ドクターの質問に
「確定申告自分でできますか。したことありますか」
というのがありました。
「できます」
と答えたら意外そうな顔をされました。
 もっとも今の確定申告は源泉徴収票や領収書、保険など必要な書類を持参して、係員の指示に従ってタッチパネルのパソコンを操作するだけで簡単です。青色申告にすると大変そうですけど。

 今まで障害と気づかなかったくらいですから、日常生活全般に支障はありません。日常生活に支障があって知能が正常な人だったら私以上に周囲に理解されず、自分も周りも混乱させる苦しい人生を送っているでしょうね。
 アスペルガーであれば、相対性理論を理解できても銀行振込ができないことは十分あり得ます。そういう現象を昔の人は「天才とナントカは紙一重」という言葉で表しました。名言です。相対性理論といえば、アインシュタインはアスペルガーだったという説があるそうです。

 算数の計算はできないのに文章題はできる子供に会ったことがあります。その子はLD(学習障害)の傾向がありました。算数が苦手で学校でも塾でも計算練習ばかりさせられてますます算数が嫌いになっていました。
 私はその子と他の何人かの勉強をみる機会がありました。他の子と一緒に文章題の解き方を教えたら、むしろ他の子よりもするすると式を作り、ミスなく答を出すではありませんか。計算の時とえらい様子が違います。
 普通の計算はできないがお金の計算はできるという冗談がありますが、この子には数字と記号だけの式は味気なくわかり辛いものだったのでしょう。算数はそもそも文章題から入りますよね。
「りんごが1個あります。お母さんが2個買ってきました。合わせて何個でしょう」
とか。
 計算の操作だけできて意味のわかっていない子より力はありそうなのに、きっと数字に弱い子だと思われて、自分でもそう思っていて、最初から文章題をやってみようなんて気になったことがないのでしょう。
 その子の塾の先生にそのことを伝えたら
「あの子に文章題は無理です」
とものすごいきっぱりと言われてしまいました。そんなにきっぱり決めつけなくても。その後どうなったでしょうか。文章題はできるんだ、と自信を持ってくれていたらいいな。

 最も標準的な健常者を元にした発達段階というのがありますが、この段階までできなければ次の段階はできないに決まっている、と思われすぎですね。小学校の勉強ができなければ大学の勉強は絶対できないという解釈。障害がなくても、そのせいで能力を発揮できず、本人も自分はここまで、と思っにいる人はいないでしょうか。

 全然確定申告の話ではないですね。確定申告は今日行ってきて無事終了しました。まとまった金額の還付金が戻って参ります。わーい。

 

 

 2月23日の記事。確定申告に行ってきたのでそのことを書こうと思ったのに、書き始めたら全然違う話になってしまいました。そのせいかコメントゼロ。来年は確定申告しなくていいようになっていたいです。

嫌われる女性芸能人第1位さとう珠緒。それまで何とも思っていなかったのに、ランキングに出ると本当だ、感じ悪いわね、と思うようになるから不思議です。(ファンの方ごめんなさい)
 あの声、イントネーション、話し方、動作が見る人の怒りを誘発することは誰しも認めるところです。ここが問題なのですが、話している内容や言いまわしは二次的三次的なもので、人の感情に触れるのは、声、イントネーション、話し方、動作なのです。
 同じことを寸分違わず言っても、小宮悦子が言うと立派でさとう珠緒が言うと何言ってるんだこのヤローです。

 私も自分の障害を知るまではこのことに気づかず、言いまわしが悪いのかと悩みました。話し方教室に通ったり「感じのいい会話術」みたいな本やマナー本をたくさん読み、柔らかい言いまわしをマスターしました。それでもうまくいきません。
 怒らせてしまった人が落ち着いている時に会話を再現して自分の言いまわしのどこがいけなかったのか聞いたら、わからないと言われました。ここまでつき合って下さる方はまれで、通常は聞こうとしてもまた怒らせてしまうだけでした。
「こう言えばいいのよ」

と言いまわしをアドバイスして下さる人もいましたが、私は

「直しても直しても変わらない。あなたに言われたようにしても同じ、これ以上どうしたらいいの」

とその人にあたる始末です。自分のどこが人の神経を逆なでするのかわからず、直そうとすればするほど追いつめられていきました。
 たまに、

「言っていることは間違っていないけどタイミングが悪い」

と今思えば非常に的を射た指摘を受けたこともありました。言いまわしはまだしもタイミングなんてどこを見ればいいのかわかりません。健常者にはタイミングを計って発話するという、私にはない超能力があることを知らなかった頃です。

 私を感じのいい人と言ってくれた人もいました。私の声が好きだと言って下さった人もいました。
 アスペルガー症候群はしゃべり方でわかる、とドクターはおっしゃっていました。テレビで見たアスペルガー症候群の女性のしゃべり方は私にそっくりです。セリフを忠実に書き取ればそんなにおかしいことを言っていないのに、ふてくされたような、何様かというような、少し間の抜けたような聞こえ方です。こういう声の人だと思えば確かに気にならないけれど、何かのはずみで逆鱗に触れてしまうあの声です。テレビの女性の感じの悪い受け答えを聞きながら私は泣きました。

