本日は、太地町のイルカ追い込み猟(イルカ類)の最終日になります。
最終日は、何とか、イルカ達が殺されずに済んだようです。
ただ、LIAのヤブキさんによると、
今日のように、天候が良く、波も穏やかな日にイルカが見つからないのは珍しいそうで、
海のイルカが減ってきているのではないか、とのことでした。
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人間がイルカを捕らえて殺し、人間が魚を食べてイルカの餌を奪うことによって、イルカの個体数が減ってきている可能性があるということですね。
水族館のイルカは、和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。
バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカはこの音から逃れようとします。
この性質を利用され、徐々に入り江まで追い込まれ、
捕まってしまうのです。
以下は、2月22日にイルカが追い込まれたときの様子です。
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猟師たちに見つかってしまったのは、2頭の若い子を含む31頭のカズハゴンドウの家族。
カズハゴンドウの家族(群れ)が2つに分かれ、1つの群れは一旦沖へ逃げたが、再び猟師の船に行く手を阻まれ、畠尻湾へ追い込まれてしまった。
その後、影浦湾奥のグレーシート(殺害場所)へどんどん押し込まれ、
パニックになったカズハゴンドウたちは、ネットに絡み、負傷して血を流している子もいた。
また、小型ボート(スキッフボート)に尾びれの付け根を黒いロープで縛られ、
暫く身動きが取れず、ぐったりとした状態でグレーシート(殺害場所)まで連れて行かれた子もいた。
グレーシート(殺害場所)の下では、イルカたちが、先のとがった鉄の棒を何度も噴気孔付近に突き刺され、脊髄を傷つけられ、痛みと苦しみにもがき、尾びれで水面を激しく叩く音が湾中に響き渡っていた。
そして、最終的にカズハゴンドウの家族が皆殺しとなった。
カズハゴンドウの遺体は、尾びれの付け根を黒いロープに縛られ、小型ボート(スキッフボート)の横に付けられ、上から見えないようにグレーシートを被せられた状態で、港の解体場へ運ばれた。
そして、カラダを切り刻まれ、食肉となった。
イルカたちの遺体がすべて運ばれた後、ダイバー2人が湾の中を泳ぎ、死んで沈んでいるイルカがいないか確認している中、畠尻湾近くの「太地町立くじらの博物館」のイルカショーの明るい音楽と楽しそうなドルフィントレーナーの声が、湾内に響いていた。
そのイルカショーを見ている人は、イルカショーにより犠牲となっている、この残酷なイルカ猟がすぐ側で行われていることを知っているのだろうか。
今見ているイルカショーで芸をしているイルカたちが、この残酷なイルカ猟によって、拉致されたことを知っているのだろうか。
このような現実を知ったら、イルカショーを見に行くのだろうか。
すべては金儲けのための野生どうぶつを利用した「生体販売ビジネス」
需要がある限り、イルカ猟は終わらない。
まだ、このイルカ猟について知らない人が沢山いる。
水族館やイルカショーへチケットを買って行くことが、この残酷なイルカ猟を支えていることを多くの人に知ってもらい、水族館やイルカショーにチケットを買って行かない選択をしてもらうことが、このイルカ猟を終わらせる一番の近道なのではないでしょうか。
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この日は、31頭のイルカが皆殺しになりました。
投稿には、「パニックになったカズハゴンドウたちは、ネットに絡み、負傷して血を流している子もいた」とあります。
追い込み猟では、追い込みの恐怖でパニックになり、岩に体をぶつけて出血するイルカがいます。
この様子を見れば、イルカたちがどれだけ恐怖を感じているのかがよく分かるでしょう。
パニックで、ネットに引っかかってしまうイルカもいます。
イルカは我々と同じ肺呼吸なので、ネットに引っかかって水面に上がれなくなると、やがて溺死します。
追い込まれたイルカは、
水族館向きのイルカか、そうでないかを選別されます。
選ばれなかったイルカは、食用として殺されます。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
殺すときは、こちらの金属性のピックを
ハナゴンドウ屠殺(イルカ殺害道具)
イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。
のたうちまわり、痙攣し、やがて死に至ります。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。
