変性性脊髄症を発症した、コーギーの動画です。
実は、私は一時期、メリーを散歩しているときに、同じように車いすをつけたコーギーを散歩している方を何度も見たことがあります。
同様に変性性脊髄症を発症してしまったと思われます。
しかし、最近は全く見かけなくなりました。
おそらくは亡くなってしまったのでしょう。
変性性脊髄症になると、全身が徐々に麻痺していき、最終的に呼吸が出来なくなり死に至ります。
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変性性脊髄症は、痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。
後肢の麻痺から始まり、数年かけて徐々に前肢、呼吸筋の麻痺へと進行していきます。
最初に報告されたのはジャーマンシェパードですが、現在では多くに犬種で発生が報告されています。
近年、日本では特にウェルシュコーギーでの発生が増えています。
日本で発生の多いウェルシュコーギーの場合、症状は10歳頃になってから現れます。
病気は背中の脊髄あたりから始まるため、発症時には後ろ足のふらつきなどの症状がみられ始め、徐々に動かせなくなります。
進行すると前の方の脊髄まで病変が広がるため、前足にも同じ症状が出ます。
最終的には首のあたりの脊髄まで病変が広がり、呼吸ができなくなります。
これらの症状は、3年程かけてゆっくりと進行します。
四肢のふらつきは、ウェルシュコーギーで発生の多い椎間板ヘルニアでもみられる場合があるため、四肢がふらつくような症状を起こすその他疾患が存在しない事を臨床経過や、身体検査を含む綿密な検査などから診断をする事が重要となります。
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変性性脊髄症はコーギーが発症しやすいと言われています。
悪徳ブリーダーばかりが問題視される生体販売問題ですが、
繁殖犬たちの劣悪な環境だけでなく、
「ブリーディングを行い続けること自体」に問題があることに気づくべきです。
NHK クローズアップ現代より。
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もともと異常は見られませんでしたが、飼っておよそ10年、まひが全身に広がる変性性脊髄症という病を次々に発症したのです。
飼い主「みんなDM(変性性脊髄症)になっちゃった。」
この病気は、生まれつき遺伝子に異常があることで、体のまひを引き起こすと考えられています。
コーギーを無作為に調査したところ、その9割以上に遺伝子の異常があることが分かりました。
愛媛県に暮らす、野崎幸子さんです。
変性性脊髄症のコーギー、ハナコの介護を続けています。
ハナコは、2年前から後ろ足が震え始め、徐々に動かなくなりました。
まひは、少しずつ全身に広がります。
1年前、ハナコはまだ、前足を使って歩くことができました。
しかし今、前足にも障害が現れ、車いすを使って進むことも難しくなっています。
排せつもうまくできなくなり、野崎さんの手助けが必要です。
治療法はありません。
発症してからの寿命は3年余り。
最後は、まひが心肺に達します。
ずんぐりした体形と愛らしい表情が特徴のコーギー。
日本で人気を集めたのは90年代後半、あるテレビCMがきっかけでした。
爆発的なブームが巻き起こり、コーギーは年間2万匹以上が繁殖されました。
変性性脊髄症の研究を行う、神志那弘明さんです。
ブームが起きた当時、遺伝子に異常があると知らないまま繁殖を繰り返したことで、病気が広がったと指摘します。
岐阜大学 応用生物科学部 神志那弘明准教授「もろにメディアの影響を受けた結果、人気が出て数が増えた。それによって起きる負の側面というか、たくさんの犬を繁殖に使った背景は、間違いなくこの病気が、今こんなに多い理由の1つであると思う。」
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また、同番組では、ダックスフントのマール遺伝子についても触れています。
ダックスフントの毛色ダップルカラーと、マール遺伝子とは。
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毛色の種類が多いダックスフントの中でも人気の高いダップルカラー。
