そんなわけで弟が遊びに来たため、
せっかくなら私のとっておきのザルツブルクも見せてやろうと、
朝7時の電車でフランクフルトを発ち、
お昼過ぎにザルツブルクに到着。
駅に着いた瞬間から、
あれ、駅が綺麗!!
だの、
トラムで降りた瞬間から、
あれ、道が綺麗!!!
だの、
街の空気がすごくいい!!
だの、さすが我が弟。
いい線ついてくる。(笑)
そしてミラベル庭園。
もうここしか見てないのにもうザルツブルクすごい!!!綺麗!!
すごい気に入った!!!と、
既にお気に入り。
さすが私の弟。
そして。
オススメレストランにももちろん連れて行く。
あれっ…ここって…。
私。つい最近
ここに座ってたんですけど!!!
えーっびっくり!!!!
1ヶ月後にまた来てるなんて、その当時は思いもしなかった…
しかもまさかの弟と一緒だなんて。
それにもびっくり。
しかもほんの1ヶ月前まで病んでいた私はここでうだうだとクダ巻いてた(笑)
しかし、私を最大に悩ませていた仕事、
体調不具合、
そして仕事上の人間関係、劣悪な環境、不遇な待遇は、
1ヶ月経ってすっかり何もなくなってしまった。
↑弟とメンヒスベルクの砦。
つまり、やめてしまったのです、仕事。
やめただけじゃない。
次に向けて動き出したんです。
すげーやザルツブルク。
ここにこればなんとかなりそうと思っていたけれど、本当になんとかなっていた!!
1ヶ月前、やめたい、やめれない、
やめられるわけない、やめさせてもらえるわけない、
やめたいけど方法がない、
海外で仕事を始めたりやめることって、
想像以上に色々と大変なんです。
住宅問題、生活問題、何よりビザの問題がある。
色々がんじがらめになって悶々としていた(実は春頃から。)あの夏の日。
こんなことってあるのでしょうか。
そして仕事を辞めたらドイツに居るのは難しいのでは??
と思っていたせいで辞めることを躊躇していたくせに、
なんと辞められたし
ドイツにもいられるし
弟も遊びに来たし、
時間があって暇だからちょうど旅も一緒にできるんですねぇー。
そこらへんはまたそのうちー!
そしてまたここ。(笑)
前回と全く同じルートをなぞって
(♯慰安旅行②♯を参照。)メンヒスベルクの丘ハイキングのリプレイ。
だから今回は書きませんー。
(強いて言うなら弟が丘の上でギックリ腰起こしてベンチで横になってオイオイ大丈夫かーってなったぐらい。←一大事だし!!!)
全く一緒なので詳しくは↑をみてね。
ホーエンザルツブルク城。
今回はホーエンザルツブルク城の中にも入った。弟の強い希望で。⬇︎
弟の中世ヨーロッパの城マニアは健在だった…。
私は1年ちょっとぶり。
人生3回目のホーエンザルツブルク城内。
↑首切り役人の家が真ん中にある。
だいぶ秋めいてる色をしてたねー。
ホーエンザルツブルク城を降りたら
やっぱりノンベルク修道院。
弟が生まれた年だかにアニメ『トラップ一家物語』が放映されていて、
全く興味を示したこともなかったのに、
私がギャーギャー言ってたせいで覚えてるもんだねー。(まぁ中学生になってから私はレンタルビデオ屋で全部借りたりしてたから、きっとそこらへんで見てたのだろう)
弟自らノンベルク修道院に行きたいと言っていた。
今回はミサ中のため、修道院の中は見れず。弟、ざんねーん!!!
ノンベルク坂。
↑↑ふもとに降りてきた。
丘の上に見えるのがノンベルク修道院。
それにしても弟。
時間に限りがあるのにホーエンザルツブルク城のカフェ入りたい、
演奏会みたい、でもノンベルク修道院行きたいと、
リクエストめちゃくちゃ(笑)
はるばる来たのだから全部願いを叶えてやりたかったよ。。。
でもホテルのチェックインは19時まで。
そうじゃないと閉まってしまうのだよ。。。
そうして18時45分というギリギリになんとかホテルの最寄バス停到着…
と、思いきや!!!!
安堵しきって弟に話しかけていたせいでまさかのバスストップボタン押し忘れるという痛恨のミスでバスが先へ先へと行ってしまうという最大級の落とし穴にハマり( ̄O ̄;)
ギックリしたての弟と共に1.5キロほど歩いて戻る…
というか、弟を置いて途中走るという絵を描いたような珍道中。
そして最後なぜか走ってた私がギックリ腰の弟に追いつかれるというミステリー。
そうして無事に滑り込んだホテルは、
大好きなザルツブルク郊外・アイゲンの
トラップ一家物語の実在の家、
トラップホテル。
トラップ家の子供達が降りてきた階段!!
