鶏の屠殺場を見学された清水碧さんの記録です。
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先日、とある鶏の屠殺場に行ってきました。
屠殺場に向かっている途中、最初に目に入ってきたのは大きく「死」と書かれた、両手を広げたほどの大きさの錆びた金属ケース。
中を覗くと、そこにはパンパンに詰め込まれた鶏たちの死体が。
理由は分かりませんが、なんらかの原因があってお肉にできなかったのでしょう。
ゴミのように捨てられていました。
屠殺場の一番奥の方には、鶏が詰め込まれたオレンジ色のケースがざっと計算しただけでも1000箱ほどあり、合計でおそらく7000ほどの鶏たちがこれから屠殺するための「ストック」として積み上げられていました。
この時はすでに午後だったので、午前の分を合わせると優に1万を超える鶏がここで1日に殺されていると考えられます。
その中には白い鶏たちが詰め込まれていて、動かない子たちがほとんどでしたが、中には羽をバタバタさせる子もいました(羽を目一杯広げるスペースさえありませんが)。
鶏たちが詰められているケースのそばの地面には鶏の白い羽だらけ。
そして鶏たちが詰められているオレンジのケースとケースの間に箱から出てしまっている子も数名いました。
みんな動く力もないようでした。
そして、たびたびそこにフォークリフトがやって来て、一度に鶏たちが詰め込まれたケース約30箱を運んでいき、また戻ってきては新しく約30箱を運んでいくというのを繰り返していました。
そのフォークリフトが鶏たちを運ぶ先は、映画dominionでも流れていたような、
鶏の足を金具に引っ掛けて逆さまにして流れ作業のラインに鶏を流す場所。
次から次へと運ばれてくる鶏たちの足を作業員がどんどん金具にひっかけていき、逆さまに吊るして身動きを取れないようにしていました。
それより先の工程は見えませんでした。
そして、一緒に行った友達がレスキューしたいと言ったところ、実現😳
その子をタオルに包んですぐ車に戻り、家まで向かいました。
タオルの隙間から見えたりょうはずっと震えておりとても弱々しく、羽も黄ばんでいて痩せてるように見えました😢
向かっている途中、ずっと「両」手を体の上に置いてあげてないと落ち着かなくなってしまうから、名前は「りょう」🐓💚
そのおかげで安心したのか震えも止まっていきました😭💕
家についてからりょうの汚れた体を濡れたタオルで拭くためにくるんでいたタオルを取ったところ、本当に別人かのように、羽も白く、超ふわふわ👀!
私が一番驚いたのはりょうの鳴き声が「ピヨピヨ」だったこと。私はてっきり「コケコッコー」だと思い込んでました。。。
しかし食肉にされるようなブロイラー鶏は生後5~7週間で出荷されて殺されてしまうので、みんな立派な大人に見えるけど本当はまだまだ子どもなんです😣
鶏の寿命は5〜10年と聞いたことがあるけれど、みんな寿命よりもかなり短い期間で、しかもそのわずかな時間でさえずっと地獄みたいな場所で搾取の対象として扱われている。
お庭に出すとテクテク歩いたり、地面の土を突っついてみたりするりょう🐓💕
茶色っぽい目の色をしてて、黒目がとても大きいりょう👀✨
体は羽がふわふわだけど、お尻の方の羽は少し寂しいりょう(笑)
体はふわふわだけど、脚はしっかり力強いりょう😆
本当に目の前にいてくれるだけで尊くて、可愛い存在です😭💖
ここで私はもう一度屠殺場の光景を思い返すんです。
りょうみたいにこんなに可愛いくてみんな顔も違えば性格も違う子たちがその屠殺場だけで、しかも1日だけで1〜2万の本来生きるべき命が殺されてる、、、
この数、想像できますか?
例えば日本武道館のキャパシティは14471人。
つまり毎日武道館に満員まで詰め込んでその全員が殺されていくのと同じ数字です。
たった一つの屠殺場だけで。
本当に頭がおかしくなりそうな数字。
あまりに残酷すぎます。
ただ人間と見た目が違うだけで、実際は私たちと同じように目があり口があり、脳や神経があり、物を食べて臓器が消化し、排泄をし、そして人間と同じように嬉しさやか悲しさなどの感情があり、家族を持っている、本来であれば自由に生きるべき存在。
しかし現代では誰にも守られることなく声を上げることさえできず搾取され続けている動物たち。
あなたはこんな現実に賛成できますか?
まずはヴィーガンになってこの残酷な状況に加担することをやめませんか?
そして、周りで起こっている動物搾取を見て見ぬふりではなく、ぜひ動物のために活動しましょう✊💖
****************引用終***************
冒頭のインスタのを押してもらえば、りょうくんの動画が見れます。
ブロイラー(鶏肉になる鶏)たちは、わずか50日の子供のうちに殺されます。
ブロイラーは、短期間で太るように品種改良されてしまっているからです。
なので投稿にある通り、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。
そして、そのわずか50日の間にも、あるのは苦しみばかりです。
体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされることがあります。
内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。
生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたため、奇形や病気になりやすく、
ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。
足が曲がった子。
首がねじれた子。
クチバシが変形した子。
脊髄骨に異常がある子。
呼吸器に障害がある子。
ケガをする子たちもいます。
体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。
鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。
動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。
衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。
死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。
ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。
糞尿だらけで不衛生、水が混ざってドロドロで、座ることを嫌がる鶏もいます。
足の裏に炎症(FPD)を起こす子が沢山います。
床状態、飼育密度、品種改良が原因です。
自然に治るまで痛みに耐えるか、死ぬまで痛みに耐え続けるしかありません。
目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。
衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。
ただ、耐えるほかないのです。
そして、この苦しみの50日を生き抜いたとしても、配慮のない輸送をされて屠殺場へ送られ、麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。
上記リンクは、閲覧注意ですが、鶏肉を食べる人はしっかりご覧ください。
これがブロイラーの現実です。
途中で餓死したり、病気で死んだりしても苦しく、最後まで生存できたとしても苦しみしかありません。
ブロイラーとして生まれた時点で、もう最後まで苦しいということが決まっています。
人間が鶏肉を食べたい、卵を食べたいという欲を満たすために、鶏たちは1日で175万羽が殺されています。
これは屠殺数でしかありませんから、実際はこの何倍も死んでいます。
日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、これらの虐待、虐殺を前に、そんな言葉に意味などありません。
感謝されたら、太る体にされ、病気の体にされ、汚い場所に詰め込まれ、子供のうちに殺されてもいいんですかね。
自分が当事者なら、感謝しなくてもいいから、不必要に生まないでほしい、殺さないでほしい、と思うでしょう。
何の意味も価値もない言葉です。
鶏も、犬猫と変わらない感情のある生き物です。
人間は肉や卵を食べなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
欲のためだけに、動物を苦しめるのをやめましょう。
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