初めましての方
私のプロフィールはこちらから。
宝塚退団後に身を置いたファッション業界で
自分を肯定できない女性を
たくさん接客しました。
私にも似たような経験があるので
心情はよくわかるつもりです。
もっと自由な心で
自分を好きになってもらいたい。
そんな願いを込めて、
私が知ったこと、感じたこと、経験を
このブログでシェアしています
こんにちは。
ぶらり一人旅の第6話です。
長いね...
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Tさん
いつもご覧頂きまして、
そしてコメント有難うございます
「楽しみ」と
おっしゃっていただいて励みになります
心より感謝致します
旅はいいですね
誰かと一緒もいいけれど
一人もまたいいものです
☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*
前回の第5話はこちら
雨宿りがご縁となった
Tさんにお礼を言って
仁科漁港でお別れしたあと、
今度はコーヒーが飲みたくなり
運転しながら
良さそうなところを探します。
走っている道は
海の近くから
山の上の方に上がって来ました。
景色が良いな〜と思った矢先
「おっ」
と思うお店が
迷わず入店したその空間には、
オーナーの作品であろう
ブルーを基調としたコーヒーカップが
たくさん並んでいました。
窓からは広い海が
お天気が良かったら
真っ正面に富士山が見えるはずだよね〜
と思いながらコーヒーを飲んでいたら
オーナーさんが話しかけてくださり
そこからお喋りが始まりました。
72歳になられるその方は
30歳の時に
ご夫妻で東京から移住なさったとのこと。
ご夫妻ともに
芸術家でいらして
ご主人様は彫刻と陶芸、
奥様は絵が
ご専門とのこと。
店内に飾ってある
コーヒーカップは
全てご主人様の作品だそうです。
そのご夫妻の
ご自宅とアトリエを兼ねた
喫茶店なのです。
これまでの人生について...
作品作りについて...
たくさんのお話を伺ったなかで
ある一言が
今回の私の旅の意味 だと
胸がいっぱいになりました。
ご主人様はこんなことをおっしゃったのです。
ロクロを回している時に
ふと、ロクロの音が聞こえなくなる時がある
そうすると
ロクロを回している自分を
外から客観的に見ている自分がいて
そういう時は決まって
粘土がスーーーッと上に伸びて
我ながらものすごく良い作品ができる。
この言葉を聞いて、
今回の私の旅は
頭で考えすぎるよりも
自分の感覚に従うことを学ぶ旅 だったのだ
と思いました。
①旅のテーマでも書いたように
「事前に決めすぎない」が
テーマの旅でしたが
お蔭様で
こんなにたくさんのご縁をいただいて
ものすごく楽しい旅になった...
上手くやろうとか
回り道したくないとか
そんなことをつい頭で考えがちな私ですが
自分のやりたいように
感覚に従って進めば良い。
一見すると
回り道やネガティブに見えることでも
もっと良くなるための道なのだから。
人間は、小さな選択の連続の毎日で
その集大成が「今日」だと思っています。
その「今日」が
とても楽しく幸せで
充実しているのだから
自分の選択を...
選択する自分自身を...
もっと信じよう。
心からそう思いました。
そうこうしているうちに
ご主人様が
ウチの中、見る?
って
ワーーーー
嬉しいですっ
是非ーーー
ということで、
アトリエやパブリックゾーンを
拝見させていただきました。
いや、もう...
素敵すぎる...
ため息が出るほど素敵なのです。
ここはフィレンツェ
と思わず言ってしまった
ピカピカに立派とか豪華とか
そういうことではなく
(十分に立派で豪華ですが)
ご夫妻のお育ちや歴史、センス、
そして温かみのある
とても素敵な空間なのです。
お住まいや暮らしを
慈しんでいらっしゃる様子に
理由はよくわかりませんが
涙が出てしまいました。
あんなにも
人となりが出ているお住まいを
私は初めて拝見しました。
最後に、
若い頃は
道楽だと人からよく言われてね...
夫婦で好きなことをして生きて来た
と充実した幸せそうな、
日焼けをしたお顔で
お話ししてくださいました。
こちらに立ち寄って
貴重なお話を伺えて
本当に良かった...
有難うございました。
とお礼を申し上げてお暇しました。
《あともうちょっと続く...長くてごめんね》
千佳