目に入ってきた栗
かわいい(笑)
大きさはというと直径5cmくらいでしょうか
北海道の街中の栗は大きくならずにほとんど食べられない
気温があまり上がらないからでしょうか?
栗はまだまだ落ちてきそうでした
PCが・・・まだ修理から帰ってきません(ノ_・。)
ペタやコメなど頂いてる皆様
お返事大幅に遅れてますが許してくださいね(汗)
目に入ってきた栗
かわいい(笑)
大きさはというと直径5cmくらいでしょうか
北海道の街中の栗は大きくならずにほとんど食べられない
気温があまり上がらないからでしょうか?
栗はまだまだ落ちてきそうでした
PCが・・・まだ修理から帰ってきません(ノ_・。)
ペタやコメなど頂いてる皆様
お返事大幅に遅れてますが許してくださいね(汗)
「患者さんは毎日来てくれるケイのこと楽しみに待ってるよ」
「わかりました!」
ここからケイはどんどん変わり
他のメンバーにも影響を与えていくこととなった
学生はとにかく何でも悩む
『働いてお金を貰う』という概念が身についてないからなのか
学校で習ったのと違いますとか
血圧計が違うから測りづらかったとか
『じゃあここではこれに慣れてね』の一言で済む様なことを
素で思って悪気も無く発言してしまう
少し考えれば病院が学生のために
器材の入れ替えをするわけも無い事はわかりそうだが
そんな小さな事1つ1つ悩んで
やがて大きなストレスとしてしまう事が少なくない
ストレスを感じると来なくなる学生も珍しくない
これは現代の新入社員にも言える事なのだが
社員であれば酷い場合は解雇すればよい
学生は授業料を払って学びに来てるのでそんなわけにいかない
ケイはその様な悩みを持つ前に患者さんのベッドサイドに行ける学生になっていった
そんなこと看護師の卵なんだから当然だろうと思うだろうが
大抵の学生はお年寄りに接したことが無く
何を会話してよいのかわからない
手を触れたことが無いから恐怖感があり
ベッドサイドに行けるようになるまで随分な時間を要する
沈黙が怖いとか痛い苦しい等の苦痛を訴えられた場合の対応に恐怖を感じるのである
敬語さえ使ったことが無い学生だって珍しくないのである
・・・つづく
彼は元夫の隣に腰掛けていた
すべて理解してそこに座っていることは・・・瞬時に察知できた
間もなく怪我人は名前を呼ばれ診察室に入った・・・であろう
相変わらず私は奥まった所に身を隠していたので
アナウンスを頼りに経過を感じとる
名前を呼ばれて暫く経ってから診察室辺りを覗き込むと
向こうの方には相変わらずぼんやりとして順を待つ夫の姿
その彼の死角に入り込むように太い柱の影を対角線に置く
診察はようやく終わり彼は出てきた
ギプスを巻かれ苦笑している
言葉をあれこれかけてあげたいがその様な余裕は無く
どんな言葉も気持ちがこもらない
「さあ行きましょう」
この言葉が私の真意であり彼もそれを理解していた様だった
待合フロアでの移動はとてもスリリングであった
玄関先の会計窓口は非常に明るくオープンなスペースとなっている
私はそちらに向かい窪んだスペースから移動しなければならなかった
・・・ゆっくりと空気と共に流れるつもりで歩き出す
群集より速くなく遅くなく・・・ぶつかることもなく流れを乱さないように
そして柱で立ち止まる
それを繰り返しているうちに彼は精算を終えてこちらを振り返った
私は夫に背中を向け己の足取りで歩き出す
多分私に背中を向けて座っている夫の方へは振り返るわけにはいかない
私たち夫婦は今回も背中合わせのまま別れる事となる
『さよなら・・・』
偶然の再会は悪夢だったのか暗示だったのか
「多分・・・この人かなって思って隣に座ってみたの」
「うん知ってる・・・それでどうだった?」
「何もわからなかった(笑)」