 同じように、私の声、イントネーション、話し方、動作は多くの人たちにサブリミナル効果をもたらし、怒りを誘発します。馬鹿にしている、ふざけている、偉そう、落ち着いて話そうとすればするほど独特な発音の特徴が際立ちます。
 周りの人は一応「こういうしゃべり方の人」と私を認めてくれていますが、何かのはずみに奇妙な発音が相手の感情に触れることがあります。その時その人は発音ではなく、私が話している内容や言いまわしに怒っているのだ、と自分でも思っていらっしゃるようです。

 私の障害には矯正可能なもの(発音、動作等)と矯正不可能なもの(部分から全体を理解する能力、雰囲気を読んで発話のタイミングをはかる能力等)があります。発音や動作を矯正するだけでもかなりコミュニケーション能力は高まると教えられ、ようやく希望が持てました。
 私の年齢からの発音矯正は困難には変わりなく、どこまで治るかわかりません。普通の人と同じレベルにはおそらくなれません。それでも普通に近くなりたいです。切実です。

 このブログを読んで下さっている心優しい健常者の方は、「発音くらいだったら周囲が理解すれば済む話ではないか」と思って下さるかも知れません。実際そうです。方言の強い人や耳の不自由な人の発音に誰も腹を立てたりしないように、理解を得られれば普通に生きていけます。
 障害者扱いして欲しいと言うつもりはありませんが、いっそ障害者というカテゴリーに入った方が理解は得られやすいのかなという気はします。
 理解者が増えることで同じ障害を持つ人が暮らしやすい社会になればと願いますが、中途半端な理解が差別を助長しないかと心配です。今の社会でこいつ自閉症じゃないの、と思われたら普通には生きていけないからです。

 最後になりますが、私の話し方や動作はさとう珠緒とは全然違います。念のため。

 

 

 2月22日の記事。これも繰り返し登場するテーマです。文字で表すにはかなり微妙で、なかなか伝わりません。フレーズの問題でなく、話し方や声が何となく感じ悪い人って現実で何人か思い当たりませんか。

 血液型で人を判断するのはよくないということは最近いろいろ言われていますが血液型占い(あえて占いと呼びます)は本当に私には助かっています。

 誰にでも同じように接してはいけない、同じことを言っても怒る人と喜ぶ人がいる、ということは知識としては知っていますが、どういう人ならよくてどういう人にはよくない、というのをどこで見分ければいいかわかりません。そんな時は血液型が判断基準となります。

 人を4種類の性格に分けられない、人はもっと複雑なものだ、と言われますが、それだと私は日本人1億人に対し、1億通りの対処法を学ばなければなりません。
 血液型を元にすれば4通りで済みます。ほとんどの人は自分の血液型がどう性格付けされているか知っていますから、それが共通言語になります。

 もちろんそれでも対処できず失敗ばかりするからこそ今の私があるわけですが、まず分類した上で、この人はこの部分が違う、と考えた方がはるかにすっきりと整理されます。
 これまで何度か書いたように、私は部分から全体へと理解を広げることができないので、まず人類を理解し、その中の日本人を理解し、その中のA型を理解し、その中の誰々さんを理解する、という順序になります。
 ちなみに私はAB型なので、だから変なんだ、と納得されます。

 A型の人は優しくて忍耐強いです。それだけに本心がわかりません。仲がいいと思っていたのに、陰で私を困ったちゃんと言っていたりしてショックです。
 B型の人は怒りっぽいけれどすぐそのことを忘れる、とどこかにありましたが、私はこれはウソだと思っています。会社の上司であれば、私の奇妙な立ち居ふるまいや話し方になかなか慣れてくれず、年がら年中怒鳴りつけて最低の人事考課をつけて下さいます。そう言えば私をクビにした派遣先の上司もB型でした。
 O型の人が私を一番評価して下さるようです。長所を見ようとしてくれますし、感情が顔に出やすく私にも理解しやすいです。同じAB型はサンプルが少なくてわかりにくいのですが、あきらめが早いので、こんな人と関わるのは時間の無駄、とスーッと距離をおかれます。

 各血液型の皆様、特にB型の人ごめんなさい。上記は私の偏見で、何の科学的根拠もございません。占いです。遊びです。許して下さい。
 そもそも私が変な人なのが悪いので、不幸にして私と出会い、上記のような対応をしてしまった人々には責任はありません。

 (こっそり)血液型による対処法はもっと細かくマニュアル化して欲しいです。一般社会の中で、異なる多くの人々にどう違う対処をしてよいかわからず苦しむ高機能自閉症の救いとなると信じています。偏見を持つためでなく、上手に理解するきっかけにするためです。

 

 

 2月20日のこの記事は結構反響があり、コメント19、トラックバック2というそれまでで最高の成果でした。みんな血液型大好きなんですね。私も大好きです。あくまで占いです、占い。

