最近は手書きで大量に文字を書く機会がなく、ただでさえ少ない手書き力がますます衰えてきました。普通中学の頃のノートを見ると子供っぽい字だなあ、と思いそうですが、私は中学の頃の字の方がうまいです。

 ハローワークの端末機で見つけた仕事、条件が合うか聞いてみようと相談カウンターに行きましたら電話をつないでくれ、先方の人事担当者と直接お話しました。なぜか乗り気になって下さり、履歴書を送って欲しいと言われましたが、書けません。書き始めて3日目、もう何枚失敗したかわかりません。
 履歴書には修正液を使ってはいけないというルールがありますから一文字でも失敗したら書き直しです。下手さには目をつぶるとして、字の大きさがそろわない、字間がまちまち、最初の何行かはいいのですが、だんだんおかしくなってきます。
 ハローワークの人には

「先方も期待していらっしゃるみたいですから早めに送って下さいよ」

と言われましたがまともなものが出来上がるのにあと1週間はかかりそうです。
 最近はパソコンで作った履歴書でもいいと聞きますが、私はパソコンの履歴書ではバイトすら採用されたことがありません。あんなに下手なのに不思議ですが、やはりパソコンの履歴書は印象が悪いのでしょうか。

 ワープロ登場以前は字の大きさや空白をそろえることもできたのです。不可能ではないはずです。エーカン片手に(2月26日「エーカン知っていますか」参照)がんばりますが、指先の感覚が変です。マヒした感じです。1行書いては疲れて休みます。
 もういい。もうだめだ。パソコンで作ろう。前に作ったものをちょっと直してプリントアウトし、5分で終了です。これでダメなら縁がなかったのです。少し履歴書を書き慣れておいて、またハローワークで探せばいい、と自分に言い聞かせ、パソコンの履歴書を速達で送ってきたところです。どうなるでしょうか。

 

 

 2月28日の記事。文中の過去記事「エーカン知っていますか」はこのブログでは昨日7月22日の記事です。この数日後、ゲストブックに自閉症のお子さんのお母様から

「うちの子も字の大きさの調節ができません」

というコメントをいただきました。やっぱりそうなのですね。

「もう少し大きく書いて」

と簡単そうに言われることが多く、大変だったのです。

 両親と食事して帰ってきました。先日の質問の意図は聞かれず、アスペルガー症候群の話にはなりませんでした。ゴルフの宮里藍の話題になった時、父がこう言いました。
「やっぱり親が英才教育したからだよな。お前は小さい頃から個性的で、天才じゃないかと思ったけれど、大人になったら何となく社会からはみ出したみたいになった。早くから親が見極めてお前にあった道に進ませてやればよかったな」
お父さんありがとうだけど、親の責任にするには酷な話です。

 障害のことは子供のうちにわかっていればよかったとは思いますが、まだやっと学習障害児という言葉が出始めた時代で早期発見は無理だったでしょう。

 以前いただいたコメントの中に、全ての出来事には意味があるという言葉がありました。恥ずかしながら、私は先月中旬までブログという言葉を知りませんでした。ブログを知る以前に診断名がついていたらこのブログはなかったか、あっても違う形だったかも知れません。だから今年、このタイミングで障害が発覚したことはとても意味があると考えています。

 

 

 2月27日の記事。前日心配した割にはあっけなく終わりました。両親に、生まれてきたことを申し訳なく思う気持ちが生じたというのが、それまでとは大きく変わったと思います。

実家の両親から「明日行く」と電話が。ひええええ。こちらに用事があるついでのようですが、診断が出てから初めて会うので何かいやです。

 まだ両親には何も話していませんが、診断の時に幼少時の情報が必要で、いくつか電話で聞きました。出産時に異常はなかったか、時間はどれくらいかかったか、頭を打って意識不明になったことはないか、いつから言葉を話し始めたか、学校の先生や検診で何か注意されたことはないか、など。
「何でそんなこと聞くの」
「誰かに何か言われたの」
母は今もちょっと怖いです。