私は苦笑した
そこでその話はお互いオシマイ
・・・おわり
逃れた夫が通路を挟んだ隣に座っている
私の手はじっとり汗を握っていたが
考える猶予は無いことだけは確かであった
私は意を決して怪我人に顔を近づける
声の高い私がトーンを落として囁く
「私が逃げてきた夫が・・・とてもそばに居て危険なの」
怪我人は 『!?』 という顔をしているが
私に離婚暦があることやストーカーの被害にあった事があるのは
以前に話した事があったためか
私の表情を受け止めている様であった
「話は後にして・・・とりあえず此処を離れなくちゃいけないの」
そういうと私は身を硬くして右側を向いたまま立ち上がり
フロアの物陰へと移動した
怪我人は私の顔色で事の大きさを察知して静かに後を追ってきた
フロアの隅に入り組んだ場所があり
そこはレントゲンの待合所であった
午後なので患者は殆ど無く空いていた
私がそこに座ると怪我人もそこに座る
わたしは2度目の結婚の経緯を手短に話す
「それで連絡先も第三者を通すこととして・・・逃れた夫だったの」
怪我人は申し訳なさ気に私の帰宅を提案したが
私は病院に勤務している身
夫が名前を呼ばれている順からして
レントゲン付近に近づかない事は把握できていた
「私は油断さえしなければ此処で見つからない自信があるから・・・
だけど此処だと診療順のアナウンスを聞き逃しそうだから
悪いけれど一人でロビーに戻ってくれない?」
怪我人は頷き待合ロビーに戻る
私は夫が知るはずのない眼鏡をかけ
ひたすら俯いた
夫は私が眼鏡をかける事があるなんて
想像もつかないだろうから・・・
どれ位時間が経ったであろうか
とてつもなく長い時間に思えたが
多分1時間位の経過
私は怪我人と元夫の名前を聞き逃す訳にはいかなかったが
どちらの名前も呼ばれる事が無く
不安になった私は・・・そっと待合室のフロアを覗いた
「・・・!!」
元夫と・・・
怪我人の彼は
同じ椅子に隣り合わせて腰掛けていた
怪我人はすべて理解して
そこに座って居ることは・・・瞬時に察知できた
・・・つづく
携帯番号も車も変えて逃れた元夫
・・・その彼が多分同じフロア内に居る
そう思っただけで手に汗を握った
私はロビーのほぼ真ん中に座っており
もしその名前の人物が夫であった場合
確実に見つかるという自信があった
すぐに移動したいのであるが下手に立ち上がると
自分の居場所を知らせることとなる
フロア内は私と同じ位の年代の女性も少なく
ただでさえ人目を引いた
伏せた目をゆっくりと上げ前方を見渡す
しかしそこに彼は居ない
横に居なければ後ろを振り向かずに隅に移動すればよい
右側・・・付き添ってきた怪我人が隣に居たため右側に居ないことは解っていた
左側・・・恐る恐る確認
「・・・!」
こともあろうに通路を挟んだ隣に彼は居た
一瞬しか見なかったがまぎれも無く彼だった
多分少し太った彼は
その物腰から私には気づいていない様子であった
気づいていればあんなに呑気に座っていないであろう
わたしは付き添ってきた怪我人に手短に訳を話して
一刻も早くそこを離れる必要があった
『どう説明すればいいのだろう』
数十秒の間に色々な事を考えなければならなかった
長く話してる場合じゃない・・・しかし
どういうことなのか?等と聞き返されると
その会話で夫はこちらを振り返ってしまうかもしれない
私の手はじっとり汗を握っていたが
考える猶予が無いことだけは確かだった
・・・つづく
昨日怪我人を連れて病院に
出先での怪我だったので
近辺では評判が良く通院しやすい病院まで向かった
月曜日の病院は混雑しており
患者の多さから評判どおりの病院であることも伺えた
夕方診療時間ギリギリまで待合室は患者で混雑していた
