呼吸障害のある犬種 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、PETAの投稿です。

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フレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ、ボストンテリア、パグ、ボクサーなど呼吸障害のある犬種は、

しばしば生涯の苦しみを抱えており、他の犬種に比べて熱中病にかかる可能性が2倍高く、死亡する危険もあります。

 

パグたちは、人々が望む「外見」のために繁殖された結果、

気道が極端に狭くなり、暑さの中で呼吸し、安全に過ごすことが難しくなっています。

 

荒い息、息切れ、パンティングを「普通」のことと勘違いしがちですが、

これらは苦痛のサインであり、暑い気候が命取りになることがあるという警告なのです。

 

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フレンチブルドッグ(原産国:フランス)

 

イングリッシュブルドッグ(原産国:イギリス)

 

ボストンテリア(原産国:アメリカ)

 

パグ(原産国:中国)

 

ボクサー(原産国:ドイツ)

 

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(原産国:イギリス)

 

 

こういった犬種たちは、人間好みの外見「短頭」に改良された結果、

先天的に、呼吸器の問題を抱えています。

 

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鼻ぺちゃ犬=短頭種に多く発生する呼吸器の病気を総称して「短頭種気道症候群」と呼びます。

 

鼻ぺちゃ犬=短頭種は、そもそも伸びるはずの頭部の骨が伸びず、頭蓋骨の横幅に対して縦の長さが短いのが特徴。

人間が品種改良で作った犬種で、「生まれながらにして呼吸器の問題を抱えている」と青木先生。 

 

「顔の骨は短いのに、口腔内の粘膜などの軟部組織は鼻が長い犬種と同じように発達してしまう。

巨舌症といって舌も大きくなる犬も。

つまり、小さな入れ物の中に柔らかい肉が詰まった状態になっているのです」

 

構造上の問題はほかにも。

 

その一つが「外鼻孔狭窄」、つまり鼻の穴が狭くなっている状態。

 

「正面から見て、鼻の穴が丸くなく細く狭まっていると、上手に空気が取り込めません。

中には鼻の穴が線のようにしか見えない犬もいます」

 

 

「軟口蓋過長症」も多く見られる問題だ。

 

軟口蓋とは、鼻腔および口腔と気管を仕切る役目をする組織で、

それが通常よりも長く大きいと、鼻から気管に空気が入る部分に分厚いカーテンがぶら下がったような状態になり、

空気の通りを阻害し、呼吸がしづらくなる。

 

 

さらに、短頭種の犬には気管がうまく形成されていない「気管低形成」も多い。

 

20キロぐらいあるイングリッシュ・ブルドッグでも、気管の太さがミニチュア・ダックスフントなどと同じぐらいしかないという犬もいるという。

 

「呼吸をするとき、空気が狭い鼻の穴をやっと通っても、大きな舌や喉の奥の長く分厚い軟口蓋に阻まれてうまく通らず、

さらにその先の気管も細く、なかなか肺まで空気が行かない。

呼吸しづらい状態をカバーするために、犬は呼吸筋を思い切り使って空気を吸い込む努力をし続けますが、

それが長期間続くと気道に常に負担がかかり、さまざまな二次的変化が起こって、より重篤な状態へと進行していきます」

 

 

短頭種気道症候群の症状

 

・いびきをかく
・呼吸をするといびきのような音がする(軽度の運動や興奮でひどくなる)
・口を開けてハァハァと激しく呼吸する
・運動するのを嫌がる
・せきをする(喉に何かひっかかっているような)
・泡状のよだれや嘔吐
・重症化すると、呼吸困難、意識消失、チアノーゼ(特に興奮時や運動後に多い)といった症状も

 

細い鼻の穴を空気が通り、呼吸のたびに分厚い軟口蓋が震えることで、

寝ているときのイビキや、「ガーガー」「ブーブー」という呼吸音がするようになる。

 

ほかには、水を飲むときにむせたり、興奮すると酸欠を起こして気絶してしまったりすることも。

 

また、犬はハァハァと呼吸するパンティングによって体温を発散するが、うまく呼吸ができないと熱を発散できずに高体温になってしまう危険性もある。

 

常に努力して呼吸していると、喉の粘膜が長い期間強く吸引されるため、

扁桃腺の腫れ、喉頭室外反といった二次的な症状が出てくる。

 

