おはようございます。
映画を観て来ました。
「90歳。何がめでたい」です。
観るきっかけは、草笛光子さんを観たいからです。
ご本人も90歳に❣️
草笛光子さんのファンになったのは、
舞台「6週間のダンスレッスン」を観た時からです。もう20年前になりますが。
当時、70歳でダンスを踊られる⁉️
元宝ジェンヌさんですが、驚きました‼️
相手役は、ダンスの名手、
今村ねずみさん❣️です。
この時の感動が忘れられず、
何回も観に行きました。
あらためて、映画ですが、
観ている観客のほとんどが中高年の方々で
結構、シアターが埋まっていました。
久しぶりの楽しい映画の時間を過ごしました。
この映画のタイトル「90歳。何がめでたい」を聞いて、
佐藤愛子さんの著者を思い出す方も多いかしら。
ちょっと私、へそ曲がりなんです。
この本が出た時
ベストセラーになりました。
が、
未読ですし、すっかり忘れていました。
この本のちょっと前に
「血脈」という佐藤愛子さんの著作のドラマ化があったとおもいます。
佐藤愛子さんのお父さんの紅緑を
「緒形拳さん」がなさいました。
女優で、愛子さんのお母様役が
「宮沢りえさん」でした。
佐藤紅緑というかたは、少年小説の大家。
愛子さんの異母兄が詩人のサトウハチローさんです。「小さい秋みつけた」は好きな童謡です。
佐藤家の当主の紅緑さんも兄さんのハチローさんも読者に沁みる素敵な作品を描かれますが、
実生活は
はちゃめちゃな方で家宅の人!
映画の最初の場面に本棚が映ります。
「血脈」の上中下巻。本棚!
あっ‼️、この映画の主人公は、
佐藤愛子⁉️なんだ‼️と、
お粗末で、遅まきながら
知ることになったわけです。。
佐藤愛子さんの著書、血脈は上巻で脱落。
そのあと、北海道の別荘に出た幽霊、亡霊の悪魔祓いの様な話を読みました。
最近は、女流作家さんが好きになりましたが、
若い頃は、どうも同性の作品を避けていました。
歳を重ねて、いや
おばあちゃんとなって、
この映画に魅せられてしまいました。
常日頃の私と思いが重なるのです。
何もしたくない。
ただただ、めんどう。
愛子さんは、作家活動を全く辞めていました。
それが変わるのです❣️
それを応援し
前に進めてくれるのは
昭和のゴテゴテの今時から
かなり離れた熱血編集者が現れたんです。
家族です。
現在の佐藤家には、お嬢さんとお孫さんの三人暮らし。
この強力なメンバーの協力が頼もしい。
そして,今をみせます。
日常の中の不満や矛盾、刹那。
身近な老も吹き飛ばして
元気を出して前に。
毒舌や遊び心いっぱいで、楽しませてもらいました。
役者さん方がほんと‼️素晴らしい。
編集者の唐沢寿明さんは、ほぼ実年齢の役。
タクシー🚕運転手は、三谷幸喜さん。
素敵なダンスシーンもあります❣️
おすすめの映画です。