一生を左右する決断では、綿密なシミュレーションをしておかなければなりません。受験とか就職とか高い買い物とか。
 就職活動をする時は何社も同時に応募するのが普通ですが、
「複数合格した場合どちらを選ぶべきか」
「今日面接に行った会社でこんな点が引っかかったが、内定が出ても断るべきだろうか」
という類は、1人で考えていてもグルグル回るので、誰かに話しながら考えをまとめたいのですが、話すと
「そんなの受かってから考えろ」
と言われます。
 
 受かってからだと冷静に考えられないし、受かってから人に相談すると、よほどでない限り
「それは入社すべきだ」
という方向になります。これで辛い就職活動を打ち切れるかと思うと、目の前にある幸せにすがりつきたくもなるのです。(どこかで聞いた歌詞)
「どんな会社だって入社してみないとわからないよ」
とも言われますが、入社してから辞めるのはエネルギーが要ります。即日あるいは数日程度では
「もう少し様子を見れば」
と聞いてもらえません。数ヶ月で辞めるより数日で辞める方が傷が浅いのに。しかも惜しんで引き止めている訳ではなく、採用してすぐ辞められると採用担当者や上司の評価に響くから、100%こいつが悪いという言質を引き出して責任逃れをするためのポーズであることが始末に困ります。最後は
「どこへ行ったって通用しない」
と呪いの予言。
 
 今までを振り返っても、入社前にどれだけその後の展開を予測できたか疑問で、後から
「そう言えばあんなこともこんなこともあった。もっとその辺をよく考えればよかった」
というのは脳内こじつけのような気はします。入社してみないとわからない、が一番正しいのですが。
「受かってから考えろ」
というのは
「お前なんか採用される訳ない」
という意味なんでしょうけど、重要な決断ほどいろいろな人に(但し1対1で。大勢にゴチャゴチャ言われると混乱するから)聞いてみたくなります。
 
 
 6月19日の記事。新卒の就職活動の時は手当たりしだいにたくさん受けたし、友達とも情報交換したけど、あまりにも私の悩みに妄想入っているせいか、よく言われました。人に話す時は自分が状況をまとめるために話すので、相手はうんうんと聞いてくれればよかった、のですが。
 私は辞退するとコーヒーをかけられるという噂を信じていたので、ひとつ内定が出たら就職活動をやめてしまいました。バカバカ。
 そろそろ変えた方がいいんではないかなと思い始めておるんですがどんなもんでしょう。
「アスペルガー症候群と診断されました」
というブログタイトルは、ブログを始めたその日の状況を、ブログタイトルを記入する部分に書きこんだだけで、見るからに何も考えずにつけたことがわかります。しかし診断されて1年以上が経つと、もうこのタイトルはないだろうという気にもなります。
 
 突発的に決めたとは言え、それなりにアイデンティティもってやってきましたから、変えるとなると相当の恐怖を伴います。何が怖いのか、自分でもわかっていないのですが、私の想像もしていないような事態が起こるかも知れません。
 同じタイトルのブログが2つあるんだから片方だけ変えればいいんですが、想像もしていなかった事態に陥り、またブログタイトルを戻すという間抜けなことをしてしまったらどうしようかとか、タイトルを戻したとしても2度と変える以前の自分に戻れなくなるのではないかとか、同じところをグルグル回って決断がつかなくて、やっぱりいいやとなってしまいます。
 
 アメブロ版も、最初は軽い気持ちで開設しましたが、あの広いコメント欄が説教族襲撃事件を誘発してしまったのです。それは開設前には想像もしていなかった出来事ですが、起こってしまった以上、なかったことにはできません。良くも悪くも(多分悪い方だ)、あの事件はまだ続いています。
 で、あれに匹敵するような恐怖の大魔王が降ってくるのではないかと、根拠のない被害妄想に見舞われる訳です。
 
 どんなタイトルにするかも頭の痛いところです。自分の好みとしては「○○日記」みたいにはしたくなくて、一瞬の風景を切り取ったようなタイトルにしたいです。すると第1の候補は
「気概が欲しいということです」
面白いけどやっぱりやだ。
70%は魔法でできています
これは成分解析 を考えた人に対する著作権違反でしょうか。オマージュとかでは駄目ですか。
 
 ブログタイトルを変えるというのは、整形手術で顔が変わるとか結婚して姓が変わる、転校や転職をするのと同じくらいい自分のアイデンティティを揺さぶります。言いすぎですか。
 
 
追記:1日限定でブログタイトル変えてみました。どんな感じでしょう。6月18日夜には元に戻します。ちなみに・・・
 
テラ・インコグニタに出会うの75%は宇宙の意思で出来ています
テラ・インコグニタに出会うの14%は苦労で出来ています
テラ・インコグニタに出会うの6%は気の迷いで出来ています
テラ・インコグニタに出会うの5%は濃硫酸で出来ています
 