さらに長期にわたって気道に吸引される力が加わると、

喉頭部の軟骨の強度が低下して軟骨が虚脱してしまい、喉頭全体が狭くなる「喉頭虚脱」という状態になってしまう。

 

また、気管がつぶれてしまう「気管虚脱」といった状態になることも。

 

放置したまま慢性化して高齢になると、いわば、短頭種気道症候群の最終段階に達してしまうのだ。

 

「多くはないものの、気管虚脱の手術に対応する病院はあります。

しかし、喉頭虚脱に対しては一般的には確立した有効な手術方法がないのが現状です」

と青木先生は話している。

 

 

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「外鼻孔狭窄」つまり鼻の穴が狭いため、空気を上手く取り込めない犬は、

鼻をひろげる手術を行わなければなりません。

 

図1が通常の犬。図2が外鼻孔狭窄の犬。図3が手術後。

 

 

「軟口蓋過長症」は、軟口蓋が長いことで、呼吸がしづらくなるため、切除しなければなりません。

 

 

「気管低形成」は、気管が本来の太さに達することが出来ない病気です。

 

 

人間は、短頭種の荒い息、息切れ、パンティングを、個性だと捉えがちですが、

犬たちは呼吸しづらいから、あのような状態になっているのです。

 

そして、このような犬たちをあえて作り続けているのが、ブリーダーたちなのです。

 

良いブリーダーもいるなどといった誤った発信を繰り返す、愛護活動家を度々見かけますが、

このような不健康な犬を作り出すブリーダーに、良いなどという概念があるはずがありません。

 

 

飼育環境の悪い、繫殖家と呼ばれるブリーダーがいるばかりに、飼育環境が普通なブリーダーが 良いブリーダーなど呼ばれる恐ろしい事態に陥っているのが今の日本です。

 

仮にどれだけ飼育環境が良かろうと、ブリーダーは殺処分推進側であり、犬の性器と子犬の命を利用した金儲けなのです。

 

犬を繁殖させる場合、以下のように人工授精が行われることがあります。

同じ女性として辛いです〜犬の人工授精・レイプ 人間のエゴ

 

ブリーダーが、器具を使って、メスの子宮に精液を入れています。

犬はどのように繁殖されて生まれてくるか

 

女性の皆さんは、望んでもいないのに自分がこんな事をされたらどう思いますか?

レイプと同じでしょう。

 

このフレブルのブリーダーによると、ミスれば大量出血だそうですね。

ブリーダーから直接買うのだって同じ

 

ということは、表には出てこないだけで、

裏では、誤って大量出血させたブリーダーがこれまで数多くいるということになります。

 

 

また、メス犬をおさえつけて、強制交配をさせることもあります。

女性の性器を利益に使う

 

こちらに関しては、まさにレイプそのものです。

 

 

 

以下は、日本のブリーダーの投稿。

@mmm80891202

 

マリンの寿命を縮めてまで出産させたのに。

交配と出産は人間のエゴ。

普段は絶対に牙を向けないマリンが唯一、私に牙を向ける瞬間は交配の時。

今回の交配も嫌がるマリンを抑えつけて必死で逃げようとするあまり自分で自分の耳を噛んで血だらけになりながらの交配でした。

お迎えしてくれる方が見つからなければ私がこの子を幸せにしてみせます。

 

多くの注文のキャンセルが出て、利益が減り、感情的になったのでしょう。

人間のエゴと分かっていながら、牙を向け、血だらけになりながら嫌がるメスに対して、

無理やり交配させていることを自白しています。

そして、迎えてくれなければ私が育てるという、至極当たり前のことを、さも特別かのように書いています。

 

これが世間で良いブリーダーとされている人の投稿です。

 

 

飼育環境の悪い、いわゆる悪徳繫殖家の話ばかりが注目されますが、

ブリーダーは全員が、これらのようなおぞましい行為を行っています。

 

 

表側の飼育環境が良いとか、人柄が良いから、良いブリーダーとか判断する人が短絡的すぎるのです。

 

客商売なので、人に見える部分を快適に見せたり、接客を丁寧にするなんて当たり前のことです。

悪徳繁殖家がレベルが低すぎるだけです。

 

 

また、犬は犬種によって、外見のため、慣習や犬種標準のために、指や尻尾を切り落とされています。

 

うちの保護犬メリーも、親指と尻尾が切りとられてしまっています。

親指がない

 