 診断が出て以来初めて、最初に紹介状を書いてくれたカウンセラーに会いました。
 思えば、「最近記憶力がないんですけど」という、一笑にふされてもおかしくない悩みから軽度発達障害(高機能自閉症、ADHD含む)を疑い、一発で紹介状を書いた凄腕の人だったのです。
 ネットや書籍を見ると、何ヶ月もカウンセリングに通ってやっと病院へという話になったなど、診断に時間がかかったケースが結構あり、私はあらゆる意味でラッキーでした。それともすぐわかるほど変だったのでしょうか。

 カウンセラーにその点を率直に聞いてみました。
「発音や体の動かし方に少し癖があるとは思いましたが、しばらく話せば気にならなくなる程度でした」
多分これまで私に出会った人もそう思って下さったのでしょう。
 私は自分の発話を録音して聞いたのですが、アクセントが変な所に入ります。自分の声を自分で聞いている限りは平板に話しているのに、録音だと時々しゃっくりしているようにピッと高音になり、それがとても素っ頓狂に聞こえます。小学校の時、何か言う度に級友におうむ返しに言葉を真似され笑われるのがどうしてかわからなかったのですが、こんな発音だったのですね。
 録音で聞くと声が違うとは時々聞きますが、アクセントまでこんなにも自分の耳で聞いているものとは違うのでしょうか。

 体の動かし方はまだどこが変なのかわかりませんが、よく挙動不審な感じと言われます。私は他の人と同じように発音し、同じような動きをしたいのです。ドクターに言われたような「普通に見えるふるまい方」訓練をこちらでできないか聞いてみたのですが、大人の発達障害の経験者はここにはいないとどうも逃げ腰。
「お医者さまはここでできなかったらどうするかおっしゃっていましたか」
「お医者さまがいい専門家をご存じならその方にお願いするのが一番ですよね」
ドクターもカウンセラーも厄介な患者を押し付けあっているような気がするのは私のひがみでしょうか。
 ドクターはまず今のカウンセラーに相談してだめならこちらで探すが見つかるかわからない、と言うし、カウンセラーは先にドクターにあたってもらってだめならこちらが何とかしないと、という感じです。

 カウンセラーが相談者を病院に紹介するのはめずらしくないのですが、その場合は病院が後のことをやってくれるのでカウンセラーに戻されることはあまりないようです。
 力になってもらえると思ってきたのに、結局カウンセラーがドクターと直接話すということになり、何の進展もありませんでした。
 わかったのは、子供の発達障害なら支援体制も療法も出来てきつつありますが、大人の発達障害は専門家が少なくとても敬遠されるものだということです。子供ならかわいいけれど大人だとただの変な人ですものね。ひがみっぽいのですけれど。
 次は病院の予約が再来週に入っています。今度こそ進展があることを期待します。

 

 

 2月19日の記事。ブログで表現難しいのであまりネタとして取り上げませんが、動作と発音の矯正を最初は目指していたのです。トレーナーが少なすぎるというのもありますが、その少ない枠に入るには、私が軽症であるというのも大きいのです。

 発音が変といっても、自閉圏では音声コミュニケーションが達者な部類です。フルタイムで働いてもいるし、見る人から見れば何が不満かということです。

 動作と発音の問題は重要なテーマのひとつなので、今後、新作で触れたいと思います。

インターネットサーフィン(死語か?)をしていたら、このブログのアドレスが2ちゃんねるのスレに貼られているのを見つけてビクーリしました(2ちゃん風)。
 なんだかメジャーになった気分です。2ちゃんねるから来て下さった方には役に立ったでしょうか。アスペルガー症候群について知りたければここを見よ、というブログになったらいいな。

 今後もできるだけリアルに、自分の内的世界や日常生活をつづっていきたいけれど、ここを見て私の知り合いが「あいつじゃないか」と思っていたりしないでしょうか。家族構成や簡単な経歴も書いているので似た人はいるかも知れません。
 そう思っている方いらっしゃいましたら聞いて下さい。私はその人ではありません。(ということにしておいて下さい)
「あなたはchargeup2003でしょう」
などと言わないように。

 ただ、これを見て「あの人もそうかも」という人が周りにいたら、優しくしてあげて下さい。



 2月18日の記事。私は何を隠そうブロガーになる前は2ちゃんねらーだったのです。ブログと2ちゃんは似ています。記事がスレ、コメントがレス。

問題の貼り付けは2月15日に行われていますが、この日、更新していないのに訪問者70人は多いなとは思っていたのです。この前後、訪問者は1日50人くらいになっていましたから、驚異的に多かった訳ではありません。

 しかし2ちゃんに貼られていたにしては少なすぎです。当時、早くも今日につながるYahooの不具合問題は浮上しており、1000人くらい損をしたのではないかと妄想する今日この頃です。

 なお、この記事はもう過去ログ倉庫で、見ることはできませんが、「自閉症には必ず知的障害があるのでしょうか」という質問に対する回答に紹介されていました。