自分でも不思議なぐらい明確に色んな感覚が掴めたので、
忘れないうちに
自分のメモ用に記録しておくことにします。
よって、今回こそ完全に自分のための日記です。あしからず。
…そんなわけで本日は午前中にプライベートレッスンがあったわけですが、
先生も先週と全然違って今日はvery very goodだと力強く褒めて下さいました。
ノドの周りの筋肉も力が抜けてるし、
どんなに高音を出しても舌の位置も下がってて良いし、
口形、唇の使い方もいい(たまに言われたこと忘れちゃうけど(p_-))
声もまったく力んでなくて押してない、
って。(≧∇≦)
先週、先々週はなぜかやりにくくてスランプに陥ってたんですけど、
(ノドの調子があまり良くなくて、声帯が思うようにうまく機能しなかった。)
その期間を終えて、更に女性特有の体調が芳しくない週間を終えて身軽になったら、
今日いきなり出来るようになってた!!!
自分でも笑っちゃうぐらい、
まったく別人みたいに、自分で思うように自分をコントロールできるように突然なっていたので、
先生にどうやって練習したんだ
(今みたいにメガネかけて鏡見て練習したのか)と聞かれましたが、
たいして必死に練習してないし、道端で思い出したときにやってたぐらいだし、
あとは楽しく鼻歌歌ってただけ。
でも、自分でも今日はなぜか
頭も身体も軽く、
視界が良く、
頭も冴えていて身体の状態が歌いながら手に取るように把握できていたので、
あ、今日は良くできるな、というのが身体感覚として分かりました。
でも身体感覚、運動神経鈍い私は、持続力がないため、明日、来週、その次の自分はどうなってるか分からない。
だから今日の感覚を記しておく!
声が押さずに出た理由
➡︎呼吸をたっぷり吸う感覚が歌う前に分かった
➡︎なぜ呼吸がたっぷり入ったか
ここ大事。
肋骨が自然に広がって息が入る感覚を意識できたから。
これだー!!
私、これが出来ると息がちゃんと出る!!
すると自然に舌もノドも無理がなくなるんですね。
肋骨ゆっくり広げて内臓もぜんぶ広がる感覚。これです。
力じゃなくて、呼吸で、宇宙に満ち満ちてる引力で広がってくような感覚。
7年ぐらい前、ヨガやモダンダンスに通ったりして得た感覚をすーっかり忘れてたけど、週末にそんな話で盛り上がってるうちに、思い出したのが良かったのかもしれない。
最近バタバタしてて瞑想の時間も忘れてたからなぁー。やっぱりこの時間も大事だなぁー。今日、朝から自然とすごく瞑想がしたい気分になって、やりました。
これが良かったのかもしれない。改めて思いました。
ちなみにその当時、レッスンで先生が
肺を膨らませて息を吸う運動をやって下さったり、息を入れたら潜水する感覚だったり、嘔吐やゲップをとめる感覚(笑)とかアクビの感覚だとおっしゃってたのも思い出した。(笑)
先週末にコーヒー飲みながらそんな思い出話!?をしてて、その時にふざけて懐かしく思い出してやってたら、今日突然できていた。
この感覚、絶対忘れちゃいけないですね。
ドイツ語の勉強が忙しくてなかなかオペラ研修所にいたときみたいに集中して歌いまくる(その結果ヘロヘロになる)という感じではないけれど、
せめて呼吸の練習と舌の練習は電車の中でもできる。毎日やろう。
➡︎そもそもそんな話になったのは、
背もたれに寄りかかってるみたいに後ろにもたれる感覚で、肋骨を広げてそこで支えること、
うつむかないで、頭頂部も後ろに、
ということを先日教えてもらったし、
それを実践して歌っているひとを見たから。
これ、スゴくいい。
試しに今日やってみた結果、
肺が広がって肋骨が広がりました。
素晴らしくいい。
私は普段の姿勢もそうなんですが、
声を出すときにうつむいてしまって、気道を狭くしてしまうクセがずっと取れなかったのだけれど、
これをやるとそのクセがかなり軽減されるし、空気が後頭部の外側を振動して回ってくる感覚が手に取るように分かりました。
すごすぎる。
教えていただきありがとうございます!!