このシーンを見られないようにするために、猟師たちは、グレーのシートの下で、コソコソとイルカを殺します。
イルカの群れの中には、もちろん子供や赤ちゃんがいることもあります。
以下は、家族が殺されたときの血で赤く染まった海を泳ぐ、赤ちゃんイルカです。
妊娠しているイルカであろうと、子供であろうと、赤ちゃんであろうと、猟師は容赦なく皆殺しにします。
以下は、2月24日にイルカが追い込まれたときの様子です。
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見付かってしまったのは、僅か6頭のハナゴンドウの家族。
傷で体が白くなっている部分が多い成熟した個体が数頭いる小さな家族であった。
ハナゴンドウ達は、凄いスピードで泳ぎ、時に深く潜り、何度も何度も繰り返し猟師達から逃げようとしたがエンジン付きのボートで執拗に追いまわされ、
また金属棒(バンガー)を金属製のハンマーで叩いた嫌な音が海中に響き渡り、イルカ達はパニックになって逃げまわったが午前8時41分、畠尻湾に押し込まれて網を張られてしまった。
その後、すぐに畠尻湾となりの影浦湾に押し込まれ、
更に網を張られ、ハナゴンドウの家族は次々と殺害するグレーシートの下に追いやられ、6頭全員が殺害された。
今回も、ドルフィントレーナーが生体販売用のイルカの選別作業に現れる事はなく、
ハナゴンドウ達は全員殺された後、体をバラバラにされて食肉にされるため、市場に引き上げられた後に内臓を引き出され、頭も切断され、体を切り刻まれた。
【どうしたらイルカ猟が終わるか?】
※ドルフィントレーナーは自分たちが選別に行かなければ、皆殺しにされる事を知っているし
選別に来たとしても、生体販売用に選ばなかったイルカたちが殺されることも知ってる。
特にハナゴンドウは、生体販売にも、食肉にもされる為、この状況から、ハナゴンドウがどういう末路になるのか知らない太地のドルフィントレーナーは1人もいない。
※日本中のドルフィントレーナーが太地の現実について知っている。
イルカが本当に好きなのであれば、このような命の選別ができる筈はなく、ドルフィントレーナーは結局、野生のイルカを利用した職業でしかない。
そして、猟師は赤ちゃんのイルカだろうが、子どものイルカだろうが、妊娠中のイルカだろうが、容赦なく皆殺しにする。
なぜ、殺されるのかというと、水族館やイルカショーにチケットを購入して、入場する人がいるから。
なぜなら、和歌山県太地町で行われている「鯨類追い込み網漁(イルカ追い込み猟)」は、水族館などへ高額で生体販売することを目的とした猟のため、水族館用に向かないイルカは殺され、食肉として売られるのが現実である。
水族館やイルカショーにチケットを購入して、入場する人は、当然、この残酷なイルカ猟に加担している。
この残酷なイルカ猟を知り、心を痛め、加担したくないと思った方は、水族館やイルカショーに絶対に行かない選択をすべきである。
一人一人の行動が未来を変えて行く。
※太地町で行われている「鯨類追込み網漁(イルカ猟)」は、世界中の水族館へ生体販売する為に行われている。
その証拠に、2019年に太地町で捕獲されたイルカ998頭の内「突きん棒猟 24頭」「追込み猟 974頭」であり、
割合として、全体の97%以上が生体販売用の「追い込み猟」で捕獲され
「突きん棒猟」にて最初から食用目的で捕獲しているのは、わずか2.4%しかない。
しかも、太地町の「追込み猟」は1969年に、太地町立くじらの博物館に生体展示して、お客を呼ぶために始まったものであり、
まだ53年しか経っておらず、伝統でもなければ、食文化とも関係ない。
たんなる新しい見世物目的の「生体販売ビジネス」である。
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この日も、6頭のイルカが皆殺しになりました。
殺された際に、海が赤く染まっているのが確認できます。
猟師たちは、イルカをピックで突き刺した後、傷口を木の棒のようなものでフタをします。
これは血を海に流さないようにして、残酷ではないように見せるためです。
これによってイルカは長く苦しむことになり、30分ほど苦しんだ末、絶命することもあります。
しかし、このような処置をしても、血が流れ出て、海が赤く染まることが多々あります。
追い込まれたイルカ達は生体販売向きかどうかを選別されますが
その選別作業を行うのは、イルカのトレーナーたちです。
トレーナーたちは、自分達に選ばれなかったイルカが殺されることは知っています。
以下は、追い込まれたイルカがパニックで岩にぶつかって血だらけになるのを、目の前で見ているトレーナー。
皆さんは、好きな動物が目の前で苦しんでいるのを見て、平然としていられますか?