 今までと何か変わった訳ではありませんが、このブログに書いてあるようなことを言ったら悲しむだろうな。それとも私と同じように、ほっとする部分もあるでしょうか。明日またこの場で報告を。

 

 

 先ほどのエーカンと同じ2月26日の記事。エーカンを書いた後電話がかかってきたのです。両親は今も知りません。1歳2ヶ月で二語文を話したおしゃべり好きな私を自閉症などと果たして信じるでしょうか。

 最近はたまに電話で話すと

「お前素直になったなあ」

と言われます。父にですが。母はB型で、苦手なタイプです。

 アスペルガー症候群は字が下手、なんだそうです。もちろん私も下手です。
私「書道やペン習字を随分やったんですが全然うまくなりませんでした」
ドクター「そうだろうね」
ぶっきらぼうな返しが救いの神の声です。

 学校生活でもできないことがたくさんありました。塗り絵ははみ出す、ハーモニカ、笛、オルガン等楽器類全てだめ、跳び箱を飛べない、逆上がりができない、水泳の時クロールで泳ごうにもクロールの形にならずもがいているようにしか見えない、などなど。全て、今も変わりません。(運動能力の低さはアスペルガー症候群にほぼ共通の特徴です)
「自分でできないと思いこんでいるだけ」「できると思えばできる」
とよく言われたものです。
 こういうことを克服しようとすることに費やした時間や周囲の苦労、追いつめられる自分自身の気持を考えたら、「どんなに努力してもできないのだ」という事実に早めに気づいて、得意分野を伸ばすことに力を注いだ方がよほど将来に役立った気がします。
 かっこよく泳げなくても楽器ができなくても実生活では困りません。趣味や職業選択の範囲が狭まりますが、不幸ではありません。得意分野を伸ばす機会を失う方が不幸です。

 表題のエーカン、昔よく新聞広告に出ていたので覚えている方も多いと思います。最近見ませんが、もうなくなってしまったのでしょうか。
 器具を使って指の運動をすることで文字を書くための筋肉を鍛え、字がうまくなるというものです。有名ですが、本当なら話がうますぎるせいか、効果に関しては皆さん懐疑的です。
 私は文字にコンプレックスを持っていて、あらゆる努力をしましたが、このエーカンが一番効き目がありました。一定の指先運動をした後文字を書くと、普段の文字より少しきれいになります。(当社比であって、他の人よりうまくなる訳ではありません)
 欠点は、5分で効果が切れるということです。5分運動して文字がもつのが5分。すごい非効率的です。字が汚くなり始めたらまたカシャカシャとエーカンで運動しなければなりません。5分書いては5分エーカンです。
「でも毎日たくさんやれば必要な筋肉がついて、持続時間が伸びるかも知れませんね」
この話をした人はそう言うのですが、もちろん私だってそれを期待しました。しかし2時間やろうが4時間やろうが毎日続けようが、持続時間はいつも5分。ウルトラマンみたいです。ウルトラマンよりましか。その時間でいつも完璧な仕事をするウルトラマンはすごいです。5分では大した文章は書けません。ワープロ、パソコンのある時代でよかったです。
 今も手書きの必要な時は愛用しています。家でならいいですが、外で使えないのが残念です。

 

 

 2月26日の記事。エーカン取り扱い業者の方からコメントをいただいたのが印象的でした

「changeup2003さんの字やトレーニングを見ていないので、なんとも云えませんが、こればかりはモチベーションが続かなければどうにもなりませんね。 」

にちょいムカ。しかも例によって不具合のためコメントが表示されず、先方が何度も同じ物を入れ直したため、いくつも読んでしまう羽目になりました。

 私が文字に対してどれだけがんばって、それでも一生懸命やっていないからだと言われ、悔しい思いをしてきたことか。書道は5歳から始めて高3まで続けました。その他にペン字もやりました。それでもモチベーションがないからできないのだと言われてしまうのが現実です。そろそろ雲行きが怪しい私。それ以来この手のコメントにはナーバスです。