 
 6月17日の記事。そういう訳で、Yahoo版は現在このタイトルです。名づけ親はちょっちぷんさん。ひきょうなことに、いつでも戻せるように
「ブログタイトル変更中」
とトップに書いております。タイトルを変えてから検索エンジンには嫌われてしまいました。
 マイコは若干の後悔と、あふれる好奇心を抑えながらイズミと共に、先ほどハヤミを追いかけた通りに入った。
 目立つネオン。名刺を頼りに勇気を出して入って行った。
「いらっしゃいませ」
子供のようなウェイターが深々とお辞儀する。
「ご指名ございますか」
「キョウジさん」
マイコは名刺を棒読みした。
「少々お待ち下さい」
ウェイターは奥に引っこんだ。
 
 入り口のところにホストの写真が名前入りでずらっと並んでいる。ハヤミはこの中にいるのだろうか。いかにもプロが照明をあてて取った写真で、よくわからない。
「来てくれてうれしいよ」
名刺の男が現れた。店内の客の数はまばらだった。この時間帯だとこの店ではまだ早いのかも知れない。
「お友達も一緒か。もう1人呼ぼうか」
「私この子の付き添いなので、見ているだけで結構です」
イズミはきっぱり言った。自分だってノリノリだったくせに、とマイコは少々不満だった。
「お金あまりないんですけど」
「ご予算は」
「万まではいかないくらい」
これは追い出されるだろうか。
「いいよ。カウンターでいいかな。但し1時間」
キョウジは2人をカウンター席に案内した。
 
 マイコを挟む形で、イズミとキョウジが座った。通りかかったボックス席では30歳くらいの女性がホストとベタベタくっついている。
「この仕事始めたばっかりでまだ全然指名の客いないんだよね」
「もしかして新卒?」
「そう。今年大学を卒業したばかりで、仕事にあぶれたクチ」
「私たちもこの春卒業したばかりなの」
「じゃあ同級生だ。就職成功したの。優秀なんだね」
カシャ。と後ろで音がした。イズミが携帯で店内の写真を取っていた。
「写真はやめて。プライバシーの問題もあるから」
キョウジは遠慮がちに注意した。
「あら、ごめんなさい」
イズミは携帯を持ち替えた。
「私はメールしているから、遠慮なくおしゃべりしていてね」
と言ってイズミは本当にメールを始めた。
 
 同年齢ということで、主に就職活動の話で盛り上がった。こういう商売の人なんだからと思っても、キョウジの話は面白かった。会社名を聞かれたが、さすがに言えなかった。まだ姿を見ていないが、ハヤミがキョウジの同僚だとしたら、昼間の勤務先も知っているかも知れない。
 店内のBGMが変わった。照明に動きが出てきて、数組のホストと女性客がボックス席から出てフロアに立った。時計は午後9時。
「ダンスの時間だ。踊らない」
キョウジはマイコをフロアに誘った。
「1時間経った。帰ろう」
イズミが声をかけた。
「もう5千円で延長できるよ」
キョウジは営業をしかけてきたが、イズミは
「帰るよ」
を繰り返した。
 
 店内は混み始めていた。マイコが席を立つと、後ろのボックス席にいた女性の前に、ひときわ目立つ青年が立っていた。
「遅いわよ、ナンバー1」
「申し訳ございません」
マイコはその姿に釘づけになった。
(ハヤミさん)
ミツケタ。やっと見つけた。
「ねえ、あの人」
マイコはキョウジの方を向いた。
「うちの裏ナンバー1のしげるさん」
「裏って、入り口の写真の中にはいなかったわよね」
「新規の客は基本取らない人なんだ。指名料高いし予約でいっぱいだからやめておいた方がいいよ」
「行くよ」
イズミが先に出口に向かった。マイコはバッグを取ってその後を追った。
 
 
 上記の料金システムや店内風景は私が適当に考えたので、実態と著しく違っていても指摘しないで下さい。全て妄想です。月1回のはずが隔週になっていてまずい。で、本日の人生の選択。
1 今日のところは帰る
2 延長してハヤミを指名しツケまみれ
3 カウンターの隅で別な男が飲んでいる。その正体は・・・
4 ハヤミの客がミカ
 