「dapple」とは英語で「まだら、ぶち、ぶちのある動物」という意味があります。
その名の通り、斑模様のあるダックスフントがダップルカラーです。
ベースの色によって、シルバーダップル、チョコダップル、レッドダップルと呼ばれています。
ダックスフントのダップルカラーは毛色遺伝子の中のマール遺伝子の作用で誕生します。
マール遺伝子は柄に関する遺伝子で、斑模様を作ります。
ダックスフントの遺伝の説明の時にはダップル遺伝子と呼ばれることもあります。
このマール遺伝子は「M」優性と「m」劣性があり、「M」がダップルの遺伝子です。
マール遺伝子は別名「半致死遺伝子」とも呼ばれていて、部分的に毛色を脱色させるような働きが内臓などの大切な部分に働いてしまうと、重大な色素欠乏となり、目や耳、内臓などに障害や疾患を持った仔犬が誕生します。
そして死産のリスクも高まります。
両親ともにダップルで、「MM」の組み合わせとなる場合をダブルダップルと呼びますが、この組み合わせで誕生する子の死産の確率が50%と言われています。
また、片方の親がダップルの場合の「Mm」であっても、死産の確率は25%と言われています。
無事に誕生したとしても、色素欠乏や内臓疾患などの障害があらわれる子もいます。
このような事から、ダップルのダックスフントには遺伝子疾患が多いと言われているのです。
半致死遺伝子は、致死遺伝子のように死んでしまう事はないですが、その危険性を十分に持っている遺伝子ということです。
死産の確率以外にも、成長に影響を及ぼす内臓疾患などの異常が出る確率が約40%とされています。
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そして、再び、NHK クローズアップ現代より。
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犬の保護活動を行っている髙橋幸子さんは、珍しい色のダックスフントを2匹引き取って飼育しています。
真っ白な毛が特徴で、「ダブルダップル」と呼ばれています。
ともに遺伝性の目の病気と診断され、1匹は完全に失明しています。
髙橋幸子さん「生まれて3か月くらいに目の玉が萎縮してなくなって、とろけてしまう。完全に目はない状態です。」
ダックスフントは、茶色や黒を基調とした犬です。
しかし、消費者の好みに応じるように、さまざまなカラーが作られてきました。
中でも白は珍しく、ほかにはない目新しさが受け、一時、珍重されました。
ダックスフントの白は、突然変異で色素が作れなくなるマールという遺伝子を持つ犬に現れます。
しかし、マールは目や耳に障害を引き起こす確率が高く、繁殖は危ないことが分かっていました。
そのマールを持つ犬を掛け合わせたのが、ダブルダップルです。
病気になるリスクが高いにもかかわらず、珍しさを追い求めて繁殖が繰り返されたのです。
遺伝病は、ほとんど治療することはできません。
また、病気の疑いがあるペットを十分に見極められないこともあるといいます。
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メディアと、ブリーダーと、犬猫の外見ばかりを気にする消費者たちのせいで
コーギーやダックスフントたちは、欠陥のある遺伝子を広められてしまいました。
メディアとブリーダーは金儲けのために、
消費者たちは自分自身の欲のために、「良いブリーダーもいます」などと言ってごまかしてきた結果です。
一旦広まってしまえば終わり、もう取り返しがつきません。
自然界では起こりえないことが、ブリーディングの世界では起こってしまうのです。
他にも、遺伝病や、極端な体型への改良により、苦しんでいる犬種は沢山います。
もちろん、猫もです。
ブルドックなんて、帝王切開しなきゃ産めないとか、種としてありえないでしょう。
少なくともこういった犬種を産ませ続けているブリーダーが、良いブリーダーなわけがありません。
ブリーディングを続ける限り、こんなのなくなりませんよ。
善意のブリーダーもいるとか言いますが、それってどのくらいいるんですか?
善意のブリーダーかどうかってどうやって判断するんですか?
表向きの環境が良ければいい?
人柄が良ければいい?
