先日のこの記事で紹介しましたが
「ブリーダーの生活が厳しくなる」というCMを流した団体がいます。
それが、「全国ブリーダー協会」というところです。
この団体は、どうやら9月に突然できた、数値規制に反対するために作った団体のようです。
この団体の会長は、筒井俊彦。
覚えていますか?
帝王切開を何回やっても問題ないと言い放った人物です。
これで、かなりヤバイ団体だということがお分かりいただけましたね?
さて、この団体が作ったCMですが、ツイッター上で直接ボロカスに叩かれていました。
コメントは80件をこえ、リツイート390件をこえ、そのほとんどが否定的な内容でした。
犬猫に関して、国民の知識が深まり、関心が高まっている証拠です。
しかし、これだけボロカス叩かれたら、普通ならあきらめそうなものですよね?
いえいえ。お金が絡んだ人間を舐めてはいけません!
彼らの次の一手が明らかになりました。
それは「タレントにお金を払い、ツイッター上で、数値規制反対の宣伝をさせること」です。
これがツイッターのDMに送られたメッセージのイメージだそうです。
簡単に言いますと、「こちらにとって都合の良いツイートをして宣伝してくれたら、2万5000円払いますよ~。」 というものです。
上記のCMはあくまで、雰囲気はほのぼのしたものです。
とてつもなく無知な人が見れば、「ブリーダーの生活が大変になるんだ!」「いい加減な国の制度のせいでブリーダーが苦しむんだ!」と捉える人もいるでしょう。
また 売れないタレントからすれば、2万5000円というお金目的のために、よく考えずに引き受ける人や、分かっていても引き受ける人もいるでしょう。
実際に、この悪行に加担したタレント達がこれだけいます。
ここに載っているリンクの11名は、少なくとも全員加担しました。
ところで、先ほどのDMに、「ツイートする際は、全国ブリーダー協会のURLを添えるように」と書いていますよね。
これはなぜかというと、数値規制反対の署名に誘導するためです。
全国ブリーダー協会のホームページにアクセスすると、署名を促されます。
そうして、無知な国民が署名してしまうことを狙っているということですね。
すでに、1700名の署名が集まっています。
ほとんどブリーダーの署名だと思われますが、一部、誤って署名している人、ブリーダーやペットショップで購入した、事情をよく分かっていない無知な人の署名も混じっていると思われます。
すごいでしょう? ここまでやるんですよ。
お金に憑りつかれた人間は、決してあきらめません。
どれだけ叩かれようと、人を騙そうと、自分の生活水準を下げるくらいなら、何だってやります。
動物が苦しむかどうかなんて、彼らにとっては眼中にありません。
どこまで行っても自分なのです。
これは動物問題のすべてに言えることです。
突き詰めると、必ず金の亡者の存在が明らかになります。
さて 上記のタレントたちは、ツイッター上でこれまたボロカスに叩かれました。
すると、続々と、タレント達は、該当ツイートを削除しました。
ご指摘ありがとうございます。そのような事情を把握せず無責任な投稿をしてしまい申し訳ございません。投稿を削除させて頂きました。
— ®️ (@roa666maru) September 30, 2020
この®というタレントは、事実を知り、自分の無知や軽率な行動を謝罪しています。
一言もなく、しれっと削除したタレントも多いようですが・・・。
まぁ、最後までお金に流されず、削除しただけ良しとしましょう。
この件で、尽力してくださったラベンダーリボンさんは、こうおっしゃられています。
事実をちゃんとお伝えすれば、みなさん理解してくださいます!
— ラベンダーリボン【公式】 (@lavenderribbon1) September 30, 2020
®️さん、投稿削除ありがとうございました🙇🏻#全国ブリーダー協会 https://t.co/0Vt7qMQPqi
事実をちゃんとお伝えすれば・・・と思いたいところですが、私的には、単純に、コメントの数が多かったおかげだと思っています。
タレントはイメージが傷つくのを最も嫌いますから、日頃コメント数が少ないのに、50件をこえる否定コメントがきたら、そりゃぁ驚きます。
これがコメント2,3件程度だったら、果たして消すでしょうか?
否定コメントと同数の賛同コメントがあれば、果たして消すでしょうか?
ツイートを消すということは、お金は得られない、あるいは返金ということになります。
否定コメントが少ない場合、賛同コメントが多い場合に、そんなリスクをおかして、否定コメントが真実かどうかわざわざ調べるような行動力があるでしょうか?
そんな行動力があるなら、この案件を引き受ける前に、相手がどんな団体かをまず調べませんか?
実際に、この案件がきて断ったタレントさんもいます。
ギャラ貰ってやってる案件。私にも来たな。私はこの裏側を先に調べて断った。本当に犬猫を愛してるから。 https://t.co/ZiOP4aLD0u
— kazuki / 和希 🐾 (@kazu24ki) September 29, 2020
和希さん。保護犬,保護猫を飼われているそうです。
彼女こそ、犬猫好きを語っていいと思います。
ちゃんと調べる人は最初から調べており、そもそもこんな案件引き受けないということです。
こんな案件を引き受けてしまうような人は、犬猫と触れ合う自分 が好きなだけで、本当に犬猫のことを好きなわけではありません。
こういう人には、圧倒的な数で圧力をかける必要があります。
今回の件は分かってくれたのではなく、圧力でびびっただけです。
口には出さずとも、「鬱陶しい愛誤たちに見つかった・・・」と思っている人は絶対にいますよ。
つまり、関心がある人を増やして圧力をかけるということは非常に大事なんですね。
お金が絡んでいる人達は、事実を伝えただけでは分かってくれるわけではありませんし、調べようともしません。
大事なのは、数です。
日本では犬猫問題に関心がある人の多さは、他者に圧力をかけられるところまできた、ということです。
金の亡者(全国ブリーダー協会)の思惑を、ひとまず潰すことができました。
しかし、彼らは決してあきらめません。
必ず、次の一手を打ってきます。
皆さんも引き続き、気を緩めず、関心を持ち、行動を願います。
犬猫たちのために。
畜産問題もここまで関心を持ってくれるといいんだけど・・・。