一般的に背骨と言われている脊椎は、脊髄という重要な神経と合体しており、上半身の横の広がりを支える肋骨とも連動していて、また柔軟性も必要なので、一本の骨ではなく、椎弓と呼ばれる”ブロック”の積み重なりです。
この脊椎を支えている筋肉は脊柱起立筋です。
モデルなどの美しい姿勢は脊柱起立筋の仕業でもあるのです。
脊柱起立筋の主な作用は伸展や回旋、側屈です。
フィギュアスケートのジャンプにはいくつかの種類がありますが、いずれも全身は一度真っ直ぐ伸展して回転します。スピンの多くも同様です。脊柱起立筋が暗躍しているのです。
私も陸トレやリンク内でジャンプの練習をする時、重心は腰ですが、腰で回すのではなく胸椎で回転させるイメージで行います。(選手のようにトリプルとはいきませんが...)
バレエのピルエットなども原理は同じだと思います。
脊柱起立筋のトレーニングは、その作用が伸展でもあるので、背伸びするだけでもできます。