今日は足の裏の感覚もすごく分かったな。
今どこに重心をかけているか、
どの部分が特に地面に触れているか。
今日はなぜか足にもいくらか遊びの部分というか余裕があって、
突っ張りすぎたり、ヘロヘロと力がない感覚でもなかったので、
足の裏側全てを順番に気持ち良く地面につけて、重心の場所を探す余裕すらあったなぁ。。。。
意識が足や下の方までしっかりいくときって、
気持ちや思考に余裕があるんだなって思います。
だって、いっぱいいっぱいになってると、
頭で物事を考えてパンク寸前になっちゃって、なかなか意識が下に落ちてこないもの。
私は長らくその状態でした。
今日は考え方がいい意味でlangsam(ゆっくり)で、鏡で自分の顔を見ながら、足の裏や身体の状態をゆっくり考える余裕がありました。
これもヨガやモダンダンスの先生に教えてもらって、素晴らしいなとおもって、よく家でも練習してたこと。
単独でやると出来るのに、実際歌う際にはなかなか生かすことができなくて、
早く答えが欲しくて気持ちばかり焦って歌っていたけれど、
7年ぐらい経って、忘れた頃に突然ドイツで思い出すとは。
どこで突然アウトプットに繋がるかわからないですね。
今までやってきたことって絶対どこかで生かされるんだ。だから蓄積していくことって大切ですね。
今日は足の裏だけでなく、
(更に、もっと高音を出すときに意識を下に!と言われたときに、丹田の下の腹筋や尾てい骨を意識する余裕もあった。)
自分の後ろ側の状態も、意識が行き届いた。
すなわち、自分の目では見えない部分。
上顎と下顎の繋ぎ目。
ちょうつがいの状態。
首根っこ?うなじ?と言えばいいのかな。
あとは、自分の後頭部。
見えないはずなのに、
まるで見えているような感覚だった。
高音がピアニッシモで、しかもプレス無しでちゃんと出るときは、
口がしっかり開いてる。
口だけじゃなくて、口の後ろの方、
すなわち親知らずの生えてる位置よりうんと後ろのちょうつがいの辺りから、
まるで人食い魚のように開いてる。
息を吸うときに、そこまで開けておいてから息を吸うと(今まで閉じて息を吸ってたのでまず直された。)ラクーに声が出るー。面白い!!
そのときは、後頭部や首根っこ?うなじ?の辺りまで口みたいになって開く感覚がある。
わ!!この感覚だ!!!
と、瞬発的に感動を覚えました。
逆にうまく出来ないとき、
声が詰まったとき、力んだとき、
いつもの歌い方をするときは、
瞬間に後頭部、首根っこがガチガチに固まって、うまく口が開かないのが分かる。
これは昔から言われてたことなのに、
自分でこの感覚を掴めたのは、久々なのか初めてなのか。
まるで生まれたての、
まだ首が座っていない赤ちゃんのように頭をぐにゃぐにゃにして、
それから気持ちのいい場所にちゃんと頭を置いておくこと。
または私はジェットコースターなどの絶叫マシン系が大得意なんですけど、
苦手な人って頭振り回されるの苦手だから、首の後ろにすごく力入れますよね。
私はいかんせん得意なので、遠心力に身を任せて自由に頭を動かせるんですよ。
でも歌うときは何故か構えちゃって、後頭部から首に繋がる部分、ちょっと凹んでて柔らかくなってる部分がガチガチになってた。
ジェットコースターに乗ってるときのようにもっと自由に後頭部、首根っこの辺りをさせておきたいな。
そんなことを考えてると、
日本で先生に教えていただいた、たくさんのことがどんどん蘇ってくる。
私はどんどん頭が前傾して固まってくるので
『熱はかってるみたいにしなさい』
とか、頭の位置も、そこからの口の開け方も随分レッスンでやっていただいた。
私が今日意識した、後頭部、首根っこの部分って、
調べてみると小脳の位置なんですよ。
私たちは前頭葉を含む大脳で
物を考え、思考する。(頭の前側。)
小脳は後頭部のカーブの下側。
運動感覚、バランス感覚の部分。
すなわちゴルフのスイングなどを、
正しいフォームで合理的に…と、考えながらたくさん反復練習しているうちは大脳で物事を考えていて、
でもやがて何も考えなくても本能的に出来るようになる、そのときには既に大脳ではなく、小脳が司っているのだそうです。
私はゴルフスクールに去年通っていたのでその感覚がよく分かりますし、
茶道だってそう。考えながら、思い出しながらやらないと出来ないところから、
あるときふと何も考えなくても勝手に手が動き出す瞬間がある。
茶道の師匠はそれを焦らず待つように教えてくださった。考えてるうちは手順をやってるだけで、茶道の真髄には辿り着けないのでしょう。
でも焦らず、ひたすら反復してそのときがくるのを待てとおっしゃって下さった。
何よりも歌の練習は延々とそれの繰り返し。
ずっとそれを10年以上繰り返してきたのです。
子供の頃にやっていたピアノだってそうでした。
今の私にとっては、ドイツ語がそうです。
ずっと考えながらなってる。
今までの経験上、何も考えなくても自然とスルスルと出来る、それまでそうなるために努力しなければ自分自身に裏切られてしまう、ということが分かるから、
今の自分が非常にもどかしい。
ひたすら努力してひたすらインプットして、
じれったい、我慢しなくてはいけない時期を耐えて、今を乗り越えなきゃいけないんでしょうけど。
私はもともと俊敏なタイプではなく、
感覚的にパッ!と素早く出来るタイプではないため、
出だしはボロボロです。
でもだいたい、ここまでやれば本能に刷り込まれるな、というのも経験上なんとなく分かる。
歌も茶道もゴルフも、早い人は瞬間できるのでしょうが、私は半年超えると、ある日突然良くなってたりする。
ドイツ語もそのあたりのタイミングでまた変化が訪れるのかなー。
…話が脱線しましたが、
何が言いたかったかというと、
私は日本で先生に
『前頭葉で物を考えすぎ!!』
(すなわち歌ってるフォームをみると、いかにも頭の前側が重そうにみえるそうだ。姿勢しかり、表情しかり。)
それは全く運動的、器械体操的なリズミカルな雰囲気ではなく、
考えすぎて身体運動や空気の流れが止まってしまっているということ。
ロダンの『考える人』みたいな雰囲気を醸し出していたんでしょうねー。(笑)
大学時代もよく教授やプライベートの先生から
『考えすぎ考えすぎ!!』
『もっとバカになれ。』(いい意味で。)
と言われてました。。。
先生からも
『頭の前側に血液集めてうーん、、、って
悩ましげに歌に向き合うんじゃなくて、
もっと運動感覚的な部分が必要よ。もっと小脳側、頭の後ろ側で物事感じてごらんなさい。』
と言われて、声が劇的に軽くラクに出るようになったのを今日突然思い出した!!!
