私が高校生の時、
一緒に住んでいた祖母の腎臓の調子が
悪くなりました。
初めは食事療法と
家での透析を行っていたのですが、
食べることに人生の楽しみ
を置いていた祖母にとって、
味がほぼしない食事
をすることは、
とても辛かったようでした。
そうやって
頑張って続けた食事療法でしたが、
祖母にとってストレスが大きかったせいか、
数値もよくならず、
こちらが見ていて心配になるほど
落ち込んでいました。
そんなある日、
病院での透析の話が出ました。
病院で透析を始めると、
週に3回、
病院のベッドで数時間いなければいけなくなります。
透析が終わった後も、
ぐったりすることが多いので、
自由に動ける時間は格段に減ります。
普通に考えると、
病院に縛られる透析を始めるよりも、
客観的に
治療の負担とメリット・デメリットを考えるなら、
今のまま家で透析しながら
食事療法を続けることが「正しい」のでしょう。
でも、
食事を楽しみにしている祖母にとって、
それが良いのかどうか。
結局祖母は、
「そうやって楽しみもないのに
長生きしても意味がない。
それなら好きなものを
食べて早く死ぬ方が良い」
と言って、
病院での透析を選びました。
その結果、
数値も改善し、
食事療法を続けていたころよりも
はるかにイキイキとして、
今も元気に生活しています
毎日仕事や家事、やることに追われていると、
私たちはつい、
「正しさ」を優先してしまいそうになります。
でも、
正しさばかり優先していると、
自分が大切にしていることだったり、
自分にとっての幸せだったり、
自分自身のしたい「生き方」からは
どんどん離れていってしまいます。
「正しさ」よりも、
「どう生きたいか?」
「正しさ」を優先していると気付いた時は、
「私はどうしたいか?」
に目を向けてみてくださいね
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
今日も応援しています
自分をまるごと愛して、
自分から幸せを創って広げていく人を増やす
結月ちはる