— キリ (@Kiri36268982) November 13, 2021
こちらは生体販売用に捕らえたイルカの頭を、足で踏んづけるトレーナーです。
そして、以下は、猟師とともに、イルカを追い込むトレーナーたちの様子です。
命を犠牲にすることに慣れきったトレーナーたちは、
選別作業の際も緊張感はなく、笑いながら和気あいあいと作業を行っています。
この水族館のイルカは、胸に傷があります。
長い間傷が治らなかったため、獣医が傷を焼いたそうです。
そのイルカに乗り、ショーをするトレーナーの様子です。
また、水族館の環境に合わないイルカたちは、チューブを突っ込んで水分を与えられたり、
薬漬けにされています。
環境に合わないイルカ達は、ストレスから免疫力が下がり、病気になり、衰弱し、水族館の中で次々死んでいます。
種の保存を謳っていますが、繁殖は失敗続きで、まるでできていません。
仮に水族館で繁殖が成功したところで、野生には返せませんので、種の保存はそもそも不可能です。
そして、追い込み猟が行われるのは、水族館への生体販売が儲かるからであって、
追い込み猟によってイルカが次々と殺され、水族館でイルカが次々と死んでいます。
水族館で死ぬイルカが多いからこそ、新しいイルカが必要になり、追い込み猟でイルカが日々追い込まれるのです。
つまり 水族館は、種の保存どころか、野生のイルカを絶滅へ追い込む、ただの娯楽施設なのです。
そして、これらから分かるように、イルカのトレーナーは、イルカ好きではないんですよ。
本当にイルカが好きな人たちは、この現実に耐えられず、トレーナーになるのを断念します。
専門学校まで進んだにも関わらず、トレーナーが搾取であることに気づき、専門学校を辞めた女の子。
罪が大きいことを感じて辞めた、元イルカトレーナー。
水族館用に選ばれなかったパイロットホエールが殺されるのを何もせず見ている
— VALKANN (@VALKANN1) September 21, 2021
イルカトレーナー。
イルカトレーナーの仕事はイルカ好きじゃ出来ないよ。
自分はイルカ好きでイルカトレーナーになったけど
人間の罪が大きすぎることを感じてやめました。 pic.twitter.com/lh72gtZBQF
そして、こちらも元イルカトレーナーの証言。
トレーナーの専門学校に通っている人に言いたいこと。
「やめた方がいい」
イルカ解放活動で世界的に有名な「Dolphin Project」の代表リック・オバリー氏は、元イルカトレーナーです。
水族館の環境に苦しみ、鬱状態になっていたイルカのキャシーが、自分の腕の中で 死んだことをきっかけに、
イルカショー推進派から、反対派に変わりました。
↓ 以下が、そのドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」。
トレーナーを続けている人は
イルカと触れ合う自分が好きなだけの人
イルカを利用してお金稼ぎをしたい人
罪悪感を感じつつも行動力がない人。
そういう人たちが割り切ったり、都合の悪い部分から目を反らしたり、言い訳したりして、続けていきます。
メディアの洗脳によって、多くの日本人が、追い込み猟やイルカ肉(鯨肉)は、文化・伝統だと信じ込まされています。
文化・伝統と言うのであれば、なぜ堂々と行わないのでしょうか?