 エーカン自体は今も愛用しており、いいものだと思いますが、ネットで見る限りこれで字がうまくなったという話は見ません。それでも少しでも効き目があったと思えるくらい、私の字が努力では改善しなかったということです。

 今日は派遣会社に紹介された某通信会社との顔合わせです。要するに面接ですが、派遣の事前面接は禁止されているので面接と言ってはいけません。打ち合わせ、顔合わせ、会社見学などと申します。

 自閉症なら面接は苦手と思われそうですが、そうでもありません。面接の受け答えはだいたい決まっているからです。圧迫面接や不意をつく質問も、それはそれで対処法があります。
 私は営業もやったことがありますが、あらゆる状況を想定し準備しておけばちゃんと機転も応用もききます。面接や営業など世界観のはっきりしている場の対話よりも、日常のやり取りの方がずっと大変です。
 いくら不意をつく質問でも、面接で

「小泉首相を指示するか」

と聞かれたら答えられますが、会社で上司に聞かれたら
(仕事と関係あったっけ)
(もしかしたら上司か社長が別な政党を支持しているかも)
(自分が気づいていないだけで何かあったのか)
と余計なことをぐるぐる考えた挙句間抜けなことを口にしそうです。
 面接の受け答えで機転のきくタイプと思われても困るし、日ごろの応答のおかしさから営業や接客ができないと判断されてもまずいし、どうしたものでしょう。

 派遣紹介先との顔合わせでは退職理由や志望動機は聞かれず、自分の担当予定の業務説明と質疑応答のみでした。
 私の関心は研修です(2月18日「派遣会社からの電話」参照)。これは、「基本はOJT」という見事にがっくりな回答でした。採用は1人なので集合研修はしないそうです。きちんと知識はお教えしますから安心して下さい、と優しそうです。OJTでは絶対無理とは思いません。もしかしたら私に合わせて教えてくれる心優しい人がいるかも知れません。B型でなければ何とかなるのでは(2月20日「血液型占い」参照)と思うのですが、怒られた印象が強すぎていつも怒られているような気になっています。

 前の派遣先でなかなか覚えられなかった時、教える順序などの希望を述べると「会社のやり方を批判した、口答えした」とB型上司にひどく叱られ、派遣会社の営業まで飛んできて
「ご意見もあろうかと思いますが仕事の上では素直さも必要ですので」
と注意されてしまいました。ここで何か言ったらまた口答えと言われるだけだと思って「素直に」謝罪しました。また同じことになったらどうしよう。トラウマは続いています。

 ドクターの「興味を持てる仕事」という言葉を第一に考え、辞退することにしました。通信関係という知らない世界に興味を持つには至りませんでした。今日は目をそらさず話すことができてよかったです。

 

 

 2月25日の記事。文中の過去記事「派遣会社からの電話」「血液型占い」はこのブログではそれぞれ7月19日、7月20日です。

 後でもっといい仕事が出てきたので、辞退しておいてよかったです。派遣コーディネーターは

「丁寧に教えてもらえますよ」

というフレーズが好きです。あんた教えてもらったのか、と突っこみたくなります。こういう時、派遣に仕事を教えるということをどういう風に先方が捕らえているかをずごく知りたいです。

「何を聞いても、何回聞いても怒られないか」

と聞く訳にはいきません。

 責任範囲が決まっていてそれ以上はしなくてよい、という仕事か、徹底的に社員と同等に育ててもらえるか、ならわかりやすいのですが、社員と同じ仕事をさせるけど社員ほど情報は与えない、という会社が多い気がします。

 派遣という雇用形態に向いていませんね。それでも派遣という働き方にはメリットがあると思っています。多分おいおい出てきます。