これは日本のブリーダーが行っている、断尾動画です。

明らかに子犬は痛がっています。

この動画のブリーダーは、「トップブリーダー」らしいですよ。

 

 

現在は、動物愛護法の「数値規制」

つまりペット販売者側の、ケージの大きさ、1人あたりの飼育頭数などを定めた、法律が施行されています。

 

先ほどの「ミスると大量出血」と言っていたブリーダーは、

2年ほど前に、数値規制は無意味、という動画を上げていた人物です。

 

「この話をするとバカが騒ぐから嫌だったんですが、ネタがなくなってきたんで話しますね。」

という煽りから、話を始めます。

そして、特に大した情報もなく、ブリーダーが商売がやりにくいという話を交えながら、ペットショップをなくせばいい、というお粗末な結論で話が終わります。

 

犬のことを考えていれば、数値規制に賛成するなんて最低限のはずですが、

ブリーダーから出てくる話は必ず、自分達の商売がやりにくくなる、という話です。

 

 

数値規制の案が決まったとき、数値規制反対の署名を集めていたブリーダーもいました。

 

自分達の商売がやりにくくなるという話をところどころに散りばめ、

それを言いたいがために、中身のない話、論点をずらした話が延々と続きます。

 

 

数値規制に対して発信を行っていた ゆきさんは、ブリーダーからクレームがきたとのことです。

こちらの動画の40:14くらい。

 

ブリーダー「頭数制限であふれた子達は、あなたたちのせいで死ぬってことですね。」

「あふれた子達は、あなたたちが責任をもって全頭、終生面倒を見てくれるってことですね。」

「子供もいないのに、帝王切開とか、犬の出産に口出せることがよく分かんない。」

 

あふれた子達は、処分が前提。

自分達で面倒見る気なし。

そして、差別発言。

 

これが、表側の飼育環境の良い、世間で良心的などと呼ばれるブリーダーたちの本質です。

 

「我々は良いブリーダーだ、悪徳繁殖家とは違う。」とアピールし、啓発している側の邪魔をする。

法律が変わるときに、法律の施行を邪魔しようとする。

 

彼らが躍起になることと言えば、こんなことばかりです。

 

 

悪徳繁殖家を非難はしますが、悪徳繁殖家を減らすよう努力することもなければ、啓発をすることはありません。

常に関心があるのは自分の商売のことのみ。

 

ブリーダー自身含め、保護団体もあわさって、良いブリーダーもいるなどと言ってきてしまった結果がコレなのです。

明らかに発信の仕方を間違っていたのです。

 

実際は、彼らの裏側はこれどころではないでしょう。

どれだけ飼育環境を良くして、表面を取り繕っていても、命を商売にしている以上、必ず都合の悪い裏側は存在します。

当たり前のことですが、都合の悪い裏側を自らオープンにすることはありません。

 

ブリーダーたちは、雑種が健康であることも知っていますし、

この業界がある限り、必ず余剰が出ることは知っています。

どれだけ飼育環境が良かろうと、奇形や障害の子は生まれます。

 

建前と本音、表と裏は違うのです。

そういった事が理解できていないにも関わらず、全部が全部そうではないとか、良いブリーダーもいる、血統を残すため、などといった浅はかな発言は控えるべきであり、そういった無責任な発言が生体販売業界の思う壺であり、犬たちを苦しめていることを自覚しましょう。

 

生体販売は、人間で言えば人身売買。

人身売買をやっている人間たちを、良い人身売買者、悪い人身売買者と評価するのですか?

 

悪徳繫殖家というレベルが低すぎる人たちが存在するために、

ただ飼育環境がマシなブリーダーたちが、良いなどという地位を得てしまっています。

 

 

殺処分がある日本において、命を売り物にしている時点で、良いなどという概念があるわけがありません。

 

 

 

 

 

 

t.a0510624

 

そのブリーダーは、殺処分を終わらせるために何か行動しているのですか?

 

殺処分0にするために啓発を行っていますか?

犬の売買によって、儲けた金で、保護活動をやっていますか?