自称 悪徳でないブリーダーは、かつて数値規制に対して反対する署名をたちあげていました。
たちあげたのもブリーダーでしたが、署名していた人も、見事にブリーダーばかりでした。
数値規制に対して発信を行っていた ゆきさんは、ブリーダーからクレームがきたとのことです。
40:14くらい。
>ブリーダー「頭数制限であふれた子達は、あなたたちのせいで死ぬってことですね。」
>「あふれた子達は、あなたたちが責任をもって全頭、終生面倒を見てくれるってことですね。」
>「子供もいないのに、帝王切開とか、犬の出産に口出せることがよく分かんない。」
これ悪徳でないといわれるブリーダーの発言ですよ。
あふれた子達は、処分が前提。
自分達で面倒見る気なし。
そして、差別発言。
悪徳ブリーダーを悪とするのであれば、数値規制に賛成するなんて最低限のことです。
つまり、こういう人たちは、犬猫の苦しみよりも、自分達の商売のやりやすさを優先するのが本質ってことです。
所詮は金儲けなので、こういう時に本性が出るんですよ。
表向きの環境が良いから人柄が良いから良いブリーダーなんて、そんな単純なことではないってことです。
そもそもが殺処分があるにも関わらず、新たに産ませ続けている時点で悪でしかないでしょう。
人間好みの外見を残すために、交尾は親戚と無理やりか、人工授精です。
奇形や障害が生まれたらどうしてるのか?
ちゃんと医療費かけて育ててるとか、売れ残ったら終生飼育してますって、口では簡単には言えますけど、誰がそれを確認するんですかね。
精一杯の対応をしていると言ったところで、所詮はお金儲けです。
生活を繁殖、生体販売に委ねている時点で、この人たちにとって動物はお金です。
そこに、矛盾を感じた優しい人や行動力のある人は辞めていきます。
ちなみに、クローズアップ現代の記事の最後の方に、出てきた筒井俊彦。
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大手ペットショップの研究所 筒井敏彦所長「ブリーダーが健康なものを作るという責任はある。我々ペットショップは健康なものを世の中に出していく義務がある。両者が組んでいかないと(病気が減る)スピードは上がらない。」
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体裁の良いことを言っていますが、この人物は、犬は帝王切開を何度も行って良いと言い放った人物です。
そしてこの人物は、全国ブリーダー協会の名誉会長です。
全国ブリーダー協会は、数値規制反対のために、反対署名への誘導をしつこく行ってきた団体です。
SNSでCMを流し、ペットがいなくなる、ブリーダーの生活が苦しくなるなどと視聴者を煽る。
↓そのCM
私たちをいつも癒してくれるワンちゃん、ネコちゃん!スタッフ1人あたり約30頭を育てるブリーダーに迫る法改正とは?https://t.co/A01THAcmQ2#ブリーダー #ペット #ワンちゃん #ネコちゃん #法改正
— NewsTV (@Newstv_jp) September 23, 2020
インフルエンサーを利用し、報酬と引き換えに、都合の良い宣伝文句をかかせ、先ほどのCMや、反対署名へ誘導させる。
↓インフルエンサーに実際にきたDM
ペットショップの店員に強制的に署名をさせる。
怒りが収まりません
— **~•**Raira**~•** (@nanamaru_mamy) October 1, 2020
全国ブリーダー協会
ペットショップ の店員さん達に 署名を 強要 している
LINE でも催促され辞めたいと言ってるスタッフさんも💦
インスタ からシェア
環境省 ヒアリング の相手は 全国ブリーダー協会 会長 ではない
帝王切開の回数については日本全国の獣医さんに意見を聞くべき pic.twitter.com/pf5troZg3y
などなど。
全国ブリーダー協会が、ろくでもない団体ということがお分かりいただけたと思います。
動物利用産業に関わる人たちは、どれだけ体裁を整えても、裏では何をやってるかなんて分かったものではありません。
LIAのヤブキさんによると、ブリーディングを続けると、遺伝子が壊れ続け、いずれ不妊の時代がきて、絶滅に向かう、とおっしゃられています。
数値規制なんてゴールではないし、悪徳ブリーダーだけが問題なのではありません。
本当に犬猫好きなら、目指すは、ブリーダーの廃止、生体販売禁止です。
ペットショップやブリーダーから買う人がいる限り、犬猫の地獄は終わることはありません。
どれだけ法整備をしたところで、消費を続ける限り、犬や猫は裏で生まされ、殺されます。
外見とか、血統とか、年齢とかいった、自身の欲を優先させるのではなく、恵まれない保護犬や保護猫を引き取る、あるいは飼わないという選択をしてください。
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