家族が集った居間。
去年も泊まったので、
もう立派なリピーターの仲間入りです。
去年詳しく!?トラップホテルレポートしたので、そのシリーズは♯こちらに一覧あり!♯
前回は3階、屋根裏の長女アガーテの部屋でしたが
今回は二階の次男ウ"ェルナーのお部屋!
まだまだ泊まりたい部屋、たくさんあるーーー!!
弟も子供の頃あんなに興味を示さなかったくせに、
階段を降りたり上がったりテンションが高い(笑)
そして近所の教会や野原を散歩。
はい。つい最近も来たばかりのアイゲンのここです。
なんの予備知識もなく勝手に私に連れてこられた弟は、
うわ、なんだこれ!!!
次元が違う!!!
空気が神聖すぎる!!!
と感動していた。
うーん、やっぱりそうかぁ。。。
そうなのね。(確信。)
いつまでも夕暮れ時の野原に佇んでいたい弟を無理やり鼓舞し!?
教会の中に入ることに。
車が何台もとまってるからミサをやってるはずだ!!!
最後の10分ぐらい参加できた。嬉しい。
弟にこの教会のフランキンセンスの香りを体験してもらいたかったし、
この神聖で厳粛なミサを体験してもらいたかったのだー!
翌日も朝8時からミサをやるらしいから、起きれたら行こうってことになった。
このときもう20時過ぎ。
トラップ家付近は食べるところが全然ないので(トラップホテルでも軽食のみある。)
20分ほどかけて再びさっきまでいた旧市街へ。
ちなみにレストランは
①♯創業803年の岩をくり抜いて作られた修道院レストラン♯(高級)←2年前の私のレポート。
②♯チロルの郷土料理が食べられる親しみやすい地元の居酒屋♯(リーズナブル)←去年のレポート
このどちらかで私も弟もギリギリまで本気で悩んだ。。。
出来れば①は地球の歩き方にも載ってるし、老舗だし、私も初めて来たときも久々のときも行ったし、
なんせ803年ってすごいし、
有名人も来てるし、ぜひ体験させてあげたい!!!ほんとに!!!!
でも量の割にバカ高い。ほんと高い。
なのに少なっ!!!ってなる印象。
めちゃ行きたがる弟をよそに
敷居高いし肩肘張る感じのここと、
お気楽な②、どちらがいい?と、
レストランの目の前まで行って迷わせた挙句、
①はまた父母と来たときに連れてってもらおうかな、父のお金で。(笑)
…と、弟が言うんで(笑)結局②に決定ー!!
私も前回気に入ったマジョラム入りのポテトスープ、弟もすごく美味しいと喜んでおり、旅の後半まであれまた飲みたいとザルツブルクを離れてもなお言っていたし、
とにかくここのオレンジジュースが今まで飲んだことないぐらいうまいとお代わりしていた。
3杯目のおかわりに差し掛かったとき、
もう夜遅いしザルツブルク寒いし冷えるし、長旅これからも続けるからマジでやめて!飲みすぎないで!!
と、ストップをかけた。(笑)
結局トラップホテルには23時過ぎに到着。
シーンと静まり返り、空気はきりりと冷え、
11月の北海道、十勝を思い出す空気の匂いと空気感だった。
月が高く上がり、暗闇の中、
家々は確認できるのに、ひっそりとしすぎて怖い。
弟がめちゃ怖いんやけど!!!を連呼。(笑)
確かにめちゃ怖い(笑)
2人でも怖いのに1人でこんなとこ歩けない!!
そしてトラップ家ってもっと楽しそうでアットホームで華やかかと思いきや、
思ってたよりで寂しげでホラーでドラキュラ屋敷みたいなんだけど!!
と、ほざく弟(笑)
でも、その感性めちゃ正しいんです。
そうなの。トラップ家、異様に寂しげで暗くて怖いの(笑)
あんなに憧れて大好きな場所だったのに、なんか謎の寂しさにおそわれるんです。。。
まぁ一回亡命とか、
その後のゲシュタポに使用された歴史とか
その後宗教団体の施設になってたことを考えると、明るいだけじゃないのは当然か。。。
翌朝は無事に起きられて朝食前に朝8時のミサに参加。
ここアイゲンの教会はオルガニストの演奏が上手で、パイプオルガンの音色が好きという弟にぜひ聞かせたかったけど、
平日の早朝なので、神父も参列者も前日の夜同様アカペラで歌って終わり。
ざーんねんっ!
野原の草木は朝露に濡れてなお一層美しかったーーー!!
西日も綺麗だけど、
東から差し込む新しい朝日に照らされたアイゲンも、
神聖さに希望が混じって本当に綺麗だなぁ!!!
朝の散歩も楽しんだあとは、
9時からトラップ家の食堂で朝ごはん。
↑去年と比べてだいぶ模様替えされている!!
ノイシュバンシュタイン城編へ続くー!