流れ星初めましての方流れ星

私のプロフィールはこちらから。

 

宝塚退団後に身を置いたファッション業界で

 

自分を肯定できない女性を

たくさん接客しました。

 

私にも似たような経験があるので

心情はよくわかるつもりです。

 

もっと自由な心で

自分を好きになってもらいたい。

 

そんな願いを込めて、

私が知ったこと、感じたこと、経験を

このブログでシェアしています流れ星

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶらり一人旅の第7話、最終回です。

 

 



長いよねーーー爆笑


最後までお付き合いいただけると

幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

前回の第6話はこちら下矢印

 

 

 

 

 

 

芸術家ご夫妻に

御礼を申し上げて

 

 

良い出会いに

胸いっぱいになりながら

山を下って行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは

 

私にとって

大切な思い出を辿る道になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

この時点では

今夜どこかに泊まろうか

まだ迷っています。

 

 

 

でも

伊豆半島西側の付け根に

どんどん近付きつつあり

 

 

それは東京への帰り道である

東名高速に近付いていることを意味します。

 

 

 

どうしよっかな〜キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

星戸田(へだ)

 

 

 

そんなことを考えているうちに

戸田に到着下矢印



とても素朴で良いところです。

 

 



 

下矢印ここに座ってしばしボンヤリ...照れ



 

 

 

 

 

 

 

 

 

星海辺のカフェで

 

 

 

そして

その次に向かったのが

海辺のカフェ。

 

 

 

 

 

 

お店に入って

コーヒーをオーダー。

 

 

テラス席でいただきたかったので

外に出ようとしたら

 

 

お店のオーナーさんらしき方に

(以降、勝手にオーナーさんと記します 笑) 

一冊の本を差し出されました。

 

 

 

 

 

私:え?なんですか?

 

 

オーナーさん:まぁ、付箋のところ読んでみて。

 

 

私:...有難うございます...お借りします…

 

 

 

 

 

テラス席は

この素敵なアーチの向こう側にある海辺下矢印

 

 

 

 

 

コーヒーと本を持って

このアーチをくぐると

 

 

 

懐かしい感じのする音色が

聞こえて来ました。

 

 

 

ん?

スピーカーじゃなくて

誰かが演奏してる...

 

 

 

海辺に出てみると

一人のおじいさんが

無心に演奏中。

 

 

 

私はテーブルについて

コーヒーを飲み始め

ふと気付きます...

 

 

 

 

 

 

 

 

この曲...

「この道」だ。

 

 

 

♪この道は〜 いつか来た道〜...♪

 

 

 

北原白秋作詞

山田耕筰作曲

の童謡ですね。

 

 

 

この曲そのものに

思い出はないけれど

 

 

思い出のある場所で

ふさわしい曲のお出迎えを

ありがとうございます〜照れ

 

 

 


 



 

そして

お借りした本を読み始めます。

 

 

 

本はこちらでした下矢印

 

 

池波正太郎さんが

それまでに訪ねた中で

印象深かった宿の随筆集。

 

 

 

 

 

 

付箋がついていたのは、



「フローティングホテル スカンジナビア」



というページでした。

 

 

 

 

 

 

 

この「スカンジナビア」は

 

 

昭和2年(1927)に建造された

スウェーデン籍の

プライベートヨットだったのですが

 

 

ナチスに接収されたりと

紆余曲折を経て

 

 

昭和44年(1969)に

日本企業に売却され、


航行はせず

港にアンカーを降ろし停泊したままで

ホテル営業をしていた船です。

 

 

その停泊場所が

このカフェの近くらしいのです。

 

 

 

 

 

 

 

本には

この船の歴史について

書かれているのですが

 

 



最後には、



さすがは時代小説家の

池波さんらしく

 

 

この歴史を

もし映画化したら...

という構想を記述し

 

 

 

どうです。

どこかの映画プロデューサーが、

この案を買いませんか?

 

 

 

という一節で

締めくくられていました。

 

 

 

 

 

 

 

そんなに素敵なホテル、

私も泊まってみた〜いキラキラ

 

 

と思った私は、

早速ググって調べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この本は

1986年に出版されたものなのですが

 

 

その後このホテルは

老朽化と利用客減で

 

 

日本企業からスウェーデン企業に

売却されます。

 

 

そして2006年9月

スウェーデンへ曳航中、

和歌山県沖で沈没してしまったそうです。

 

 

泊まってみたかったな〜チーン



と諦めて、

 

 

 

 

 

 

高速インターが近いし、

 



濃〜〜〜い伊豆半島旅行を

十分満喫したし、

 

 

 

さて...

 

今夜は泊まらずに

東京へ帰りますかねよっこいしょ

 

 

 

 

と席を立ちました。

 

 







 

余談ですが

演奏のおじいさん...

 

 

何の楽器を演奏しているのか

ジーーーッと見ると

 

 

おそらく自作の楽器なのです。

 

 

それを私が座っていた30〜40分の間

全く休むことなく演奏中照れ

 

 

演歌から童謡まで

全て日本の曲をこんな感じで下矢印

※演奏の音が出ます

 

 

 

 

情緒たっぷりのBGMを

有難うございました照れ

 

 

 

 

 

 

 

 

お店に戻り

コーヒーカップと本をお返しし

 

 

オーナーさんに


 

残念ですね、

私も泊まってみたかったな...

 

 

と言って帰ろうとする私の手に

何かを握らせてくれたオーナーさん。

 

 

 

 

 

え?なんだろう?

 

 

 

 

と思って

掌を見ると、

 

 

 

12年も経つというのに

全く色褪せていない

綺麗なままの

紺色のホテルのマッチでした。

 

 

 

 

 

 

えぇぇぇぇーーーーーーアセアセ

こんな大切なもの、

いただいてもいいのですかぁぁぁ〜〜〜?

 

 

 

 

 

 

と伺ったら

 

 

後ろ姿のまま片手を挙げて

お店の奥へ行ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

大切に保管されていたのでしょうね...



私にも分けてくださって

ありがとうございました照れ








 


 

 

 

 

 

 

そして一路東京へ。

 

 

 

 

 

帰宅して確認すると

 

今回の旅の走行距離は

およそ500km車...

 

 

長年の友の愛車ちゃん、

素敵な人と場所に

私を連れて行ってくれてありがとうハート

 

 

 


 

そして

今回ご縁をいただいた皆様、

 

優しく温かく迎えてくださり

貴重なお話を本当に有難うございました。

 

お蔭様で

どんな豪華なホテルに泊まるよりも

豊かで贅沢な経験をさせていただきましたキラキラ

 

心より感謝申し上げますおねがい

 

 



 

 

そしてそして、

 

全7話にもなってしまった

拙い文の旅行記に

お付き合いくださった読者の皆様キラキラ


本当に有難うございましたハートお願い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千佳流れ星