何年も仕事で
うーんうーん。。。。と考えることが多すぎて、すっかり忘れてましたね。
こんな感覚。
きっと大脳ばかり発達してたんでしょうね。(笑)
色んなものやことを教えていただいてました!
だからこそ今に生きている。
当時はそれを私も頭も心も受け入れる器がなかったのかな。
別のこと考えて夢中になってたのかしら。
もったいない。
今も器があるわけではないけれど、
あのとき教えていただいたから今分かることもたくさんあります。
今だからこそ、きっと出来ることもたくさんある。
それを身につけていきたいです。
こっちにきて、精神的にもやっとラクになれたんだから。
そんなわけで、
後頭部、首根っこ、
たまにガチって固まって、自分でも制御しきれないときがあるなって
今日分かった。
ほんの数ミリの違いなのに。
私がしばらく考えていきたいのはその部分。
この位置をしばらく意識して歌ってみよう。
口の形が褒められた理由
➡︎そんなに練習していたつもりはないので何故できたのかよく分からないけど(私が稀に本気を出したときは1日10時間とかやっちゃうので。それに比べると全くやってない。ただし1日の75パーセントぐらいはそのことを思い出してたまにやってみる。)
週末に歌とは全く関係のない、ドイツ語会話でmüssenのü(uウムラウト)とかkönnenのö(oウムラウト)とかドイツ語特有の発音の練習をやっていたおかげで上唇の筋肉が機敏になってきた!?のかな。
ドイツに来た当時、しばらく歌っていなかったので上唇の筋肉がたるみくってて、全然長時間もたなかった。
もちろん会話中の発音も筋肉駆使するのにこんなんじゃ最悪ー。
ただでさえ唇タラコなのにー。人の倍動かさないと繊細に発音できない。
ハタチの頃は、ここら辺使って歌ってましたけど、しばらく意識することさえ忘れてたので出来なかった。
今日はいつもよりも唇とんがらせることができたかも(^^)(笑)
この調子で普段の発音も繊細に出来るようになりたーい!!!
歌の子音練習してると
日常会話も勉強になる!!
ありがたい!!!
目指せ!どっちも綺麗な発音!!!
そんなこんなで今日のレッスンノートはこれで終わりー。
行き詰まったときに読み返して思い出そうっと。
明日は音楽院のレッスン。
ぜーんぜん違うことやってるから(突き詰めると同じなんですけど。)意識する場所、より使う場所が違って、
不器用な私はそればっかりになっちゃって、
ともすれば今日出来たことも出来なくなったりすることもあるんだけど(笑)
とりあえず、
肋骨と姿勢、小脳の辺りは意識して空気をたくさーん流すことをイメージしよっと。
そして明日はngの発音ばかり。
不安要素を取り除くために、楽しく練習しておこっと。
やり過ぎないで(やりすぎると極端になりすぎて力む気質)楽しむ、
やらなさすぎて不安にならないようにする、
そこのバランスがいつもすごく大変。
でも今後の自分の課題。
昔は猪突猛進で脇目も振らずに突っ走って、
力尽きて、ダメダメになるというパターンでした。(笑)
今はそこから脱却したーい。
やること、やりたいことが多すぎる!!
ドイツ語、歌、こっちでの生活のこと。
どれも120%やりたいのに。
自分からしたら、全てあまりにも出来てなさすぎる(笑)
でも客観的に見たら、きっとそれなりにやってる。
よし、少しずつ、バランス良くがんばるぞー。