イルカ達を、人が見学できない入り江に追い込み、グレーのシートの下で殺害するのは、なぜでしょうか?
やましいことがあるから、コソコソと行うのでしょう。
「追い込み猟」は、イルカを生きたまま捕らえるための、生体販売が目的の猟です。
食用に捕らえることが目的なら、別に、「突きん棒猟」といって、泳いでいるイルカを上から突き刺して殺す猟があります。
以下は、イルカではありませんが、サメを上から突き刺している動画です。
食文化だと言うのであれば、突きん棒猟の方が、最初から殺して食用に捕獲する猟であるため、筋が通っています。
それに海の上で行う猟ですから、誰にも見られず批判されることもありません。
しかし、太地町の猟師たちは、あえて追い込み猟を行っています。
それは、生きたまま捕らえたいから。
すなわち、生体販売をしたいからです。
なぜ、生体販売をしたいか。
儲かるからです。
生体販売をすると、イルカは約550万円ほどで売れますが、食肉にすると1万5000円程度にしかなりません。
8:35くらい。
つまり、追い込み猟は文化でもなんでもなく、金儲けのために行っているんですね。
で、生体販売が目的だったら、生体販売向きでないイルカは逃がせばいいじゃないかって話ですが、
文化という建前を元に、日本人を騙しているわけですから、
追い込み猟が生体販売目的と認めてしまえば、日本人を騙せなくなりますよね。
なので、体裁を保つために、イルカを食肉用に殺し続けます。
でもイルカ肉(鯨肉)なんて日本人は食べませんから、給食に無理やり入れるなどして需要を増やしています。
一部の人間の金儲けのために、イルカは追い込まれ、殺されます。
仮に選ばれても、餌でコントロールされながら、体を踏まれたり、
臓器に負担がかかるにも関わらず、陸にあげられたりしながら、芸を調教されます。
そして、狭い水族館で、人間好みの芸をやらされる一生を送ります。
1日65kmを泳ぐイルカが、家族と引き裂かれ、狭い場所に閉じ込められ、延々芸をやらされるわけです。
選ばれて殺されなかったとて、ただの奴隷でしかなく、幸せでも何でもありません。
犬猫の生体販売反対とか言いながら、水族館に行って、イルカの生体販売の支援をしていませんか?
悪徳ブリーダーを非難しておきながら、
水族館に行って、悪徳水族館、悪徳トレーナー、悪徳猟師たちの支援をしていませんか?
生体販売をなくさない限り、猟師たちは儲かるので、追い込み猟がなくなることはありません。
そして、水族館がある限り、生体販売は行われます。
すなわち、消費者がこの問題に気づかず水族館に行く限り、イルカ達の地獄は永遠に続きます。
今期の追い込み猟は終わりましたが、また9月になれば再開します。
イルカを殺しているのは、水族館に行くあなたです。
水族館に行くのをやめてください。
先日、東洋経済新聞が、イルカ追い込み猟の現実を取り上げてくれました。
日本でタブー視されていたイルカの問題を、日本のメディアが取り上げたのです。
LIAは、イルカ追い込み猟の実態を調査するために、今期も毎朝4時起きで、休みなしで活動してくれました。
そのおかげで、我々は追い込み猟の現実を知ることができ、メディアに取り上げてもらうにまで至りました。
LIAは、イルカ猟に限らず、すべての動物問題に対して調査し、啓発をし、告発するなどして、活動しています。
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