 

していないでしょう。

できるわけがありません。

なぜなら、犬を増やすことによって、殺処分を促進している側なのですから。

 

 

血統を残すためにやっていると本気で思い込んでいる人達が、残念ながら犬猫愛護活動家の中にまでいて驚くばかりですが、ブリーダーたちは全員金儲けのためにやっています。

 

 

また、血統を残すことで、遺伝病が広がり、極端な体型で苦しむ犬や猫がどんどん増えています。

 

帝王切開でしか子供を産むことができないブルドッグ。

ブリーディングとは・・・

 

巻いた尻尾を作るために、脊椎が歪んだパグ。

 

潰された頭蓋骨により呼吸器に問題を生じやすい、パグ、ペキニーズ、ブルドッグ。

 

聴力を失いやすいダルメシアン。

 

変性性脊髄症を発症するコーギー。

遺伝病の闇

 

一目見て異常さが分かる、犬種とすら認められていない、ティーカップドッグ。

ティーカッププードルの作り方

 

未熟児を生ませるために、母親は虐待的な食事制限が行われます。

 

 

また、スコティッシュフォールドの折れ耳は骨軟骨異形成症という病気からきているものです。

日本は、世界でも目立って遺伝性疾患の犬が多い

 

軟骨にコブ(骨瘤)ができ、これが神経を圧迫し、激しい痛みを伴います。

スコ座りも、痛いから ああいった座り方をしているわけです。

 

日本では、この病気の猫が人気猫種ランキングで1位をとる恐ろしい国で、どれだけ国民に何の知識もないかが分かります。

そして、こんな人たちが、良いブリーダーもいる、ブリーダーは一生懸命やっているなどと言うのです。

動物を「購入」している側の意見なんて何の参考にもなりません。

 

業界側は、遺伝子検査をして、遺伝病を減らす取り組みなどを執拗にアピールしていますが、

ただのパフォーマンスであり、遺伝病は減らせていません。

 

ブリーダーが存在する限り、生体販売が存在する限り、このような事は絶対になくなりません。

今後も、安易な交配、安易な購入によって増え続けるでしょう。

 

 

悪徳繁殖家とブリーダーは違うんだ、みたいに言う人がいますが、

金儲けのためにやっているという根本は同じであり、

ブリーダーの存在を認める限り、悪徳繫殖家は必ず一定数存在し続けます。

この犬が何の犬種かわかりますか?

 

「自分はちゃんとやっているんだから、規制を強くするな。生体販売は悪ではない。」

というブリーダーたちの発言自体がまさに、

自分のことしか考えておらず、犬や猫のことなどこれっぽっちも考えていない証といえるでしょう。

眼球が破裂した繁殖犬

 

犬猫の悲惨な実態を救うには、消費をなくす。

すなわち、「生体販売の廃止」。これ以外はありえません。

 

外見とか、血統とか、年齢とか、安さといった、自身の欲を優先させるのではなく、

恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。

 

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※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。

 

 

オープンセサミが、クラウドファンディングを行っています。

 

セサミは、台風により1エリアの馬小屋が全壊しました。

 

その事実が拡散された結果、資金は100%を達成しました。

 

しかし、クラファンの金額はあくまで最低限の金額です。

しっかり、実際はもっともっと資金が必要になるはずです。

 

セサミは、小屋もボロボロですが、水道設備もありません。

大動物の世話は激務な上に、餌代の負担が大きく、いつもギリギリの運営です。

 

セサミさんは、しっかりとした馬小屋を建てたいと、ネクストゴールを1000万に設定されています。

支援可能な方は、引き続きよろしくお願いします。

ぜひ、この機会に畜産動物たちを助けてあげてください。

 

返礼品などが不要な人は、以下のいずれかの方法で、直接寄付をしてあげてください。

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★クレジットカードでのご寄付

https://k-open-sesame.com/free/kifu-creditcard

 

★ゆうちょ銀行(振替口座)から募金: 

01770-4-136101

口座名 オープンセサミ

 

他の金融機関から募金:

郵貯銀行179店 当座 0136101

口座名 オープンセサミ

 

★paypalでのご送金

ご自分のpaypalアカウントを開きfarmsanctuary.opensesame@gmail.com 宛に送金頂けます。

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クラファンは、手数料が12%取られます。

 

例えばクラファンで、オープンセサミさんに1万円支援しても、

8800円しか入らないセサミさんに入らない計算になります。

 

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しかも、クラファンは金額振り込みまで日数がかなりかかりますが(現時点であと39日)、

直接寄付ならすぐに振り込まれます。

 

なので、目標金額を達成した今、返礼品を望まないなら、直接寄付がオススメです。