そんな病院に予約も無く受付をしたため
当然のように待つ・・・待つ・・・待つ
名前が呼ばれる目途も判らないまま待つ数時間
受付から呼ばれる名前をナントナク聞いていて
私は氷りついた
それは離婚した夫の名前であったから
慌てて振り返りその人物を確認しようとするが視界には入らず
私は同名なだけであって欲しいと祈る
そして私より先に彼に発見されないようにと祈る
下手に動くと見つかってしまうかもしれない
私は緊張して俯き顔が見えないようにする
私はこれまで「2度目の結婚」についてあまり書いてこなかった
それは時期が来たらまとめて書こうと思っていたからである
その夫だった人には精神的に助けてもらったのも事実であったが
多額な借金を隠して結婚し
結婚後も金銭的価値観の不一致で悩んだ
そして何より軟禁に近い束縛に悩まされ
結局数年後半年の別居を経て離婚した
離婚後は居場所も連絡先も知らせず
連絡が必要な場合は第三者を通すこととなっていたが
彼からの連絡も無かった
携帯番号も変え車も変えて彼から逃れた
・・・その彼が多分同じフロア内に居る
そう思っただけで手に汗を握った
・・・つづく
Photo「ある日の風景」
by すけ
私はとことん可愛気の無い女だった
だから嘘をついたカッツにも知らん振りだった
そんな意地が
彼を救ってはあげられなかった・・・
カッツはある日疲れきった顔をして現れた
そしてその日から
私の部屋に居るようになった
何もかも知ったであろう私に彼は身を委ねる
私はそれについて問うことも無かった
問わないことは彼にとって都合が良かった
だがそれは始めのうちだけであった
「何故何も聞かないの?」
彼はある日私に尋ねた
「自分で解ってしてる事だからよ」
私は彼に無表情に答えた
その言葉は彼を追い詰めた
『彼の人生がどうであろうと私には関係がない』
そんなふうにもとれる姿勢で接する私に
彼は強い寂しさを感じていたに違いなかった
誰かに心配してもらいたい
誰かに叱ってもらいたい
そんな気持ちは私にはよく理解できた
私にその『誰か』が居なかったからである
カッツの気持ちがよく理解できたから
むしろ最も堪える態度をとれたのだ
わたしは彼に嫉妬していたのかもしれない
仕事をしなくても見捨てることのない
心配してくれる両親や家族が
カッツには居ることに
実際羨ましかった
働かなくても何とかなると思っているカッツは甘えていると軽蔑していた
私は生きるだけで精一杯の生活を送ってきた事もあり
やっと安定した収入を得られ
わずかなお金を少しずつ貯めて万一の時に備えていた
それでも安堵感を得られなかった
そんな嫉妬感がカッツを執拗に追い詰めていた
そして彼の心は千切れた
カッツは夜勤に行く私におにぎりを握ってくれた
彼は料理などした事も無く
御飯さえ炊けないのだが
私が炊いた御飯を必死に握った
それは彼が部屋で懸命に見つけた愛情表現
出勤の支度をする私にカッツはおにぎりを渡す
「ありがとう」
私は彼に軽くキスをする
「・・・俺はなんでこんな所でおにぎりなんか握ってて・・・
千夜を送り出してるんだろう・・・」
彼は下をうつむき背中を丸めていた
「カッツ・・・」
彼の声は聞いたことも無いくらい
擦れていて
弱々しくて
辛そうだった
私はそんな彼を残し出勤しなければならなかったが
そんな彼を見て初めて
『解っているけどできない辛さ』を理解した気がした
彼は多分毎日駄目な自分を責めて生活していたが
弱さからどうすることもできなかったのであろう
・・・翌日カッツは部屋に居なかった
そして部屋から私の生活費も無くなっていた
『私は彼を壊してしまう・・・』
私は彼と別れる決意をした
彼もまた私にトドメを刺して欲しくてそんな事をしたのだろうと
・・・彼を解れた
おわり