 
 6月16日の記事。なげー。隔週になっていてまずい、と書いてありますが、既に平気で毎週書いていました。まずいです。毎日にならないよう気をつけないと。
 冷やしうどん、冷やしそばのおいしい季節になって参りました。私は麺類は温かいのより冷たいのが好きです。フーフー言いながら食べるよりも麺の味がよくわかる気がします。
 コメント欄に、以前はうどん派だったけど最近はそば派だと書きましたが、自分にとってうどんとそばは、白ワインと赤ワインの関係に似ています。
 味は白ワインが好きだけど、赤ワインの方がポリフェノールとか何とか言って健康によさそうなので、3回に1回は赤ワインを飲んでいるうちに、とてもおいしい赤ワインにめぐり会い、赤ワインの方がよくなってしまった、というような。
 それからは白ワイン好きな時期と赤ワイン好きな時期が交互に訪れます。(ワイン投票もしたくなってしまった)ただ、白ワインはどんな種類でも飲めるけど、赤ワインはおいしいものでないとまずいです。(当たり前か)
 うどんとそばも、そばの方がヘルシーイメージですし、おいしいそばはすごくおいしいけど、そこそこならうどんの方がいいかも、みたいなところがあります。
 
 ラーメンよりつけ麺が好きだとコメント欄に書いたこともありました。ラーメンのおいしい店はたくさんありますが、つけ麺のおいしい店は少ないです。初めての店でいきなりつけ麺を頼むのはリスキーです。ラーメンはおいしいがつけ麺はまずいということはあっても、その逆はほぼありません。従って、その店の実力を測るにはまずラーメンからと言えます。
 今回選択肢にそうめんを入れなかったのは、そうめんは夏の麺類としては別格であろうと考えたからです。そうめんと言えば夏、夏と言えばそうめん、そうめんは見ているだけで涼しくなる(これだとオバケみたいだが)、夏の風物です。
 
 最後にスパゲティ。ああ、今はパスタと書かないといけませんでしたね。なぜ選択肢に入れてしまったのでしょう。西洋代表ということで。学生時代は好きだったけど、大人になってからは
「無性にスパゲティが食べたい」
ということはなくなった気がします。カルボナーラにタラコ、キノコも好きでした。イカスミは見た目がグロテスク過ぎて敬遠。味はおいしいのですが。
 
 食べ物の話を書いているとお腹すきます。冷やしそば、次の休みにでも食べにいかなくては。
 
 
 6月15日の記事。Yahooでめん類投票を始めた時の記事です。冷やしそばを食べようと思ったのですが、うどんの方が白くて涼しげなので、ついうどんにしてしまいます。
 シミュレーションさえしていればハプニングにも対処できますから、仕事で頻度の高いハプニングについては型を持っています。業務上生じるハプニングはたいていは予想のつくものです。それに、仕事中にパニクってはいかんとも固く考えています。
 しかしパニクっていないがゆえに怒られることもあります。
「事の重大さがわかっていない」
とか。冷静であることが鼻につくような。
 
 そういう時はびっくりしないといけないのだなと、トラブルがあったらびっくりするように心がけると、今度はびっくりの仕方がおかしいと怒られます。
 人は普通、びっくりする時に、頬に両手をあてて息を飲んだりシェーのポーズを取ったりしないのです。漫画やアニメを参考にしたびっくりは、学生時代までなら面白い人で済んでも、会社によっては20代まではどうにか許されても、30歳過ぎたらきついものがあります。普段、無表情で落ち着いた感じの人なイメージを与えているとなおさら。
「事の重大さがわかっていないと言われたのでびっくりしないといけないと思ったのですがどうびっくりすればいいのでしょうか」
と聞いてさらに怒られます。
 
 まだ非言語コミュニケーションの存在を知らないので、他の人が一見冷静に見えても
「私は今、事の重大さにあわてております」
という信号をどこかから自動発信していることを知りません。
 社会では、ハプニングに落ち着いて対処できるだけでは全然駄目で、適切に怒り、驚き、喜び、悲しみ、びっくりしていることを示す信号を、どこかから発しないといけないのです。
 
追記:消しちゃったけど、喜怒哀楽は自然ににじみでるものです、誠意さえあれば、みたいなコメントがつきました。誰でもこうだ、こうであるはず、そういう「常識」が世界を生きにくくしていることが、もっと重大だ。
 
 
 6月14日の記事。この記事はYahooではめずらしく、複数の否定コメントが入りました。(消したが)否定したくなる要素が多いのでしょう。自分の返信コメントをひとつ、写しておきます。
 小説の感情表現はわかりますよ。小説に限らず漫画でもアニメでも、感情表現を司る文法があり、それを大幅に外すとリアリティがなくなり、誰にとってもわかりにくいものになります。小説等で感情表現に使われる動作を実際に使ってみても駄目だということに気づいたのは診断後です。上のシェーですら、驚きを表す動作としては間違っていないと思っていましたから。感想文の定番で「主人公のように生きていきたい」というのがありますが、主人公というのは行動が過激なので、本気にして真似すると大変なことになります。