で死亡します。
鶏肉を食べる方、卵を食べる方は、しっかりとご覧ください。
また このような鶏の虐待や殺戮は、養鶏場に到着する前から始まっています。
卵をひなへと孵化(ふか)させる農場を、孵化場といいます。
孵化場は、孵卵機という人工的に卵を孵化させるための機械を使って、卵を温めます。
http://takakis.la.coocan.jp/fukuzaki-k02.htm
そして、ヒヨコを孵化させるのです。
孵化場で孵化したヒヨコが、全国の養鶏場へ出荷され、養鶏場でブロイラーが飼育されるのです。
以下は、五大商社の1つ「丸紅」の子会社である、ウェルファムフーズの孵化場の映像です。
孵化場では、孵化したヒナが全て生かされるわけではありません。
健康状態をチェックし、選別作業を行い、問題があるヒナは殺されるのです。
殺処分用に選別されたヒナたちは、ゴミ箱に捨てられ、
窒息死、圧死、衰弱死などによって死んでいきます。
マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、バーガーキングなどに供給を行っている孵化場の映像です。
ゴミのように床に散乱したヒナの様子や、
従業員がヒナを踏みつぶす様子も撮影されています。
また、孵化場の前にも鶏たちの苦しみは始まっているのです。
ヒヨコが孵化する卵を、種卵と言います。
孵化場は、この種卵を仕入れているのです。
この種卵を産む 親鶏のことを、種鶏と言います。
そして、この種鶏だけを集めた、種鶏場というものがあるのです。
LIAが日本の種鶏場を調査したレポートがあります。
種鶏たちの一生は、立ち込めるアンモニア臭の中で生活し、常に死と隣合わせで、交尾だけの生活を送る悲惨な一生を送ります。
鶏は、日本だけで、1日あたり約175万羽が屠殺されています。
犬猫の殺処分は、年間で約2万3000ですから、これだけでも凄まじい数の鶏が殺されていることが分かるでしょう。
しかも、上記はあくまで屠殺数ですので、
鶏舎の中で死んでいった鶏、孵化場で殺処分された鶏、種鶏場で死んでいった鶏、殺された鶏などを含めば、この何倍もの命が失われていることになります。
このような数えきれないほど多くの苦しみと犠牲のもとに、鶏肉は売られているのです。
上の鶏肉は、間接部分が赤くなっており、生前炎症を起こして苦しんでいたことが分かります。
売れないのでおつとめ品として安売りされ、それでも売れなければ廃棄されます。
廃棄された子達は、一体何のために苦しみ死んでいったのか。
日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、
殺された後に感謝されれば、これらのような悲惨な一生を送ってもいいという、変わった方がいらっしゃればぜひ教えてください。
感謝も、いただきますも、ごちそうさまも、誰でも言えるような、ただの建前の言葉です。
こんな暴力的な生産を頼んでない、生産者側に感謝や敬意が足りない、などと言ったところで、
その暴力的な生産は、肉を欲しがることが原因なのですから何の意味もありません。
鶏も犬猫と同じ、感情も個性もある生き物です。
人間は鶏肉を食べなくても生きていけます。
鶏肉を食べる理由は、美味しいという欲のみです。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
自分が鶏の立場だったらどうなのか。
美味しいという欲のためだったら、あなたは暴力を受け入れますか?
しっかり相手の立場になって考えてください。
鶏肉を食べるのをやめましょう。
こちらは、プラントベースフードブランド「2foods」が販売する
プラントベースのチキンナゲットです。
こちらはヴィーガンカフェを経営されている方が紹介する
プラントベースのフライドチキンの作り方です。
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